シート表皮の素材や縫製の見本。

当社ではこんなカラー見本帳や素材のカットサンプルなど用意しております。
1つのシートにいろんな素材と縫製を施した見本もありますので、当社で打ち合わせをいただく場合は現物を見ながらなので、お客様のシートの完成図がよりリアルに想像することができます。


パイピングにC-01とD-01の組み合わせ。白でロゴペイント

シングルステッチにB-08とB-12の組み合わせ。ガンメタでロゴペイント

右アルカンターラ黒。左エクセーヌ黒。微妙に黒の発色が違います。前のマチがアルカンターラのパンチング。

アルカンターラ黒とビニールレザーの組み合わせ。
実際またがってみていただいて感触を体験していただけます。
その他のサンプルにはR1200GSアドベンチャーでロングツーリングで使用したアルカンターラのサンプルやダカールラリーで実際使用したシートなどがございます。
メールではわかりづらいと言う方にはぜひお越しいただいてサンプルを見て打ち合わせをさせていただけたらと思います。

ジオン公国軍 軽機動車 PVN.3/2 サウロペルタ その2

前回では背もたれの完成まで書きました。
座面の打ち合わせはすんなりと行き、背面のディテールに合わせる形なので時間はかからなかった。
完成に近づきつつある車両が来たくて、座席は納品に伺うことにした。
昼の時間は出かけていることが多いとのことで午後7時過ぎ秘密基地に到着。
おおぉぉぉーー
例の戦車がガレージの前で大砲をこっちに向けています。たぶんすごい防犯効果を生んでいるんでしょう。
近くで見ると小さいながらも凄くきちんと作ってある。やっぱ当時あれだけ話題になっただけのことがあるなと感心しました。

そして、出来上がったシートを抱えてガレージに入り、とりあえずシートは置くだけおいて、まだ未完成ながらもその造作のすごさに感動してスゲースゲーとただ繰り返すばかり。

何度も言いますが、ほんとにすごいです。個人でここまでやっちゃうなんて尊敬します。
本人は実物大のプラモデルです。なんていうけど、ちゃんと動くし、しかも細かいところが模型やイラストに忠実に再現してある。

フロントガラスも倒れる。

機関銃・・発射可能ってことです。


仮に据え付けたシートはいい感じです。
座面と背面の切り返しがガンダムしてます。
椅子だけ目立ってますけど、外装が完成して色が入ればきちんとマッチするはずです。
自画自賛ですが、ノーマルシートでここまで表現できたのでよしとしましょう。
完成が楽しみです。
この車両はここで展示されるそうです。
静岡ホビーショウ
すごく楽しい仕事をさせていただきありがとうございました。
最後にみんなで記念撮影

エクセーヌやアルカンターラでの張替 バイクシート

最近依頼が増えたのがエクセーヌやアルカンターラを使った張替えですね。
雨の心配をされる方も多いですが、確かに表皮に保水はしますが、当社ではウレタンに完全防水加工を施しますので中まで濡れていつまでも水浸しと言うことはありません。
濡れた後は乾いたタオルで水分を取ってあげれば早く乾きます。
気を付けなければならないのは、かなり濡れた状態で2-3日激しく乗り続けると表面が荒れてきたことが実例として1度だけありました。私もアルカンターラを使用していますが一般的なツーリングで問題が出たことはございません。

KTM 1190RC8 Y-03とエクセーヌの組み合わせ。 シート形状も変更してあります。

KTM 1190RC8 B-19とエクセーヌの組み合わせ。こちらもシート形状変更ですね。

BMW R100GS アルカンターラ青とB-17の組合わせ。

KTM950アドベンチャー アルカンターラ黒とB-16のくみあわせ。

YAMAHA WR250F アルカンターラ黒とアルカンターラ青の組み合わせ。

ハーレーダビッドソン スポーツスター XL1200S アルカンターラ黒に赤ステッチでダイヤキルト。
そのソフトな座り心地とビニールレザーに比べて数倍ムレにくく、引き裂き強度も高く耐候性もあります。
本革やバックスキンに比べて耐久性はトータルで数倍上と言えます。
ビニールレザーとは違った高級感もあります。
サンプルが見たいと言う方は当社で実際張り込んだシートを見ていただくか、サンプル希望とご連絡いただければ小片サンプル(無償)もしくは総合カタログ(有償)を送らせていただきます。

ジオン公国軍 軽機動車 PVN.3/2 サウロペルタ その1

今回の記事タイトルになっている「サウロペルタ」と言う物は、機動戦士ガンダムMS IGLOO2重力戦線におけるジオン公国軍の兵器である・・・・・
ガンダム・・ジオン・・・・シャーーーー!・・・
ごめんなさい。ガンダムのことがさっぱりわかりません。
知ったかぶりして何かを語ることもできません。去年お台場に立っていたのをテレビで見たくらいです。
あと、首と片腕のないガンダムが上に向けてライフルを撃っているポスターはおぼろげながら印象に残っています。
その程度です・・・
さて、そのジオン軍の軽機動車の1/1を作っている人たちがいます。
現在突貫工事で進めています。先に紹介したこの人です。
先日の打ち合わせもベース車の三菱 i(アイ)のノーマルシートを持ち込まれて、可能な限りこのシートに近付けたいとのことでした。

ネットで拾った座席の写真。

でも、ノーマルはこんな感じです。
プリティーに丸みを帯びています。
フレームがどのように入っているのかわからないので、とりあえず表皮をはがしてウレタンをカットできるだけカットすることに。

限界ではないが、乗ることを前提とすると最低限のクッションは必要。
フレームから作れば絵と同じにできるけど、今回はノーマルをベースにと言うことなので何とかイメージに近いようにカットしていく。
この時点で2回目の打ち合わせ。

表皮の模様をキルティングにするか、つなぎにするか、ラインをどのように入れるかを関係者と打ち合わせることになった。
この打ち合わせには私はあいにく同席できず翌日製作担当者から報告を聞いたのだけど、翌日一番に出社して事務所に置いてある座席を見たら何か置いてある。




本物の座席じゃないか。本物と言っても、プラモデルか本物なのかアニメの中が本物なのか何が本物なのかよくわからなくなってきた。
とりあえずこれは1/35スケールのモデルだそうです。
どうやらこれで打ち合わせをしたみたいです。
なんか楽しそうな打ち合わせです。
しかし、こうして見ると似てませんね・・・
しかたありません。フレーム構造から違うのですから。
どこまで近づけるかなんです。
前傾していたヘッドレストは反対向きに付けることで、まっすぐな背もたれを表現できそうです。
試作をした背もたれの写真のやり取りで切り返しのラインを入れ直した。

背はこれで行くことになった。

つづく

百々ケ峰

しつこく続けている週末金華山登り。
先日は車を向けたけど小雨がパラパラときた。雨の中を登るのは好きじゃない。でも、このまま家に戻るにはずいぶん山に近寄ってしまっている。
そこで、前から気になっていた滝でも見て帰ろうと思い松尾池へ車を向けた。
パラパラ雨がシトシトと変わってきた。ネットで調べていた情報によると滝までは直ぐと書いてあったので雨具なしで向かうことにした。
こんな感じの道を歩いて

ものの2-3分で滝到着。


萩の滝と言うそうです。小さな滝と大きな滝とセットでそう言うのかな。
見上げるような大瀑布ではないけど、まぁ滝に違いはない。落差5mくらい。滝修業にはちょうどいいかなと滝に打たれる想像しながら、せっかくだからもう少し登ってみるかと林道を歩き続けた。
上がり始めると途中でやめることができません。
雨が降ってるし、頂上までどのくらいかわからないし、何も初めての山でそんなに意地にならなくてもいいのにと自分と会話しながらも結局進む。
この山は百々ガ峰と言って標高は418m。金華山が328mだから90mも高い。
とは言っても険しい道ではなく金華山よりなだらかな階段と林道が続く。
途中からはこの辺一体の管理道路となり舗装されている道路も歩くことになる。少し興ざめ。
途中で老夫婦とすれ違う時に「山頂までどのくらいありますか?」と聞くと「40分かな」との返事。
40分・・・金華山なら往復できる時間じゃないか。
雨もあってその時間にめげそうになるけど、やっぱり来たからには頂上に行くことにする。
まだ封を切っていない余っているお茶を持って行きなさい。と言われ、遠慮するも、いいからいいからと何度も言うのでいただくことにした。
夏の暑い日以外は飲料水は持たずに登ってるので、ポケットに入れたり手に持ちかえたりとせっかくもらったのに邪魔だなぁと思いながら先へと進む。

湧水に桜の花びら。
霧がかかって先が見えにくいが、どうやら40分はおなり大げさな説明だったみたいで20分ほどで山頂に到着。

展望台から金華山がうっすら見えた。
ペースよく登ったおかげで汗をたくさんかき、貰ったお茶は車に着くころには空っぽ。
やっぱり貰っておいてよかったー。

お茶をくれたご夫婦に感謝感謝です。

松尾池の桜もきれいでした。