R100GSパリダカで夏休みツーリング

 

団体ツーリングが嫌いではないんだけど、普段から思い付きで行動することが多く、バイクで走るにしても思いつくままの走行なので、休憩を取らずに走るとか、道路脇の看板が気になればそっちに向かうとか、そんな落ち着きのない感じで気持ちも走りもふらふらしてるので、誰かと走ると申し訳ない気持ちになってしまうので一人が多いです。

今回の工程はざっくりこんな感じ。
一応目的は3つあって、伊根の舟屋を見る。津山でホルモンうどんを食べる。そして、讃岐うどんをできるだけ食べる。この3つです。

後は通り道で面白いものがあれば見る感じです。
初日は仕事を少し早く抜けて舞鶴まで移動。
2日目の早朝よりツーリング開始。

初めて見たけど、船のガレージ付き家屋かぁ。朝起きて下に降りればすぐに船に乗って漁に出られるなぁと考えつつ、朝の静かな時間に見学できたのもよかったです。
家の中はWi-Fiもあるだろうし最新家電も並んでるんだろうけど、外から見た感じは、ずいぶん前に時が止まったままのようでした。
鳥取砂丘はなんとなく道路から見えた気がしたので立ち寄りはしませんでした。
って言うか、鳥取って始めてきたかも。特に気になるものはないのでそのまま南下です。
お昼のホルモンうどんに間に合うように走ります。
しかし、そのまま主要国道走るのでは面白くないので、地図を見て未舗装路は無理でも山を越える県道を探して津山を目指します。
県道を走るとその地域の生活も少し見れて楽しいです。
そして津山に入り、事前に調べていた有名店へ。
オープン前にも関わらず既に十数人待ち・・・他を探しても面倒だし、待つことに。
ものすごい感動はないけれど、ホルモンは甘くて絡むたれも美味しい。
これで2個目の目的は完了。
そうそう、目的ってほどではなかったけど、うどん県に行くためにしまなみ海道を走ること。
随分前に走ったことはあるんだけど、その時は四国側から渡ったので今回は本州側から。
僕だけかもしれないのですが、同じ道でも走る方向が変わるだけで風景が変わって見えると思ってます。
半島を走るときもそうです。右回りと左回りでは景色の表情が違うと感じます。振り返って見る景色と急に現れる景色では感動も違ってくるんです。
人それぞれだけど、同じ景色も方向かえると新しい感動があったりします。
普段の生活では感動が少ないので、出かけたときに一つでも多くの感動が欲しいという欲張りな考えでなんです。
しまなみ海道走っていて目に入る風景は本当にきれいでした。
夕方の良い時間帯だったってのもあるかな。
ホテルに到着して少しバイクの調整。
エンジンは全く問題なく調子がいい。若干オイルの消費が早いかなと思うけど、足りなくなるレベルではない。
調整はテストもせずに交換してきたシフトペダルのラバーの位置。
どうも動作がしっくりこない。数ミリのことなんだけど高さ調整。
試走して感触が良かったのでこれで調整完了。

最終日。
まぁ一番の目的はこれと言っても過言ではない「うどんの日」
食べられるだけうどんを食べてみようの日です。
グーグルマップにはめぼしいうどん屋さんをピン止めしたけど、しすぎて選べなくなってしまった。
なので、早朝よりうろうろしつつ、開いてるうどん屋さんがあったら入ろうという事前調査もまったく無駄なやり方で食べていきました。
釜あげ 釜玉 かけ 冷ぶっかけ 冷ぶっかけに関しては昨夜の締めのラーメンの代わりに食べたやつです。
うどんも3杯食べたらもう無理です。
どれも美味しかったので幸せです。
実はうどんを二杯食べた時点でお腹パンパンでもう無理ってなり、しかし、時計はまだ8時前だったこともあり、ずいぶん昔に四国をグルっと回るラリーに何度か出た記憶がよみがえり、少し林道を走ってお腹をすかせてみるかなと山へ。
国道から県道へそしてそれらしい脇道へ入ってしばらく行くとこんな未舗装路にあたり、気持ちよくGSを走らせることができました。アドベンチャーバイクはこういう時に良いですね。オンロードでも距離を稼げるし、こうした道も気にせず入っていける。
しばらく遊んで、最後の1杯を食べ帰路へ。

そうそう、最近はテストテストとシートのことを考えながらではないのですが、やはり乗っていればお尻の違和感には敏感にならざるを得ず、今回は1,500km程度のツーリングで思ったのは、結局いつも自画自賛になってしまうのですが、本当にこの感触を味わってもらいたいなということですね。
ダカールスペックの加工を施したシートが、ユーザーにとって私と同じように感じるかは無理があるかもしれませんが、ノグチシートが製作するシートがこれと同じものである以上、自分が納得できているものを提供できているという安心につながります。
要はラリーやツーリングで自分が試して良いと思うものをお客様に提供できてるというだけでいいのです。

もう一つ。
これは偶然でしたが、雨の日は乗りたくないのでずっと雨を避けていましたが、今回はやられました。
しかも、ホルモンうどんを食べている時間だけにゲリラ的に雨がドバーっと来ました。
ウルトラスエードはびしょ濡れです。
手で拭ってもどうしようもないぐらい濡れています。
暑いけど仕方なくカッパのパンツだけ履きました。
それ以降雨は降らず、2時間半くらい経過したところでカッパがあまりにも暑くて脱ぎました。
座面は多少濡れていましたが、それほど気にならないレベル。
ホテルに着くころには座面も乾き、パンツも湿っていません。
これはウレタンの防水加工が施してあることが大きいです。
ウルトラスエードに保水するだけなので、乾きも早いんです。
蒸し暑い曇り空だったので時間がかかったけど、カラッと晴れてきたらウルトラスエードの水気を拭き取れば1時間足らずで乾くと思います。
湿った状態でウルトラスエードに座ると色の移行が少しくらいあるかなと思いましたがこれも皆無。
実験ではいろいろ試していたけど、今回こうして実体験としてウルトラスエードの乾きの早さや色の移行の無さが分かりよかったです。
写真ではウルトラスエードの座面が荒れているように見えますが、走行後に少し湿らせたタオルでシート後部から前に向かって毛並みをそろえるようになでると本来のきれいな座面になります。
この季節は特にビニールレザーだと蒸れが生じますが、ウルトラスエードは休憩なく数時間乗り続けても快適です。

そんな感じで、今回のツーリングは美味しかったし、良いもの見れたし、シートも良かったという事で夏休みの報告を終わります。