YAMAHA  SEROW  セローのシートの隙間

お客様の依頼は

「純正ツーリングシートを購入したが、タンクとの隙間が気になるのと、縫製ラインから水が浸入するので、張替も含めてそれらを直したい」  

という内容でした。

送られてきた写真がこれです。
11確かに隙間があります。
打ち合わせは写真だけなので、できる限りお客様から情報をいただきます。

新品でも隙間がある場合もありますが、経年でシートベースがゆがんだり、ウレタンが変形して隙間ができることは多々あります。カバーを強く張り込みすぎてできる場合もあるため、特にオフロードタイプの場合、隙間がない場合でも張替えや改造をする場合、事前にシート長を調べていただきます。

防水に関しては、当社の場合ウレタンに1mm程度の防水ウレタンでしっかり糊付けするため、縫製から水が浸入してもウレタンに水が浸み込むことはありません。この防水方法だと、ウレタンに腰も出るし、劣化の防止にもなります。

隙間を硬いウレタンで埋めて張替をして完成です。

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お客様からも「隙間も埋まりフィッティングは問題ない」とご連絡をいただきました。

ありがとうございました。

 

ちょっとツーリング Short trip

3連休!

予定がない休日はだいたい会社に出てミシン踏んで試作したり、刺繍で新しいものに挑戦したりと、趣味の領域の工作で楽しんだりしています。
今日も作りたいものがあったけど、天気予報は明日から土砂降りって言ってるし、年中会社が遊び場ってのもいかがなものかと思い、暑い夏は乗らなかったバイクで出かけてみることにした。行先はいつものように未定。

先ずは地元から素早く離れるため高速に乗り、中央道を長野方面へ。
朝ごはんをパーキングで済まそうと、屏風山PAへ。
普通の蕎麦うどんコーナーを想像してたら、今は違うんですね。

「そば処 吉野家」と、牛丼の吉野家がお蕎麦を出していました。もちろん牛丼もあります。さらに吉野家の並びに「はなまるうどん」
小さなフードコートでしたが、人が並んでいたのもうなずけます。
img_2461天たま蕎麦。かき揚げは注文を受けてから揚げてくれました。

お腹が満たされて一息ついてパーキングに掲げてある地図を眺める。
中津川で降りてR19を走り長野方面に行くかなと走り出す。

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R19を走っていると上高地の看板が見えたので、予定を長野方面から上高地、平湯で温泉、高山でごはん、そして帰宅。と言うコースに変更。相変わらず晴れてこないし、寒くて防寒具を一枚重ね着した。

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こんな天気でも、上高地の入り口の沢渡のパーキングは大渋滞。ここでバスやタクシーに乗り換えて上高地に行くんだけど、あまりの人の多さに上高地までは行きませんでした。

道路は渋滞することもなくスムースに流れていました。
13時頃高山市内に入り、今日は何を食べようかと思ったときに、先日バイクシート職人が友人たちとラビットスクーターを連ねて食べに行ったというカレー屋さんにゴー。
そして、注文した牛すじカレーが到着。
フォークでお召し上がりください。と、少し大きめなフォークを出される。
スプーンじゃなくてフォークなんだ。でも、食べてみると、なるほど、ここのカレーはフォークのほうが食べやすい。
img_2467これね。

美味いよ。

「高山 カレー」で検索すればここのカレー屋さんは見つかります。あまり宣伝してほしくないそう・・。駐車場はないです。まぁ、バイクが大量に来て店先に止められたら困っちゃうもんな。
夏の特別メニューと書いた「黒コショウが効いたBLACK BIRD CURRY」ってのも食べてみたいな。

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こんなループで350kmくらいだったかな。毎回のことで、シートの感じは常に気になるんだけど、今回は新素材や新しい加工をしたシートでもなかったので、頭の中はシートの事より山を走りながら次行く砂漠の事なんか考えていました。またラリーに出たくてね。うずうずしてきてます。

とにかく雨にも降られず快適なショートツーリングでした。

 

 

RIDE AFRICA TWIN MEETING ライドアフリカツインに行ってきました。

 

先日、旧浅間サーキットで行われた「RIDE AFRICA TWIN」に参加してきました。

試乗会もあるということから、単純に浅間のコースを新型のアフリカツインで走ることができるという理由で、こっそり一般参加枠で申し込んでいました。

そうは言ってもせっかくなので、当社においてある開発用のアフリカツインのシートを、試乗用に作って持って行こうと作っていました。

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コンセプトは、高くて窮屈ではなく、前後のポジションも取りやすく、且つ足が出しやすく、ストップアンドゴーでもノーマルとさほど変わらない足つき性。を目指してみました。

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要はアンコ盛りするメリットをアピールしつつ、盛ることによる足つきが悪くなるというデメリットをいかに最小限に抑えるかを来場したお客様にまたがってもらって体感してもらえればと思って作りました。
シートの中身は展示してあったCRF450RALLYと同じ仕様でした。これは、100kmくらい試乗できるといいんですけどね。
IMG_2399実際に目の前で跨っていただいたり、走行もしてもらったり、その場で感想や質問をいただけたのは良かったです。なかなか、カスタムシートを体感する機会と言う機会はないのですからね。

 

さて、当日は一般参加のつもりが急遽お手伝い係となり、設営から現場には言うことになりました。前夜は関係者の方や久しぶりな方々と遅くまでおいしいお酒と一緒に尽きない話で盛り上がりました。

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今回のライドアフリカツインでは往年の名車も展示され、その一つに戸井十月さんのアフリカツインもありました。
ノグチシートは南米、ユーラシアと2大陸走破時にお手伝いをしました。南米用に作ったシートをそのままユーラシアで使用し、現在もカメラマンの宮崎さんが使用しておられますが、カバーのヤレ以外シート本体は10年を経過してもさほど問題ない状態でした。
IMG_2411展示パネルは帰り際にいただきました。いやー、これは嬉しいお土産となりました。
早速、会社の一番目立つところに展示しました。

 

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この3台。言うまでもなくの往年のパリダカマシン。カンガルーの革のシート(本にはそう書いてあった)ほんのちょっとだけ、触らせてもらっちゃった。あこがれたマシンを前にして、一番奥にある現行マシンのシートを今作らせてもらっていると言うのはほんと不思議です。

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さらにこれ。浅間のレースで優勝したRC160.4気筒250cc。近くで見ると、鋳肌の荒々しいケースやカバーなど、当時の職人たちの息遣いが聞こえてきそうな迫力でした。

 

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そして、ブースを出されると聞いていたので、ずいぶん前から気になっていたK&Hさんにご挨拶。K&Hさんのシートは何度も見たことや触ったことがあるのですが、今回製作されたアフリカツインのシートがどうなっているのかとても気になっていたんです。
当社とは違い、K&Hさんは自社でウレタン成型されているので、そのシートのクオリティはシートを扱うものとして見ただけでも分かる上質なものです。今回は見ただけでは分からない実車に装着されたシートに触れて見たく設営が終わったころに伺い、上山さんとお話をさせていただきました。今回作られたシートのコンセプトも説明いただき、K&Hシートにも跨らせていただき、一方的な突然の同業者の訪問に快く対応いただきありがとうございました。

 

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試乗するところが思った以上に人気で、スタッフとして終日試乗のお手伝いとなりました。
結局、時間いっぱいまで試乗する人が途切れることはありませんでした。
雨が少し降って路面状況がそれほど良くない状態ではあったんですが、逆にそれがアフリカツインの良さを認識する良い試乗会になったと思います。私も乗らせてもらいましたがDCT MT 共にとても楽しかったです。ヘビー級なイメージですが、走り出せば驚くほど取り回しやすいです。

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参加者のバイクを眺めていると10台近く当社のシートを付けているマシンがありました。一人ずつに挨拶ができませんでしたが、こうしてユーザーの方に出会えるのは嬉しいですね。

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そうそう、前日にはちゃっかりお仕事もさせていただき、私にとってもお手伝いも入れて、二日間充実したイベントでした。
ケータリングサービスのお昼ごはんはとても美味しかったし、関係者のインタビューも面白く、試乗会、走行会、展示車両等、見て、食べて、走って一日中楽しめたイベントではなかったでしょうか。

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今度RIDE AFRICA TWIN2があれば、もう少し試乗用シートを多く持って行きたいと思います。

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参加された皆様、お手伝いいただいたスタッフの皆さまありがとうございました。

 

 

オリジナル座布団 Original ZABUTON

地味にですが、口コミでボチボチ売れているオリジナル座布団。

在庫がなくなって来たので補充。

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座布団と言えども、なかなか手間のかかる工程があり、滑り止めや表面のメッシュ生地は慎重に職人の手で貼られていきます。
全ての材料が一体化していることに、この座布団の意味があります。

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余分な生地をトリミングして、縁巻きテープで仕上げていきます。

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中の構造は低反発ウレタン(当社が選んだ一番ハードなタイプ)と衝撃吸収材T-NETの組み合わせ+α(ナイショ)です。
低反発ウレタンも様々な感触の物が巷に溢れていますが、座布団に使用する低反発ウレタンは硬度、耐久性など多くの実験から一番良かったものを使用しています。

ちなみに、今までの経験からバイクシートには向かない材料としてノグチシートでは使用していません。ずいぶん昔には使用していましたが、バイク用として満足できない部分があったので、現在のT-NETに変わることになりました。この辺りの説明は長くなりますので省略。

低反発だけのクッションであれば量販店などで安価に買えます。
そんなクッションと同じ土俵で商売をするつもりはなく、低反発ウレタンの良さを生かしつつ、低反発ウレタンの弱点を補う座布団がこの野口オリジナル座布団です。

h12低反発ウレタンの弱点とは、一つは温度依存性。暖かくなると極端に柔らかくなり、寒くなると極端に硬くなる。
二つ目はある程度の厚みがあっても、座ることで底つきをしてしまう。
これらを補うために衝撃吸収材T-NETを底部に配置して底つき感をなくすことで、このように直接床に敷いて使っても底つき感は殆どありません。

h24食当たりでどうしようもない時も、オリジナル座布団はそのつらさを緩和してくれます(タブンネ)

昔この座布団の座圧分布表を作ったことがあります。
1これは低反発ウレタンだけで作った座布団。(詳しくは注釈を読んでください)

 

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これは一般的な家具用ウレタンで作った座布団

 

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これがオリジナル座布団の座圧分布表。

3つのグラフを見比べて皆さん同じことを思うと思います。

「グラフの違いがそんなにない」

そうなんです。座ると明らかに違うのですが、グラフにするとそんなに違いが出ないのです。もちろん多少の違いはあるのですが、こうした座布団や快眠ベッドの当社比的なグラフの写真を広告などで見ることがありますが、赤い部分が無くなるとかありえないのです。これは実際の測定方法を見て思いました。逆にその測定方法を用いて、素晴らしい表を作ることは可能ですが、それはインチキなのでやる意味がありません。

何が言いたいのかと言うと、座り心地の良さは製作者の感覚と、数多くの実績からなるものかなと言うことです。

モンゴルラリーのお手伝いを3年ほどした時は、まるでリジットフレームのようなロシアンジープの座席で活躍してくれましたし、ダカールのサポートカーにはなくてはならない座布団になりました。毎日座りっぱなしで絵を描く人のクッションとしても喜んでもらいました。

で、  今回のブログは座布団の宣伝です。

在庫ができましたので、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

ステッチとかオリジナルレザーとか

ダイヤステッチとかタックロールとか、カバーの表面のデコレーションは様々な方法があります。

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こんなダイヤステッチや

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こんなもの。
ステッチをかけるときに挟み込むウレタンの厚みで表情も変わるし、ステッチのミシンの走り方でも表情が変わります。

なので、もっと表情を変えたらどうだろうと実験。
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うーん・・

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普通のミシンでは絶対無理なパターンでやっては見たものの。
みたものの・・ なんかいまいち。当社の縫いの先輩に見せても「なんかすごいけど、シンプルなほうが目が慣れているからいいかな」と、厳しい評価。
刺しゅうミシンでこんなことができることが分かったので、ファイヤーパターンとか、凸凹したキャラクター刺しゅうも行けるかなと。
まぁ実験はやってみないと結果が出ませんからね。
思いついたらやってみる。は、ずっと続きます。

もう一つ

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こっちはなかなかいい感じ。一般的なビニールレザー、少し滑り止め、結構強い滑り止めの3パターン。見た目も革シボ模様や落ち着いたテキスタイル柄。
成分もバイク用に配合してもらい、しかも世界展開しやすいようにRoHs REACH対応 ^^

こっちは現実的になって来たので、早く皆様に届けられるように頑張ります。