Telefonica Dakar Rally 2004

ヨーロッパステージで、バイクで出場した友人その他の選手の、サポートをしました。


日産
菅原義正 日野レンジャー
パリダカオフィシャルサイト

堀田修 ノグチシート レポート

例年になく過酷なレースとなったダカール2004、一日あたり約700km、12時間以上にわたり走り続けました。これだけ長時間にわたりバイクに乗り続ける間、”野口シート”は優しく確りとライダーに接してくれました。ラリーが過酷さを増し、厳しいステージが続くに連れ、”野口シート”の良さ感じる場面が多くなりました。

リエゾン(移動区間)での長時間のシッティング走行では、柔らかくライダーのヒップを包み込んでくれ、疲労を軽減することが出来ました。SS(競技区間)でも、車体を跳ね上げる下からの衝撃を吸収してくれ、シッティング走行を快適にしてくれました。
過去のレースでメーカー純正シートを使用したときは、たった数日間ラリーでもヒップに大きな吹出物が多数発生し、着座時に痛みを感じてました。しかし、”野口シート”では、18日間に渡る長期間のラリーにも関わらず吹出物の発生が非常に少なく着座時に痛みを感じることはありませんでした。
また、懸念していた持病の内痔(イボ痔)ですが、悪化することもなく無事ゴールすることが出来ました。これもまた、”野口シート”のおかげだと思います。

気になった点としては、タイムカードケースのサイズが小さいのと走行中に開いてしまう点です。また、チェックポイントでカードを取り出さずにスタンプを押せるようにして欲しいです。
ガソリン給油時(漏斗でジェリ缶から給油)に、シート後方の一部にガソリンが掛かったためか、その部分で中から何かが溶け出しシート表面に出てきているように見えたことがありました。
シート製作依頼時にUAE参戦を参考にし、シート高さはそのままでOKと依頼したのですが、パリダカでは事情が違い低い方がよかったと思いました。KTM660RALLY大きいので、低めのシートが良いかと思います。

堀田修

田中ユキ ノグチシート レポート

今回、私がリタイアするまでに実際にらいライディングした距離は、約5000㎞でした。その中で、最長の(7日目)1055㎞の日は24時間連続で走行していましたが、お尻が痛いと感じることは一度もありませんでした。
シートの表皮も、寒暖の環境を問わずとてもフィーリングが良かった
し、形状や足つきの面でも660ラリーレプリカとの相性も抜群だったように思います。  

ただ、改良をお願いしたい点があるとすれば、シートではなく、唯一、エンデューロマスターのサイズだと思います。(以下、私的な感想ですが、エンデューロマスターについて感じたことを書かせていただきます。)
 
今回は、アフリカステージに入ってからクリアの部分をくり抜いて使用しましたが、パリダカに限らず、ラリーで使用する際にチェックカードいれとしてしようするならば、もうひとまわり大きいサイズの方が使い勝手が良いのではないかと感じました。
理由はまずひとつはスタンプを押すのにぎりぎりのサイズだということ。(くり抜いてしまうと上下左右にあまり余白ポケットの余裕が残らないのでカードが落ちるのが心配・・・)。そして もうひとつはビバークに到着した時のチェックポイントで、翌日のコマ地図(ロールされたもの)をもらうのですが、それが入らない深さ&幅、だということです。(できれば、ここに入れられた方が、便利だと思いました。)

シートに関しては本当に完成されていて、とくにコメントさせていただくことが見当たらないほど良かった、というのが正直な感想です。また、気がついたことが出てきましたら、ご報告させていただきます。
以上、短い内容ですが、パリダカに関するレポートとさせていただきます。

田中ユキ