Tuareg rallye 2019 Algeria トゥアレグラリーまとめ 

今回は3回目となるトゥアレグラリーを走ってきました。
モロッコ チュニジアと来て、今回の舞台はアルジェリア。
長い内戦から非常事態宣言が解除されてまだ10年も経っていない国だけど、やはり行ってみないと分からないことだらけで、行く前の不安は何だったのだろうというくらい平和なところでした。
アルジェリアを舞台にしたトゥアレグラリーは7日間で1,500km。そのうち砂丘が500kmと言うなかなかハードな物でした。砂漠ではなく砂丘が500kmと言うのは慣れない私にはかなりタフな道だったので、全てを走るプロクラスから途中でランクを下げて走ることにしました。

それでも私にとっては十分すぎるほどの砂遊びが出来たので満足しています。

果てしなくはないけれど、どうかしたらそう見えるほど広い砂丘を目の当たりにして胃が縮む思いをしたり、GPSが示す方向には目標物は無く、ただ地平線に向かってアクセルを開けるだけとか、普段の生活では絶対に出会うことのない風景とクラッシュしないように走る緊張の毎日は、ラリーに来てよかったと思える時間なのです。お世話になったメモツアーの食事。
もう毎日大満足でした。シェフの気さくな性格と気遣いが、おいしさを倍増させてましたね。文句なく美味い!!!
そうそう、今回初めて海外旅行に日本食を持って行きました。空港の待ち時間で友人のお土産を買うついでに手に取ったインスタント味噌汁。これが大正解で、チームのシェフが気を利かせて、3人いた日本人に毎朝焼きめしを作ってくれたんです。その焼き飯と合わせて飲むみそ汁がたまらなくおいしかった。

以下のリンクはKTM950SEで参加していた人のビデオです。
https://www.youtube.com/channel/UCjbdldp5RjykW2NJBPOFvXg
この人とはよくコースで一緒になりました。なので、私の走りもこんな感じだったかな。でもあんなヘビーなバイクで砂丘は入りたくないな。

いつまで続くの?と言う砂丘を越えてきて、やっとゴールチェックで見えた砂丘群に囲まれたラリーのキャンプ地。ここには3日いました。全ての日程でホテルを予約していたんだけど、ここのキャンプから数キロ離れた町のホテルへの移動が大変で、行く手段を交渉したりするのが面倒くさくてツアーの親分に「地べたで寝るから毛布だけ貸してほしい」と頼んだら、テントが一つ空いてるから使ってもいいよと。
しかし、ここの夜はびっくりするほど寒くて、寝袋がない上に服も少なく、ありったけの衣類を体に乗せて寝たり起きたりの夜を過ごしました。まぁテントがなかったら全く寝れなかっただろうから贅沢は言わない。
風も強くて、2日目はあまりの風の強さにチームのテントが飛んで私のテントに落ちてきて危うく大怪我するところでした。朝それを見た親分は「怪我しなかったお前はラッキーガイだ!」ってサムアップしてたけど、いやいや、ピットのテントはちゃんと固定しておいてよ。

毎日明るいうちに帰って来て、砂漠のど真ん中でトレーラーに積んである冷蔵庫からキンキンに冷えたハイネケンを一気に飲む贅沢。砂漠の中で暖かいシャワーを浴びる贅沢。チームメイトと他愛もない話をして美味いご飯を砂漠の中で食べる贅沢。そして夜のうちに整備されたマシンでまた走る贅沢。ほんと贅沢三昧な遊びをしてきたんだなぁとあらためて思い返してます。
今回は日本から伊藤さんと小池さんと私の3人が同じメモツアーで参加しました。伊藤さんは不思議な縁で、今まで3回のアフリカのラリーで一緒なんです。特に日本で打ち合わせをしたわけでもなく、たまたま。なので、今まで伊藤さんと会ったのはアフリカだけ。気が合うのか不思議な縁です。小池さんも初めましてが成田空港でした。やはり日本語を喋る相手がいるのはありがたく、なおかつできる人たちなのでずっと楽しく過ごせました。いろいろ手助けもいただきありがたかったです。

ラリーの何が良いって、一言では言えないんだけど準備からゴールするまでの緊張感やゴールした後の達成感と言うか解放感。
私にとって非日常を体験するための手段はラリーであり、それは大げさですが冒険でもあります。どう走ったかと言うレベルの差こそあるけど、ずっと憧れていたアルジェのサハラ砂漠を走ったという事は人生の大きな糧ですね。
こうして写真を見ていると自分じゃないみたいで、我ながらカッコいいやんってニンマリしてしまいます。
仕事も人生において大事なことだけど、同じように大事なものは私の場合ラリーから得てきたと言っても過言ではないですね。
50歳の良い記念になりました。
さて、今度はどうしようかな。
4/20発売のBIG TANK MAGでも少し書かせていただいております。そちらも併せて読んでいただけるとありがたいです。

HONDA CRF450L

HONDA CRF450Lを購入されたお客様から、ノグチのブログにある450Lと同じ物が欲しいという依頼を受けました。
ざっくりとしたメールの打ち合わせ内容はこんな感じです。
> シート表皮はビニールレザー(グリップレザー)で配色も同じ
> シート側面のロゴプリント、後部のエンブレムも同じでお願い致します。
> 身長170㎝,体重63㎏,

身長が私と15cm違うため、アンコ盛りは10mm程度に抑えて衝撃吸収材T-NETの挿入と、シートの幅形状などは同じにしました。
アンコを盛ってモッタリとした雰囲気になるのは避けたいので、あくまでもシャープに仕上げて欲しいと言うのが一番の要望でした。
当社のアンコ盛りの考え方は、このお客様が言われるような、盛ることでかっこ悪くならないことを基本に考えております。

お客様からの感想です

・・・

80㎞程度ですが試走して来ました。ノーマルシートの板の上に乗った様な感触とは別次元で、期待にテンション上げ上げで走り出しました。
ノーマルシートでは10㎞も走らないうちにお尻が痛くなっておりましたが、さすが野口シート製だと思っておりました。
しかし、20㎞を過ぎる辺りからお尻に少し違和感が…痛いまでにはなりませんでしたので、そのまま走行していると…確かに少しは違和感が有るのですが、不快な程ではなくむしろ快適???その後も走行を続けてましたが、お尻は1度も痛く成らずに80㎞走りきってしまいました。
ノーマルシートでは確実に10㎞辺りからお尻が痛く成りスタンディングで誤魔化しながら走っておりましたので、最初に感じた違和感は変更したシート高や素材によるものだったのでは?と思います。
その後身体がシートに慣れるに従って違和感が消えて快適性を感じたのでは、と思っております。
何れにしても快適性や見た目の向上は、高くなったシート高で悪化した脚つき性を補っても余る程です。

これからは季節も良くなって来ますので、ちょっとした林道ツーリングも快適に行けるのではと、今から楽しみです。

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私自身も同じバイクに乗って、シート改造後の快適さは自信を持っておりますが、体形の違いや乗り方の違いで皆様に同じような感想を持っていただけるのかは常に心配の種ではあります。しかし、打ち合わせを重ねる中でこうして良い結果が出るシートに仕上げることができたのでうれしい限りです。

 

 

DAY7 GOAL!

トゥアレグラリー アルジェリアは無事ゴールしました。
おかげさまで転倒によるダメージもなく、7日間毎日楽しく走れました。
応援いただいた皆様には感謝申し上げます。
チームのオーナー、シェフ、メカニック、チームメイト全て気のいい人たちで全くストレスがありませんでした。
また日本から参加の伊藤さん、小池さんとも楽しい時間が過ごせ、ずっとレースに集中出来ました。
ありがとうございました。

そして、もう一つの目的であった快適なシート製作において何が必要かを考えることについては、予想した以上に多くの収穫がありました。
ラリー参加者の皆さんもシートに不満をたくさん持っていて、不満の内容も様々でした。
今回、嬉しいことに5年前に私がチュニジアを走るために作ったシートが、その後10回もラリーで使用されていたにも関わらず、どこにも問題はありませんでした。
このシートは今回小池さんが使用しました。

また、今回のラリーの現場にノグチシートユーザーが居て、色々と話が聞くことができました。
自分で言うのもなんですが、彼らの話を聞く限り、今のノグチシートの方向性は間違っていなかったと確信しました。
そして、今回ラリーを走った事で新たにシートで試してみたいことや、今まで思い込んでいた事の間違いにも気付いたので、今後のノグチシートはさらに進化出来るのではないかと思います。

ラリーと言う競技を好きになった事は、私の人生を素敵な方へと向かわせてくれました。
鳥肌が立つ景色が見れたり、様々な国の人々と親交が深められたり、トラブルを解決する工夫をした全てが自分の刺激になって、また一歩前に進む力が湧いてくるのです。
色々な条件によってアプローチの仕方は変わるだろうけど、これからもラリーは続けて、世界中に友達とノグチシートユーザーを作りたいと思います。



HONDA 電動モトクロッサー CR ELECTRIC PROTO TYPE

ラリーの途中ですが、本日から始まりました東京モーターサイクルショーでホンダから電動モトクロッサーが発表されました。
このプロトタイプのシートを当社が担当しました。
グラフィックにあわせたメタリックカラーは当社としても初の試みでした。
完成品は本日写真で初めて見ましたが、いい感じで仕上がったと思います。