ウルトラスエードのシートの洗い方

今年はいつになく暑さが続いた夏でした。
あまりに暑くてツーリングに出たけどすぐに帰ってきたり、少しは涼しいかなと山に行ってもやっぱり暑くて殆ど乗らなかったです。

そして長い夏も終わりやっと涼しくなってきました。

ジャケット1枚羽織って出かける心地よい季節になりました。

嬉しくて晴れれば乗っています。

朝ラーも再開です。もうすぐ新米が出てくるので、朝のご飯部も楽しみです。

バイクに乗ればメンテナンスもついてくるのですが、特にウルトラスエードのシートに関してはどうやってメンテナンスすればいいのかと言う質問をよく受けます。
基本的にメンテナンスフリーと考えて良いのですが、極細繊維の集まりであるウルトラスエードは埃や汚れがビニールレザーに比べてつきやすいので、乗車の度とは言いませんが、シーズン初めや終わりなどに洗ってやると良い状態を維持できます。

乗車皺や汚れが付いたシート。

バイクに装着した状態でもかまいません。
こうして水をかけて、洗剤で泡立ててウルトラスエードを洗います。
ブラシなどでも良いのですが、あまり強くブラシでゴシゴシしないほうが良いです。

次に洗剤を良く流します。ノグチシートのシートスポンジには防水コーティング加工が施してあるので、こうして水浸しにしてもシートスポンジに水がしみ込むことはありません。

乾いたウエスで水分を拭き取ります。
水分を拭き取り時に先ずはシート前方から後ろに向かってウエスで拭いてください。そうすると毛足が逆立って起きてくるのが確認できます。
前後にウエスを動かして毛足を立ててやると良いです。
最後にシートの後ろから前へ毛並みをそろえるように拭き上げます。

生乾き状態で、日陰で乾燥するのを待ちます。
日に当てれば早く乾きますが、紫外線で退色が進む可能性があります。
一気に色あせることはありませんが、少しでも長くという事でしたらこの方法が良いです。

バイクもシートも綺麗な状態でツーリングに出かけると余計に楽しくなりますね。

 

 

BMW R100GS ParisDakar ホイール交換

ヤフオクで見つけたこのR100GSパリダカを購入して1年半。
使用には全く問題ないけど、ずっと気になっていたスポークのさび。
リムの歪みも振れもなく、ベアリングのガタもなくそのままでもいいんだけど・・けどなんです。
一般的なスポークの張り替えなら何度かやったことがあるので問題ないのだけど、このバイクのクロススポークは何やら面倒そう。
せっかく張り替えるならリムもこんな感じにブラックにしたい。
最終形態はこんな感じに改造したいなとぼんやり考えるだけでした。

が。ネットで色々見ていたら、ある人のブログに「スポーク張り替えしました。ついでにリムもハブも色を塗りました」と、スポーク張りの難しさなどが綴られていて、やっぱり自分でやってみるかなと準備のために、またその方のブログを見たら「3セット目を組むことにしました。今度のは販売します」と書いてあった。
3セット目!!!趣味でそこまで?業者さんでもなさそうだし、その魅力的な販売価格もあり購入したい旨のメールをしたら、「いいですよ。これから組むので1か月ほど時間がかかります。気長にお待ちください」との返事でした。
さらに「家も近いので引取りに来ていただき、現物見てから購入するかどうか決めて貰って構いません」と連絡が来ました。

1か月後
出来上がった知らせを受けて引取り
おー--綺麗!
傷防止に養生もしっかりされていて、新品のステンレスのスポーク。フラットブラックに塗られたハブ。リムは艶ありでヌルっとしたいい艶をしています。
フロントホイールはベアリングも新品に交換されて、エアバルブは好みもあるだろうからと取り付けはされずに純正の新品が付属されている。
エアバルブはゴムに変えるつもりだったので、その気配りがありがたい。
「塗膜で若干リムの内側が厚くなったせいか、ビードが出にくいのでビードクリームはたっぷりつけて組み込んでください」とのことでした。
早速組付け。リアタイヤは友人がタイヤチェンジャーを持っているのでそれで難なく取り付け。
問題はフロントタイヤ。
手組・・・・
そのうち気にしなくなるだろうけど、やっぱり最初だけは傷をつけずに組みたい。
気休めの傷防止の治具を作って見たり、あれこれ知恵を絞りながら慎重に組付け。
ガリッっていう塗装を削る失敗もなく組付け完了。良かった。
ほうほう。新品のスポークの輝きもいい。
ハブのつや消しとリムのヌルっとした艶がすごくいいです。
いいね。いいぞ。すごくいい。



古いバイクだからアルミ色のままがいいとか、好みは色々だと思いますが、こうして自分のバイクに少しずつ手を入れて行くのは楽しいものです。

 

 

 

BMW R1200GSのシート

 

R1200GSのシート改造をデザイナーのアラカワシンイチロウ様より依頼されました。

このシートを購入されたオーナー様より写真をいただきました。





お客様より

この度は、シンイチロウアラカワさんとのコラボシート納品ありがとうございました。

アドベンチャーバイクのシート加工にあたりシートの生地は非常に悩みました。
野口さんの過去のブログを何度も拝見し、アルカンターラにしましたが
完成したデザインと素材感も含めて満足度が非常に高いです。また、肝となる”ウレタンT-NET”についても、ライディング時の疲労感の低減だけではなく
”  路面から伝わる情報量”も増えた気がします。(これもT-NETの効果??)

今まで以上にライディングを楽しめました。
シート前方部のくびれ加工?による”内ももの圧迫”もなくなり足つき性もよくなりました。
このオンリーワンのシートでGSライフを楽しみます。
ご満足いただけたようで安心しました。
この生地の組み合わせ、切り返しのライン、刺しゅうの位置や色、アラカワ様からの指示書を見ると緊張が走りますが、こうして出来上がってみると勉強になることがたくさんありました。
ありがとうございました。

ロゴ、ネームについて

張替えをする場合、当社のロゴは「プリント」「ウエルダータグ」「織ネーム」の3種類からお選びいただけます。
ロゴ無しにも対応していますので、ロゴを付けたくない場合はその旨をご連絡いただければ付けずに製作します。

一番多いのがこの「ウエルダータグ」の取り付けです。
一番上がスタンダードですが、黒 白もお選びいただけます。

ロゴのプリントは白と黒が選べます。
ダカールラリーのシートも同じ素材でプリントをしています。

次は織ネームです。

織ネームとかタグとかピスネームなどと呼ばれていますが、当社では織ネームと言ってます。
シート本体に縫い付けたり、タンデムベルトに取り付けたりします。

全てのロゴに関しては予告なく変更をする場合があります。

ロゴなどの参考画像はインスタで確認できます。

シート張り替えの参考になれば幸いです。

 

 

 

タイをブラブラとしてきました。

いつもの事なのですが、無性にアジアのストリートフードが食べたくなる時があります。

春には台湾でブラブラしながら海鮮から点心まで色々食べてきました。

今回は タイ。
タイには27年前に一度旅行したのですが、27年も経つと色々変わっているだろうな(というか27年前の記憶がほぼ無い)という事で、タイに早朝着、帰りは深夜発という3日間丸々使って食べて観てきました。
早朝に着いてホテルに荷物を預けてとりあえず向かったのは、ネットで下調べをしていたホテルに近いカオマンガイ屋さん。

いきなりホームラン球の美味さ。なんだこの肉と炊き込みご飯とたれの美味さは!!
しょっぱなから当たりだと嬉しくなってしまい、早く次も食べたくなります。
昔は無かった電車が随分できていて、使い勝手がよさそうなBTSというラインの1日券を買った。
続いては屋台でパッタイ1品だけで勝負しているところに来ました。
これも美味い。
こんな感じで調べて食べる所もあれば、調べたところのお店が見つからずに、偶然見つけたお店で食べたらこれもまたおいしいと、そんなことの繰り返し。
しかし、食べてばかりでは大食いでもないので直ぐに満腹になり食欲もなくなる。
なので、お腹減らすために歩きまくって観光もします。

タイの寺院は見応えありますね。
ツクツクやタンデムのバイクタクシー、水上バス、こうした乗り物も色々試しました。
タクシーを一日チャーターして戦場にかける橋も行ってきました。
27年ぶりに来たここで驚いたのが、その時に食べたレストランがそのままでまだ営業していたこと。
27年前と同じ席に座って、クワイ川と戦場にかける橋を眺めて食事。
まぁ見ての通りです。とー--っても美味しいです。
ストリートとはまた違って、レストランの料理です。
川の風が気持ちよくてビールが進みます。
色々楽しめていい感じです。
落ち着きがない性格で、とにかく朝からじっとしてられないので、こうして観光に行く早朝もホテル近くの裏路地を歩いてると、たまたまこんな風景に出会った。
水上バスとそのバス停。
思ったよりたくさんの人が乗って行くし降りてくる。
トタン屋根が無理やり重なり合った掘っ立て小屋が集まっているところに居りていくとやはりありました。
そう、ごはん屋さんです。ここで食べる人、テイクアウトする人いろいろです。
店主は朝の忙しい時間なのに、すごく丁寧に料理の説明をしてくれた。
おかげでおいしい麵とお粥が食べられました。
別の朝は市場へ

出勤途中にずらっと並んだおかずをビニール袋に入れてお昼のお弁当にする人、その場で選んでご飯にぶっかけて食べる人。
市場で野菜や魚を買っていく人。
僕みたいに観光で来て、これ食べたいと言って食べさせてもらう人でにぎわっています。

ガパオライスも見た目のまま美味そうだし、実際すごく美味い。
作ってるおばちゃんも「辛くないようにも作れるし、めっちゃ辛くもできるけどどうする?」って聞いてくれるからありがたい。
暑いので電車で移動中の車内のクーラーがうれしい。
途中で降りた駅に中華街があるとのことで、その駅で降りてブラブラ。
ふかひれやツバメの巣料理を全面に出していて、まぁそれも食べたいけれど客引きのおねーさんを見ているとなんだか興味も沸かず・・。
そんな中でカニで勝負している小さなお店を発見。テーブル5席の小さなお店だけど、エアコン付きのお店なので快適な食事ができそう。

カニ炒飯にカニワンタン入り カニ肉入り混ぜそば。
食べてる横でおばーさんが、ひたすらカニの足からカニ肉を外していたのが印象的でした。また行きたいお店です。

そして今回どうしても食べたいなと思っていたこれ。
チムチュムという名前の料理
これがなんとホテルの真ん前で夜になると展開される屋台で食べられるというのを発見。しかも地元のお客さんがみんな頼んでるから間違いなさそう。
結局2夜連続で食べました。そのくらい美味しかったです。
こんなところです。ここから歩いて秒でホテルという好立地。
鍋だけでは少し足りなのでサイドにえび炒飯や焼貝を頼んで、汗びっしょりになりなりながら食べます。

あと、驚いたというかやっぱりそうかと思ったのですが、3日で20種類近くの料理を食べたのですが「パクチー」とほぼ出会わず。
何かのたれに少し刻んで入っていたりとかそんなレベル。
先に書いたチムチュムに入れる香草などは色々あるのですが、やはりパクチーは無い。
ここ数年の日本のパクチーブーム?で、タイと言えばパクチーどっさりという印象が強くなってしまっていたようです。もちろんあるところにはあるんでしょうけど、これだけうろついたけど当たらなかったのは、タイ人もそんなにパクチーは重要ではないという事かなと。
それ以外の需要な葉っぱ類はたくさんあることも分かりました。

屋台料理や氷や水飲んで大丈夫?って言われるのですが、まぁ当たる時は当たるでしょうけど、今回の旅行は日本にいる時よりお腹の調子は良かったです。しかも太って帰ってきた。主要な街の綺麗さは日本とそれほど変わらないんじゃないかなと思えるほどでした。これがレースで行っていたなら少しは気を遣うかもしれないですが、川の水とか飲まない限り大丈夫かなと思います。

もう一つ「夏のタイなんて暑いだけ」と言われたんですが、帰ってきた岐阜の現在の温度は39度・・・変わらないです。たしかにタイは暑くて蒸してるけど、その分美味しくて興味があるから耐えられます。

今度はバンコクではなくて違う街をうろつきたいなと思いました。

夏の小旅行はこれでおしまい。

ごちそうさまでした。