ご挨拶

初めまして。
前社長の息子です。
父が亡くなってから早いもので、もう5ヶ月以上経ちました。
父が急にいなくなり、どうなるかと心配していましたが、変わらずお付き合いしてくださる皆様のおかげでなんとかなっています。
本当にありがとうございます。
この度自分がこのブログを引継ぎ更新していくことにしました。
自分の近況や野口装美のことについて報告していければいいなと思っています。
これからよろしくお願いします。

話は変わりますが、先日モロッコにて開催された世界戦にてノグチシートを装着したマシンでトーシャ・シャレイナ 選手が3つのステージ優勝、そして総合優勝を果たしました。
ノグチシートの活躍を知ると共に父が築いてきたものの大きさを感じました。

モンスターエナジーホンダHRCの皆さまの益々のご活躍を期待しています。

そしてノグチシートを使ってくださっているライダーの皆さま、今後ともノグチシートをよろしくお願いいたします。

関係者の方からモロッコ戦の時の写真をいただきました。
いつか写真のトップライダーの皆さんにも会ってみたいです。

優勝 トーシャ・シャレイナ選手
3位リッキー・ブラベック選手
4位エイドリアン・ヴァン・ベバレン選手
惜しくもリタイアとなったスカイラー・ハウズ選手

直ったGSでお出かけ。

釜山で食べた翌日は、ツーリングにはこれ以上ない天気だったので修理が完了したGSパリダカでお出かけ。
慣らしというわけではないけど、一応心配ではあるので下道をトコトコ。
特に行先も決めず東農方面に向かいR19。
花桃がとてもきれい。桜も満開。
結局R361に入って高山を目指す。
御嶽山がすごくきれい。
脇道に良さそうな林道が見えたので入ってみる。
林道から眺める御嶽山も良いですね。
新緑の山を走るとなんとなく体が浄化される気分です。
調子に乗ってると、重量車では厳しいガレ場になったりして、汗もかくし、先日やってしまい、すっかり良くなったはずのぎっくり腰もなんだがいやな感じ。
ここは前から気になっていたところ。
6万年前の御岳山の噴火の溶岩で出来た・・まで読んだけど、よく読んでいません。見応えはあります。
昨年行った近くの龍神の滝も良かったけど、ここの滝巡りも良かったです。
家の近くでもまだまだ見て走って楽しい道がたくさんあるので、これからが楽しみです。
GSパリダカの修理はたぶん問題もなく、このまましばらく気にせず乗ってられそうです。
それよりもこのツーリングの翌日からぎっくり腰が再発してしまい、連休はこのツーリングのみで朝ラーもできないわ、さらに遠くへのツーリングもできないという残念なことになっていました。
でもそういう時は、それなりに遊べばいいので、ガレージのアップデート。
ミニコンプレッサーでリフト揚げたり、洗車後の水滴をエアで飛ばしたりしてたんだけど、このコンプレッサーの性能が落ちてきた。30年以上使ってるから仕方がない。
なので、少し大きめでかつ静かなのを注文して設置。
ウレタンは売るほどあるので、内壁にウレタンを張ってさらに吸音効果を上げる。
そして完全に蓋をすると、今までの1/3の音で性能も良い。予備タンクもあるので、ガレージ内にホースを這わせて使い勝手も良くしました。
しかし、この完全密封はエアの吸い込みの抵抗が大きすぎるので、今は少し改良していい感じになりました。
腰が痛くても痛くなくてもじっとしてられないってわけです。

さぁ次の連休まで仕事がんばろー

 

 

釜山をブラブラと

2月の大雨バリーロンボク島ライドから帰ってきてすぐにGWはどうしようかなと考えてる時に観たこれ

もう絶対食べたい!このホタテが食べたい。
調べると名古屋からJIN-AIRと言うのもが飛んでいた。
しかもその時点でチケットが往復¥20,000!
この値段なら押さえておけばいい。ダメになっても諦めがつくしね。
そして行ってきました。
韓国は2回目だけど、初めて行ったのは20年以上前のソウル。
釜山は初めてなので楽しみ。
ホタテともう一つ楽しみにしていたのは、バリで一緒だった友人が教えてくれたテジクッパ。釜山と言えばテジクッパといろんなところに書かれているから、ライフワークの一つとして続けているアジアを食べ歩きに出発。
ホテルから眺める釜山。高層ビルがすごく多い。
名古屋から約1時間なので、外国だけどあまりそんな感じもしない。
しかし、言葉は全く分からず英語も通じない。
読めないから余計にきつい。とは言えなんとかなるので先ずは海に出て貝!
ニンニク味、豆板醤味、マヨ味、チーズが乗ってたりして、これを七輪で焼く。
あー--来てよかった。美味しい。
他にも貝料理がたくさん出てきた。
youtubeで観たところに来て同じものが食べられてほんと幸せ。
次はこれ。
ホテルの裏にあるアワビのお粥専門店。
これね、色があれなんだけどすごく美味しかった。
韓国はお粥頼んでも、キムチやおかずが色々出てきて楽しい。
それをつまみながらビールも進む。
続けざまにたくさんは食べられないので、初日はこんなもんで終了。

食べた後はそれなりに市場や街をぶらぶら歩きます。
歩いてみるだけで楽しいものなんです。こうして出かけると1日25000歩は歩きますね。

翌朝はテジクッパからスタート
テジクッパ屋さんはたくさんあるので間違わないようにと言われていた。
このお店の横もテジクッパ屋さんでした。
豚骨のいい匂いがします。メニューは読めません。写真を見せてこれとこれくださいという。これも食べるか?とおねーさんが腸詰めとか見せてくれるので、はいはい食べます。それもこれもください。と、多めに頼んでしまった。
ここに茹で豚やら腸詰やらが追加されて、すごく美味しかったんだけど、お腹がはちきれそうになってしまった。

地下鉄がちゃんと整備されているので移動が楽でした。
なにより天気が良かったので古い街を散策したり、観光列車に乗ってみたり。
食べること以外は適当にふらふらと決めるだけなので、時間に追われることも無く気ままな時間を楽しめます。
夕ご飯は前夜に見つけたホルモン屋に行ってみました。
店内はいくつかの島になっていて、島一つにおねーさんが一人。
案内されたところに座ると自動的に焼が始まる。
メニューも無ければ価格表も無い。けれど地元に人も多い。
一応グーグルの口コミを見たら「一見はボラレル・・」とか書いてあったけど。
ホルモンが食べたいし、見かけ取りされたとしても知れてるだろうと入店。
ここも行って良かった。ホルモン美味い。
目の前に置かれた野菜をどうしたらいいのか分からないと、身振りで伝えると、おねーさんが黙って葉っぱを取り、肉をタレに絡め、さらに何か香草っぽいものを乗せ、玉ねぎも乗せ、味噌も塗り、そしてそれを丸めて「口を開けろ」と言ったと思うので、あーんってしたらそれを押し込まれた。
あぁホルモンの脂が甘くておいしい。
無愛想な感じなんだけど、変に色々話しかけられるよりこっちの方が良い。
結局お会計もビール飲んで¥3500だったから満足でした。

これなら1泊2日でまた食べに来ても良いかな。
まだまだ食べたいものがあるので、韓国にはまた遊びに行かなきゃ。

 

R100GS-パリダカ またしてもスタッドボルトのトラブル

今から2年ほど前、タペット調整とかスラストの調整とかやっている時に左シリンダーのスタッドボルトがヘリサートごと抜けた。

ヘリサートが抜けたので、そこにヘリサートを入れることができずに考えていたところ友人からエンザートで行けるのではないかと言われて、エンザートの外径の小さいものを入れて2年間はなんともなかったんです。
これがエンザート。

修理後は一度も調整や増し締めなどもせず

「調子がいいうちは触らない」

を鉄則として守ってきました。
しかし、最近音がうるさくなってきたんです。
8000km近く調整もしていないからそのせいだろとヘッドカバーを開けて、先ずは増し締め。

???エンザートを入れたところだけナットが手で回るくらい緩んでいる。
もうこの時点で脇汗が止まりません。
修理した時に怖くてあまり締めることができてませんでした。規定は35n。多分それが原因かなと思って、とりあえず20nまで締めてみた。締まったけど何かおかしい。これ以上締めるとやばそうな気が伝わってくる。

とりあえず締まったことにしてタペットのクリアランスも調整して、土曜日にツーリングに出かけました。
それはもう天気も良いし、気持ちいいツーリングでした。

この日は400km走ったのですが、350km超えたあたりからガチャガチャ言い始めてきた。それもかなり大きなガチャガチャ音。
相当嫌な音だけどバイクは走る。
原因は例の例のボルトやナットが緩んでるとしか考えられない。としたら、緩んだことによってタペットクリアランスが大きくなって大きな音を立てているわけなので、無茶しなければ家まではこのまま帰れるだろうとそのまま走行。
そして、翌朝ヘッドカバー開けたらこの有様。
やっぱり完全に緩んでる。先日締めたばかりなのに・・。
あのいやな感触はやっぱり当たっていました。

すごいなと思ったのは、これ以上はカバーが邪魔をしてナットが落ちないんです。
と、感心している場合じゃなく、スタッドボルトを触るともうすでに抜けてくる気満々。なので、即バラシ。

どうしようもないのでシリンダー・ピストンと外して確認すると抜けるはずのないエンザートが抜けてきました。ここまでばらすのに15分程度と言うのがボクサーエンジンの強みかなと思う。

さぁ困った。
幸い予備のクランクケースは買ってあるんです。
でも、バラシてクランクケース入れ替えてのエンジン載せ替えはとーーーっても面倒なので、なんとかこのまま直せないかと友人と相談。
前回は細い303型M10エンザートを使用したけど、今回は外径14の302型をダメ元で入れてみようという結論に。幸い前回の修理で2種類買ってあったんです。
なぜ前回それを入れなかったのかというと、ボルトの側面の肉厚が薄いためケースにクラックが入るのではと考え怖くて入れられなかったんです。

でも今回はダメでもいいやという事で、下穴13・1mmを狙ってドリルの刃も12・7 12・8 13と数本用意して、精密なドリル操作が必要なのにボール盤ではなくマキタのインパクトであけるという暴挙。
友人のガレージには太いドリルがたくさんあるのでありがたい。
穴を開けては掃除機で切粉を吸う。
下穴をあと0.2mm広げるか0.1広げるかと、フリーハンドでやってるのに真剣に悩む。
そしてエンザート挿入。
結構キツイ。そのきつさが安心に変わるんだけど、きつすぎてもケースが割れる原因にもなるし、最悪の状況を想像すると思い切ってグイグイねじ込めない。
けどやらなきゃいけない。
加工終了。
エンザートの脇の小さな切り欠きからオイルが出てくることも確認できた。
このバイクはこのスタッドボルトを伝ってヘッドにオイルを供給しているので、オイルラインもちゃんと確保しないといけないんです。

朝ばらして夕方組み上がったエンジンは、メカノイズもすごく静かで、これで10年は安心して乗れるようになったかな。超スピード修理だけど、時間かけても結果は同じなのでいいんです。こんな修理を受けてくれるバイク屋さんも無いだろうし。こんなに早く修理できたのは、ガスケット類のストック、エンザートのストック、道具、いろんな条件が完璧に揃っていたからです。
とにかく今のところはこれ以外のバイクに魅力を感じないので直って良かったです。最近発表されたR12G/Sは珍しくちょっといいかもと思いましたが、でもやっぱり100GSですね。
試運転してヘッドカバーをあけたら、ちゃんとオイルも回って来ていたので一安心。
とにかく直って良かった。また旅に出よう。

 

フェリー乗ってツーリング

この季節は、とにかく晴れればバイクに乗って出かけると気分が良いです。
出先で美味しいもの食べたり、初めて見る景色に感動したり。
だいたいソロなのですが、みんなで走るのも嫌いではないです。
ただ思い付きで走ってるので、事前に計画してというのがなかなかできません。
今日も良き先は決めずに、適当に高速に乗り、ぼんやり行き先を考えつつたどり着いたのは伊良湖岬。
そのまま来た道を帰るのも面白くないのでフェリーで鳥羽へ。
で、やっぱりと言うかバイクの固定で思うことがあったので書いてみようかなと。
先ずチケットを買う時に「自動二輪車固縛承諾書」にサインします。
要はフェリーに乗る時にバイクをベルトで固定するけど、まぁ文句言わないでね。って感じです。
今回乗ったフェリーはこんな感じの固定です。
シート外して固定してもらえばよかったなと思ったけど、係員さんに色々言うのもあれなので黙って見ていました。
このベルトの締め具合も人によって食い込み方が違います。
毛布はあるけどこの細いベルトで締め上げると最悪ウレタンが割れます。
極端ですけど、こうしたらシートは終わりです。
せめて毛布がもう一枚あればなぁと思いました。
九州へ行った時のフェリーの固定は理想的でした。
シートではなく、こうしてハンドルやフレームで固定してもらえました。
これだとシートへのダメージはありません。
シート屋なので、ウレタンを殺す締め方が気になって仕方が無いのです。
今度何処かのフェリーに乗る時は、ベルトで締めても問題ないように何か考えて行こうと思います。