Vegas to Reno Race 優勝!

アメリカで行われたベガスtoリノでHRCのリッキーブラベックが優勝。

今年はコロナで各地のレースは殆どが中止で、ラリーも同じように開催されていません。ダカール前哨戦のモロッコラリーも無くなってしまいました。

そんな中で開催されたベガスToリノでダカールの覇者リッキーブラベックが優勝したのは嬉しいです。
開催のギリギリで製作したリッキー専用のシートも活躍してくれたようです。
サポートピットでは当社の製品も多く使われていて嬉しい限り。
スペアのタイヤを運ぶバッグ。ディスクを痛めたり、スプロケで何かを傷つけたりしないように補強が入っています。
工具巻きもしっかりセットされています。

こういう挑発と言うかジョークは好きです。
速くないとできませんけどね。

リッキーブラベックの周りには、今年のダカールのチーフメカニックやバハのレジェンドのジョニーキャンベル、更にはケンドルノーマン ジミールイスとそうそうたるメンバーが裏方で支えています。とても素晴らしいチームだと思います。

ダカールが開催されるのか、まだ不透明ではありますが2連覇に向けて弾みが付けばいいなと思います。

 

 

ダカールラリー優勝 DAKAR2020 WIN!!!! 

2013にダカールラリーに復帰したホンダ。

ダカールラリー総合優勝おめでとうございます。
優勝ライダーのRicky Brabec. そしてライダーを支えたスタッフの皆さん。お疲れ様でした。

復帰参戦が決まった時からシートの開発と製作に関わらせてもらい、8年目にして優勝をものにできました。
長かった。
長かった故に嬉しさもひとしおです。
オリジナルウレタンの開発や、ライダーの好みの変化への対応。
シートを試すためにアフリカのラリーへ自ら参戦、チームに帯同して砂漠でのシート調整、ライダーがシートの微妙な感覚について説明できない言葉を感じるためにラリーと深く関わってきました。
サポートする以上当たり前のことではありますが、試行錯誤の連続でした。

8年間で作ったシートの数なんて数えてはいないけれど、作った数だけの進歩があったと思います。
一流のチームと一流のライダーが勝つためのアイテムとして選ぶものなので、それに応える性能は常に期待以上を狙わなければなりません。
ライダーの”This is KING OF SEAT”という声が聞こえてきそうな写真です。
写真を見る限り、ウレタンの変形、カバーのヨレ、ロゴすべて問題ありません。


ダカール優勝車にノグチシートが付いてるなんて、まるで夢だった話が今ここにあります。
ラリーシートで世界一になりたいと半ば冗談で言っていましたが、歩んできた結果が出たので今日は本当にうれしい日です。


ダカールのシートだけが特別ではありません。
これらを通して得られたノウハウによって作るシートは現在オーダーを受けているシートでも同じ素材、同じ加工を施しています。

ダカールスペックのシートをたくさんの方々にこれからもお届けできればと思います。

HONDA KTM ハスク GASGAS トップチームがレースが終わった後に、お互いの健闘を称えあうこういう写真が好きです。だからラリーはやめられないんです。走るフィールドも重要だけど、何日も戦いを続けた後の達成感や安堵感がたまらなかったりします。
いろんな人がいろんな趣味を持っているけど、僕はこの趣味がまだ当分続きそうです。

 

これからも ノグチシート をよろしくお願いいたします。

代表取締役 野口英一

 

 

 

 

 

CRF450Xのシート

今回紹介するのはCRF450Xのシート
アメリカのデザートレースではまだまだ第一線で活躍しているマシンです。

ジョニーキャンベルレーシングのシートのサポートをして、バハ1000を優勝したのはもう6年も前の話だけど、でもそのおかげでいまだに現地から問い合わせをいただきます。
943103_547282455313780_972933511_n1今回も同じシートが欲しいとアメリカから注文をいただきました。

高さは20mm上げて、ウルトラスエードで張込、シートにチームの刺繍を入れてほしいという事でした。
先ずは刺繍入れてるところから。
YouTube Preview Image

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CRF1000L AfricaTwin in Vegas to Reno  アフリカツインの改造シート

少し前に書いたアフリカツインのシート配達のブログ

アメリカで行われた「Vegas to Reno」 と言う2日間のレースで使われました。
ライダーはジョニーキャンベル、サイクルニュースのRennie Scaysbrookさん。

日本からRIDER誌編集長の三上さん、そしてアフリカツイン開発の一員である今井さん。

バハ1000と同じように途中でライダー交代しながら走ります。

 

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シートの汚れ方を見たところ、やはりフラットにしたシートは正解だったようでです。実際ライダーからも「腰を引いたりしたときに、引っ掛かりがなくとても快適だった」と言う声をいただきました。

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給油、交代地点の風景はまんまバハ1000ですね。

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重量級マシンで無事ゴールおめでとうございます。

なによりライダー全員の顔がレースの楽しさを物語っています。

シート配達して、ほんとよかったと思う写真です。

FACEBOOKのサイクルニュースやJCRのタイムラインでたくさんアフリカツインの写真が流れたおかげで、5件も海外から問い合わせがありました。あのワンピースのシートは買えるのか?シートを高くしたいんだけど。ジョニーと同じのがいい。など、やはり注目度は高いようです。

さて、9/4はRIDE AFRICA TWIN
私も参加します。シート持って行きますので、現地で試乗いただければと思っています。
こちらも楽しみです。

 

 

砂漠でシートを作ってます。その3  HRC Test in the desert with King of seat.


今回のテストはラリーをしているような錯覚を覚えます。
テストは朝早くから始まり。
テストコースの途中で給油したり、ホテルに戻ると整備の時間。この繰り返し。


今日は砂漠の奥深くに入るため、車の空気圧を落とします。


どんどん砂が増えてきました。


大きな砂丘から眺めてみます。


なかなか広い砂丘群です。モンゴルの砂漠やモロッコの砂漠を見てきたけれど、ここの砂丘もなかなか素敵です。
こんなところでライダーを待ち、マシンチェックと感想を聞きます。

シートの評価も様々。できることは限られるけど、なんとかしたい気持ちで常に考えているけれど、

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とにかく暑すぎる!毎日40度!以上。ジリジリと焦げそうです。


暑すぎる時点でゲンナリするので、アイスでも^ ^
砂漠から出てきたところでジョニーと合流し、これをもらった。この地域では一般的な氷菓子だそうです。

今回、ライダーの生の声が聞けたのは本当によかった。どんな状況でそんな意見が出るのか現場に来ないとわからないことはたくさんあるからね。


100%には遠いかもしれないけど、この積み重ねは大事なことだと自分では思っています。

データと言うか、ライダーそれぞれの好みがわかると今後の進め方も少しは楽になるかな。

バレダとメッジには是非2人でポディウムに上がってもらいたいな。

最後にこれ。

20歳の時に初めての海外でオーストラリアに行って、バイクで追いかけながらラリーを観戦してラリーにとりつかれ、その時たまたま本屋で見つけて買ったこの本。

「HRCのNXR開発奮戦記」

当時はラリーマシンを自分で作って走るため、マシンのことやシートのことなどをよく知るため何度も読んだ本です。文中にたくさん出てくる   現適    正しくは現地適合テストだったでしょうか。その現適に27年後の今、自分が参加しているなんて夢にも思っていませんでした。そんな本と、今回のスタッフとライダーのサイン入りシャツと撮った一枚。

今回なんとなくバッグに忍ばせて持ってきました。帰りの飛行機でもう一度読み返そうと思います。

2017ダカール優勝に向けて、シートも今まで以上の仕上がりに持っていきたいと思います。

さて、砂漠でシートを作ってますもこれでおしまいです。読んでいただきありがとうございました。