ラリーと言えばビッグタンク。
主催者のブログに写っていた競技者のタンクが、みなノーマルだった理由がわかった。
参加者はみな中国人。
言葉が通じる自国での遊びだから適当にルート外れてガソリン補給する。
そう、てことはルートもだいたい想像がつくね。
でも、中国人と同じように自分がルートを外れ、ガソリンを補給できる可能性は限りなく低いので、ビッグタンクは付けることにした。
以前は、ファラオのタンクをつけたり、アルミや鉄板で作ったり、切った貼ったでバイクのバランスも何もあったもんじゃない改造が多かった。(個人レベルの話ね)
でも今は選択肢は多くないにしても、手に入りやすく、まぁバランスもいい改造ができるようになった。
てっとり早く 新品買おうかと思っていたら、中古の程度のいい物があるよと、友人経由で話が進み、問い合わせた翌日には、もうバイクに取り付いた。
こんな時の、友人たちのネットワークにほんと感謝するね。
しかし、でかいなぁ。
それ以上に、このでかさに圧倒されてしまうな。
10 km / lと考えたら仕方ないか。
先ずは改造プラン
主催者から取った断片的な情報や、今まで参加してきた人のブログ写真などを眺める。
ノーマルタンク
マップホルダーなし
小排気量多し
GPS は、みんな持っていたりする・・・
ノーマルのままでいいの???
肝心なレギュレーションがない。
あるんだろうけど、良く分からない。
誘ってくれた友人に聞くと
最低限改造が必要な物がわかった。
230km走るタンク容量
マップホルダー
GPS
それらに付随する改造
ダカールで使用している、イリトラックみたいな物も取り付ける。
・・らしいが、どうやって?
背負うの??
とにかく分かっていることから、手をつけていこう
15年ぶり!
「ちょっと面白そうだから一緒にどう?」
「中国のタクラマカン砂漠で、10日くらいで、 5000 kmくらいで、日本人はまだ出た人がいない、でも情報はそのくらいであんまりわからんのよ」
「でも面白そうやん!よく分からないって言うの、ありかと思わん?」
「って言うか、のぐっちゃん!そろそろ走ろうや」
と、言われ
「じゃぁ行くよ」と、電話を切った。
衝動買いのように出場を決めちゃったけど、大丈夫かなぁと不安も出てきた。
だって、 15 年ぶりのラリーだもんな。
もう、後には引けない。
タクラマカンラリー
誘ってくれた本人 も
「よく分からんのやわ」「でも大丈夫!」
って言ってるし、
主催者側との連絡もしていてくれるので、たぶん大丈夫なんでしょう。
一緒に行くメンバーも、10数年来の友人達。
何があっても、笑っていけるでしょう。
走るバイクは、 KTM250EXC-R
先ずはラリーを走られるように、バイクを改造しなきゃ。
ここ最近、ダカールやモンゴルで走る友人たちの姿を見て、何とも言えない悔しさがあったのは事実。
やっぱり自分がその舞台で走れるってのは、嬉しいね。
速い遅いは別にしても、走りきる準備を(イメージトレーニング含め)今までしてきた。
これから更に、具体的な準備に入って いけば 必然的に気持ちも高まって行くしね。
レースは「だいたい」8月末に行われる、と言うことなので時間がない。
スタート地点の ウルムチまで、コンテナ送らなきゃいけないし・・・
そうなると、船積みは7月初旬だ。
ってことは、今月中にバイクは全て出来あがって、シェイクダウンを終えておかねばならない。
電話を切った1時間後に、さっきの友人からメールが入った。
「さぁ!面白くなってきたで!!!」
よし !今から準備だ。
15 年ぶりに出場するラリーに向けての準備を、ブログで紹介していきます。