世界一周のシート

彼とは2004にバイク屋さんの紹介で知り合い、その縁で世界一周のシートを作らせてもらいました。
世界一周中にスペインで合流してダカール見物を楽しんだりもしました。

スペインのスペシャルステージで、スタートを待つカミオンを後ろに見ながら飲むビールは贅沢な時間だったなぁ。
既に旅も終えて4年が経過してます。
まだHPが残ってました。
地球ぶるるん旅行
そんな彼が海外に転勤する事になり、バイクを預かる事になりました。
スタート時はこんな感じでした。

約30ケ月。10数万キロを走破したシート。製作から6年経過しました。


ビニールレザーは表面がこすれてテカリが出ています。
紫外線にさらされ続けたビニールレザーは色が飛び、少し硬化もはじまってます。
ステッチの糸は擦り切れています。
しかし、縫製はほつれていません。
クッション性もまだまだ良好です。
今度、カバーをはいで中を確認してみようと思います。
当社で製作したシートがライダーを支えて無事旅を終えて今度は当社がそのシートを検証することで、また新たなアイデアや技術を生みます。
こうした実績の一つ一つがとても大事なことだといつも思っています。

自転車

先日はこれに乗ってお酒の席へ。

これからの季節、自転車が気持ちいいですね。
ヒルクライムやダウンヒルとかはしません。
のんびりゆっくり走るのが自転車の基本です。
頑張るとつらいんですよ自転車って。

社長椅子?

社長と言っても1社員に変わりはなく、毎日机に向かって仕事をしています。
オフィスで使う椅子と言えばこんな椅子が理想かなと思う人もいるでしょう。
私も欲しいです。

座り心地もいいし、蒸れないし、体に合うように各部の調整ができます。
しかし、同じ机に向かう仕事でも、ひたすらパソコンに打ち込む作業や、書く作業、描く作業、ちょっとした工作作業など色々あると思います。
私の場合全部ですね。
全ての作業に合う椅子と言うのないと思っています。
やはり行動に合わせた椅子と言うもは必要ですね。
仕事椅子でもその形状は細分化されますし、リラックス椅子でも同じことが言えると思います。
そんなうんちくを垂れつつ、以前はこんな椅子を使っていました。

スポーツカーのシートを使い、フレームを製作してキャスターを付けました。高さや角度、肘の高さに至るまで自分に合わせて、疲れた時はリクライニングして寝ることもできました。
体に合っていると余分な力が入らず、お尻もムズムズせずとても快適なのですが、快適すぎて眠くなる事が多いんですね。肘があるとついついひじに寄りかかり姿勢も悪くなってしまう。
猫背とよく言われることが多かったのもあり、姿勢を椅子に強制される椅子に変えようと今はこれを使っています。

バランスボールです。
先ず眠くなりません。1年半ほど使っていますが、眠くなることはまずないですね。
電話しながら運動もできます。高さも空気である程度調整できるので机の高さも気になりません。
しかし、問題がひとつ。このままの状態で使用するとお尻が30分ほどで蒸れてきます。
蒸れと言うのは結構不快度が高いので対策を施しました。

ストレッチ素材の生地で包みました。風船なので一旦空気を抜き、縫製品に開けた小さな穴からボールを入れて膨らますとカバーにぴったりフィットします。
生地のみでも蒸れが気になるので、薄い蒸れ防止座布団も仕込んであります。
もっとカラフルにすることも考えたけど、イメージがこれなので黒にしました。

分かりますか?座禅の時に使う「お座部」です。
そうです、座禅を組む時のようにいつも平静で仕事ができるようにと言う意味です。
そうなればいいかなと言う程度ですけどね。
椅子の張りをしていると、こうした物を思いついて直ぐに作れるって言うのがいいですね。
こんなカバーが欲しい。なんて仕事も受付中です。

ジオン公国軍 軽機動車 PVN.3/2 サウロペルタ その3

シートを納めさせていただいてから、その進行状況はブログで観ているだけでした。
製作工程はここで詳しく書かれいます。製作者大橋さんのブログ
シートができるまでのブログはこれです。
その1
その2
(おまけ)うちの職人のブログ
さて、今週末に迫った静岡ホビーショウにきっちり合わせてほぼ完成したようです。


ちなみに元の車はこれです。

やればできる!
を絵にかいたような人です。
すごいです。すごいと一言で片付けられませんが、やはりすごいです。
こうした情熱がもてる仕事や遊びがしたいですね。