砂漠でシートを作ってます。その3  HRC Test in the desert with King of seat.


今回のテストはラリーをしているような錯覚を覚えます。
テストは朝早くから始まり。
テストコースの途中で給油したり、ホテルに戻ると整備の時間。この繰り返し。


今日は砂漠の奥深くに入るため、車の空気圧を落とします。


どんどん砂が増えてきました。


大きな砂丘から眺めてみます。


なかなか広い砂丘群です。モンゴルの砂漠やモロッコの砂漠を見てきたけれど、ここの砂丘もなかなか素敵です。
こんなところでライダーを待ち、マシンチェックと感想を聞きます。

シートの評価も様々。できることは限られるけど、なんとかしたい気持ちで常に考えているけれど、

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とにかく暑すぎる!毎日40度!以上。ジリジリと焦げそうです。


暑すぎる時点でゲンナリするので、アイスでも^ ^
砂漠から出てきたところでジョニーと合流し、これをもらった。この地域では一般的な氷菓子だそうです。

今回、ライダーの生の声が聞けたのは本当によかった。どんな状況でそんな意見が出るのか現場に来ないとわからないことはたくさんあるからね。


100%には遠いかもしれないけど、この積み重ねは大事なことだと自分では思っています。

データと言うか、ライダーそれぞれの好みがわかると今後の進め方も少しは楽になるかな。

バレダとメッジには是非2人でポディウムに上がってもらいたいな。

最後にこれ。

20歳の時に初めての海外でオーストラリアに行って、バイクで追いかけながらラリーを観戦してラリーにとりつかれ、その時たまたま本屋で見つけて買ったこの本。

「HRCのNXR開発奮戦記」

当時はラリーマシンを自分で作って走るため、マシンのことやシートのことなどをよく知るため何度も読んだ本です。文中にたくさん出てくる   現適    正しくは現地適合テストだったでしょうか。その現適に27年後の今、自分が参加しているなんて夢にも思っていませんでした。そんな本と、今回のスタッフとライダーのサイン入りシャツと撮った一枚。

今回なんとなくバッグに忍ばせて持ってきました。帰りの飛行機でもう一度読み返そうと思います。

2017ダカール優勝に向けて、シートも今まで以上の仕上がりに持っていきたいと思います。

さて、砂漠でシートを作ってますもこれでおしまいです。読んでいただきありがとうございました。

砂漠でシートを作ってます。   その2 HRC Test in the desert with King of seat.

テストのフィールドを変えてこんなところに来ました。


随分と砂漠らしさが出てきました。


大きな砂丘は遠くに見えます。

この場所。線路が地平線の果てまで真っすぐ。後ろを見ても真っすぐ。この小屋は何だったんだろう。家?駅?売店?この小屋以外に周りに建物はなし。街までは10数キロあります。この小屋以外、360度何にもありません。小屋の壁には銃弾の跡がたっぷり・・

ここで休憩をしてまだ走り出すのですが、こうした休憩時間にシートの評価を聞いたりします。

今回のテストのために様々な仕様のシートを持ち込みました。


ライダーの好みが優先されるシートは単に高さや座面の広さだけではなく、ライダーにとって最も心地よい感触、もしくは、座っていても違和感を感じ無いというか、シートのことを考えずただひたすら走ることに集中できるものが一番と考えています。


例えばライダーが硬いから柔らかくして欲しいと言ったから、そのまま柔らかくすると、柔らかくなった分沈み込みが大きくなるので、今度は低いと言い出す。そういった感じで、要望に対してしっかりした対応をしないと好みに合うシートが作れません。

又は、加速時にしっかりとお尻をホールドして体が遅れないシートであればいいんだけど、そうでない場合、ライダーからは「お尻が滑る」の一言だったりします。滑り止めのカバーに変えるか、少し沈み込みの良いウレタンに変えるか、その場でなければ伝わらない一言が重要だったりします。


とにかく目の前にライダーが居て、走ったすぐに感想が聞けるのはとても良いです。

サスペンションのようにシートのセッティングを変えて、シートの場合は交換したり、ウレタン足したり引いたりですが、ライダーが  いやー、良くなった!これが好き、この感触この高さ!とか言ってくれると本当嬉しい。

とまぁちょっと真面目なこと言ってますが、美味しいもの食べて、楽しくやっています。
やっと食べることができたIN-N-OUTのハンバーガー。
基本のおつまみおにぎりせんべい。


昨日の夜みんなで食べたステーキの付け合わせで、白いピーマンの焼いたやつだと思って一気に丸かじりしたものがハラペーニョだったおかげで、僕のお尻はガンガン照りつける太陽より熱いです。

 

アフリカツインのシート 配達

先日のジョニーキャンベル用のシートの続き。


梱包して


こんなガレージに来て

直接ジョニーに座ってもらってセッティング。

バハ1000のレジェンドが目の前でシートに座って評価するってのはめちゃくちゃ緊張する。


で、うーーん、ここをもう少し丸くとか、微妙な段差をなんとかとか、当たり前だけどシビアな要求が出てきます。

そして、軒先を借りて作業開始。道具は全て持参。


カバーを剥がして、削って、また張って。


とても気さくなジョニーだけど、シートにまたがって感触を確かめる時の目の怖いこと。

ひとまずこれでよかろうとなり、ひとまずホッ。

その後、ジョニーのとーーーっても広い敷地にある家やプールやガレージを見学して、ただただため息漏らしつつ、素敵な1日目を消化です。

さぁ明日から本番です。

 

JNCC最終戦 JCR/HONDA

JNCC最終戦にゲストとしてJCR/HONDAのクリスとメカニックのエリックがやってくると聞いて、久しぶりに国内レースの現場に行ってきました。
IMG_0736レース会場は長野県の爺が岳スキー場。
当日は雨。土砂降りではないけれど、シトシトと一日中降りそうな感じ。
レースのお手伝いも目的だけど、今回の一番の目的はこれ。
IMG_0653IMG_0654エリックに新しい工具巻きをプレゼントすること。いい笑顔してるねーエリック。
IMG_0742IMG_07493年前から使い続けてくれていた初期の工具巻きは、エリック曰く「世界十数か国を回り、GNCC DAKAR などなど様々なレースシーンで使ってきたけれど、1か所だけ裏のコーティングがはがれただけだよ。1か所だけだぜ!破れても縫製がほどけたりもしていない。これはほんとにいい」ってこれ以上ないってくらい褒めてくれた。ソケットのホルダーを入れるにはポケットの幅がもう少し広いといいなというリクエストもあったので、それらを踏まえて新しく作った。
ちなみにこれは言わないとわからないことなんだけど、左の下のポケットにはたくさんドライバーが刺さっています。ドライバーの先っていうのは鋭利ではないにしても尖っています。尖っていれば当然布を破りやすい。しかし、この工具巻きはポケットの底が2重に補強してあるので、少々乱暴に突っ込んでも布が破れることがないのです。

さて、渡すものも渡したのでレースの準備
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これはガソリン補給をするためのタンク。昔はクイックチャージャーなんて言ってたけど、今じゃ聞かないね。ドライブレイクだって。こっちのほうが言いやすいし、響きがいいね。

当初予定にはなかったんだけど、どろどろのレースになることが決定したので泥用ノグチシートを使用することに。そして彼がクリス
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会場にはちらほらとノグチシートがありました。
ユーザーとお話しすることもできました。
IMG_0743IMG_0740700台のエントリーと聞いてびっくりしました。
もう、会場は車の止め場所がないんです。
IMG_0753各クラスの出走台数も多いのでスタートは見ててハラハラします。
IMG_0765レースはもう一人のゲストライダー ジョシュのリードのまま終了。
クリスは2位でした。
この二人のアメリカンライダーの走りは別格でしたね。
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ライダーの走りもさることながら、ライダーを支えるピットのスタッフも一流です。
無駄なく各自作業を素早くこなし、ライダーをレース復帰させます。

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皆さんお疲れさまでした
今回の会場では、お久しぶりから、はじめましてとたくさんの人とお話しすることができました。天気はいまいちでしたが、とても楽しい一日でした。
また会いましょう
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皆さんのおかげで・・・ All over the world

 

先ずはISDEで活躍した井上さんおめでとうございます!
クラブチーム8位!!!世界中から集まったクラブ77チーム中8位ってすげー!くーーーっ かっこいいわ。
アルゼンチンで開催されたISDEにわざわざ手荷物でシート持込み、イタリアのジョリーレーシングでレンタルしたマシンに装着していただきました。
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6日間お疲れ様でした。
グリップ性能を高めたシートカバー、ダカールマシンと同じ素材で改造したシートフォーム。
結果は井上さんのライディングスキルの高さとメンタルの強さがもたらしたものかと思います。
6日間井上さんのお尻を支えたシートの具合がどうだったかを聞くのが楽しみです。

 

次は来週メキシコのバハカリフォルニアで開催されるBAJA1000
今年は半島縦断でしかも距離は2000km!これを、ヨーイドンでライダー交代しつつ一気にゴールを目指すってんだから、ライダーもサポートも大変です。
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397569_723851361039090_7401961167352997271_nZプロジェクトチームの皆さん。
既に現地入りして試走をしておられます。シートのみならず工具巻きもお使いいただいております。
しかし、みなさん楽しそうだなぁ

 

次は2015ダカールラリーに出場するオランダのライダーJasper Riezebos
メモツアーというラリーのサポート運営会社が作ったリアタンクキットをつけて製作されたダカールマシン。
シンプルなつくりです。確かこれは一般の人もレンタルできて、ダカールを走ることができます。
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キャプチャ

このシートには国旗とメモツアーの刺しゅうを入れました。

 

そしてダカールといえばこっちも
10413407_693232284078588_2472246099294906627_nノグチシートはHRCの公式スポンサーとしてシート作らせて貰っています。
契約ライダー5名それぞれのオーダーにあわせたシート。3年目のダカールはどうなるんだろう。
HRCとは別にアルゼンチンのホンダチームもCRF450RALLYで出場です。
全部でCRF450RALLYは10台を越えるのかな。
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バイクだけではなく今年でシートクッションを作らせて貰って10年になるチームランドクルーザー
04333unnamedドライバー、ナビの体型に合わせたシートクッション。
そして、自家製ワッペン^^

アメリカではGNCCやエンデューロクロス、まだまだ紹介したいことが沢山あります。
それはまた次の機会に・・・

世界のあちこちでノグチシートが活躍しているのを見るととても幸せな気分になります。
やりがいのある仕事ができる幸せというのは、何物にも変えがたいです。

夢のある仕事だと私は思っています。

いずれにしても、もっとがんばらなくちゃ!です。