フルバケットシートの修理 Full bucket seat repair

ノグチシートは車用シートの張替えも行っています。

一般的なリクライニングシートからレース用フルバケットシートまで可能です。

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このようにウレタンまでボロボロになった物も復元可能です。

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加水分解によってボロボロになったウレタンは補修できません。
なので新品に取り替えます。
777一部再利用する場合もありますが、シェルを除きほぼ新品になります。

座面に使用するウレタンはバイクシート同様、当社オリジナルのウレタンを使用し、衝撃吸収材T-NETなどを使って薄いながらも底つき感をなくします。
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この辺りのノウハウは10年以上サポートするチームランドクルーザーのシートクッションを製作してきたことで多くのデータを持っております。

シート生地はウルトラスエード(アルカンターラ)や車専用ジャージ生地、メッシュ素材などから選ぶことができ、クッションの厚みや硬さ、背もたれのサポートなどもオーダーが可能です。

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当社は自社で刺繍が可能なので、お客様が欲しいオリジナルの刺繍も承ります。

レカロシートのラバーマット(ピレリマット)もおかげさまで多くの方からご注文いただいております。999

シートの修理など分からないことがあればお気軽にお問い合わせください。

 

 

飛燕の復元作業  Restore of ”HIEN”

三式戦闘機「飛燕」の復元が近所にある川崎重工で始まっているのは新聞で知っていたけど、特に気にすることはありませんでした。

13265930_635499403264964_4620328262429317476_n*当時の川崎重工 岐阜工場の様子だそうです。

ある日、取引先の家具屋さんから「こんなもの張れますか?」と、図面を手に打ち合わせに来られた。川崎重工の飛燕復元メンバーの方が、近くで飛燕のヘッドレストを作れるところを探してその家具屋さんに辿り着いたそうです。

話を進めるうちに家具屋さんは外れて、直接当社と川崎重工との打ち合わせが始まりました。

機体の復元は進められているけど、当時の資料が極端に少なく、なかなか手ごわいという話をされていました。当社が受け持つヘッドレストクッションも当時とほぼ同じ材料を使い、忠実に再現するというもので、当時の資料を基に先ずは材料と製作方法の提案をしました。それらをもとに作業仕様書を製作しヘッドレストの完成となりました。小さな部品でこれだけ詳細を詰めるということは、全体の復元にどれだけの苦労があったのだろうと、関係者の努力に頭が下がります。
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ほんの少しのお手伝いでしたが、役得で内覧会に参加させていただき、機体を間近で観させていただき、さらに担当の方から機体やエンジンの詳しい説明をいただきました。

戦争の道具と言うこともあり複雑な心境ですが、それを抜きに見ると当時の技術者の苦労やアイデアがたくさん詰まっている素晴らしい機体でした。

 

 

Support for HRC 5年目のダカール

 

%e7%84%a1%e9%a1%8c2017ダカールのスタートまであと2ヶ月。
2017はモンスターエナジーがスポンサーに付いた。
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111ノグチシートがHRCダカールチームにシートを供給し始めて5年目となる。
さらに、今年は夏にHRCのアメリカテストにも参加することができて、現地でライダーやメカニックとシートの話ができたことは、僕にとってとても勉強になったし、彼らの求めるシートが少しわかった気がした。ファクトリーライダーのシートを作るということはとても光栄なことではあるけど、同時にものすごく緊張する。
img_2239.jpgimg_2112.jpgシートのセッティングは答えがあるような無いような、シチュエーションによって求める性能も変わってくる。距離も日数も長いラリーではそのセッティングに悩むところ。
もちろん最終的にはコレ!と言うものに落ち着くんだけどね。
そこに行きつくまでライダーの要望は最優先ではあるけれど、それとこちらの思惑がかみ合わないとなんとなく気持ち悪い。ダカールを走るライダーをネット観戦しながら、あのシートをこうしたらどうだったろうっていつも考えてしまう。まぁそれが開発と言うことかもしれない。
14725616_1299888300061376_4863027684599819139_nそうは言っても中途半端なものではないのはここで書くまでもないので、その時点で考え得るベストなものを作ってきた。まぁその評価はライダーをはじめ関わる人たちにそのうちされるだろうと思ってます。

さて、当社はシートだけではなく、カバーなども作ってます。
kimg078414657335_1294590513924488_7372620000671911370_nナビゲーションタワーの防水カバー。最近のダカールは「今日も雨かよ!」っていうくらい雨が降ります。基本的にナビゲーション機器は防水仕様だけど、防水のマップホルダーに入っているラリーで一番大事なロールマップは「紙」 わずかな水の侵入でマップが破れては大変なので、こうしてカバーしておきます。洗車時にも使うって言ってたから結構重宝されてるみたい。
100円均一で売ってるシャワーキャップでも同じ効果があるんだけどかっこ悪いからね。

もう一つは車載工具袋

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CRF450RALLYには必要最小限の車載工具が装備されていて、その工具を入れる工具袋も当社製。

img_2326この車載工具袋は、かなり手強いものでした。
このスペースに工具を入れるんだけど、車載したい工具を適当に包んでもこのケースには入らないんです。このケースもただのストレートな箱ではないので、工具袋の中の工具の位置が悪いと引っかかって入らない。工具袋に入れずに簡単な巾着袋に入れれば難なく収まるけれど、それだと一日中工具箱の中でガチャガチャと暴れて、工具同士がぶつかり合って削れ変形し使い物にならなくなってしまう。
今回、それぞれの工具を入れるポケットの位置は指定したけれど、あとはくるっと丸めれば、スッとケースに収納できる。このスッって感触がとても重要で、ギューではいけないのです。工具袋の素材は薄いけれど強耐摩耗性。
たかが工具袋と言えどもかっこよくありたいのでHRCの刺繍入り。
まぁ完成まで何個試作したか忘れてしまったけれど、良い物ができたと思っています。
欲を言えば、収納した状態でレントゲン撮影してみたいな。いい感じで収まっている状態を見てニヤニヤしたい。

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2017ダカールはどんな結果になるだろう。
ガンバレ HRC!

 

 

 

 

工具巻きミニサイズです。 New! ToolRoll “Mini”

おかげさまで、4年前から開発をはじめた工具巻きは、細かな改良を加えつつ、今ではほぼ完成の域に達し、HRCをはじめ多くの海外ラリーチームに採用していただいております。
14462940_866623176770818_7395921770821478042_nこの前のモロッコラリーでもフランスのノマドレーシングのピットではこんな感じでした。
現場でこれを見たイタリアやドイツのチームからオーダーをいただきました。

しかし、この大きな工具巻きはロングディスタンスのラリーでは有効でも、日本国内のエンデューロなどでは大きすぎるという声もありました。実際国内での販売はまだ10個に満たない状態です。もの作りをする以上、やはり作った物は販売したいので、ひょっとすると売れるかもと言う下心をもって、今の半分のサイズ ToolRoll ”Mini”  工具巻きの「ミニサイズ」を作ってみました。ミニと言ってもまぁまぁ大きいですけどね。

スタンダードサイズを使ってくれていた海外に住むメカニックの友人が「日々のメンテに大は少し大きいですね」「半分のサイズで作ってくれないですか?」と言うことで試作品を作り送りました。
「このミニサイズでも、ほぼ持ちたい工具が入るので、普段使いならこっちが良いかもしれない」と言うことをフェイスブックに載せたら、国内でワークスマシンを扱うメカニックからも「僕も興味があるので一度試作品を見せてほしい」と、普段使いのガチャガチャと箱に入れてある状態の工具をお持ちいただきました。
img_2648携帯用の工具はフルサイズな物が少なく、タイヤレバーもショートタイプでした。そうなると試作品の右端のポケットが深すぎて取り出しにくくなってしまいます。
お持ちいただいた工具を入れてみると、これが結構余裕がありもう少し工具の量も増やせそうです。小物入れを3つに増やしたのも良かったようです。
色々と相談した結果出来上がったものがこれです。
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スタンダードと比べてみると

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試しに思いつく工具を並べて見ました。
img_2708これを収納します。
img_27043つのポケットはまだ余裕があるので、テスターなども入ります。
右端には350mmのモンキーが入る余裕もまだあります。
工具を入れる、一つ一つのポケット幅も広く取ってあるので、汎用性は高いと思います。
Tレンチも普通サイズが入りますし、ディープソケットをホルダーに付けて入れられるポケット幅を確保しています。
基本的に普段使っている工具を遠征時に、この工具巻きミニに移して持っていけることを考えて作りました。
img_2706たたむと、幅はスタンダードと変わらないですがボリュームは半分です。
1-20ちなみにこちらがスタンダードサイズに25kg分の工具を収納し、たたんだ状態です。厚みの違いは写真からでもわかると思います。

スチールやプラスチックの工具箱だと、どうしても置き場所に困る時があると思います。このサイズであれば、トランポの中に積み込むときもかさばらずに場所を選びません。

使うときもキャンプテーブルがあれば、瞬時に工具巻きを広げて、使いたい工具にアクセスできます。撤収も早く済むし、工具が全て見えるので、足りない物などもわかりやすく紛失の心配も減ると思います。

工具を入れるポケットの両側には「工具のこぼれ防止フラップ」が付いているので、移動中に工具が落下して紛失することもありません。

商品名: 工具巻きミニサイズ  ToolRoll “Mini”

1個/¥19,000(税、送料別)
オリジナルのロゴプリント可能なのでお気軽に問い合わせください。
既に注文をいただき、初期ロットは少しだけ在庫が残っています。

皆様からのご注文お待ちしております。

問い合わせ先 0575-28-2057  08:00-17:00

足つき性とアンコ盛り Low or High seat?

 

足つきで悩んでる人に「アンコ盛りをして足つきを良くしましょう」と言うお話です。

バイクシートで言うアンコはウレタンの事を指しますが、アンコという名前が一般化してしまっているので、なかなかカッコいい新しい言葉ができません。ローダウンとかハイシート化とか言うこともあるけど、圧倒的にアンコ抜きとアンコ盛りですね。カッコよくないけど、この言い方は分かりやすいので、当分はアンコ抜きとアンコ盛りという言葉を使っていきます。

足つき性を良くしたいからあんこ抜きをする。当然の話で低くなれば足が届くから、プロに任せなくても強引にウレタンをむしって低くされる方もいます。

しかし、アンコ抜きをすると当然クッション性は落ちますし、下手なあんこ抜きをすると低くなったにもかかわらず足つき性が向上しないってこともあります。

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すごく乱暴な絵ですが、左の絵のように四角のシートのまま低くすると高さは低くなりますが、脚の広がりは変わらずに地面が近づくために、よりがに股になってしまい違和感を感じることになります。

右の図だと高さはそのままにシートを細くした場合の足の角度を示します。
脚が削る前より真っすぐ下におろせるために、高さは変わらないのに脚が出しやすく(おろしやすく)なり足つきが良くなった感じがします。

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このシートは右がメーカー標準シートで、左がメーカー純正のローシートです。
高さは着座位置で30mm低いですが、幅が標準より広くなっています。
これだと、せっかく低くなったのに脚が開いてしまい低くなった分の体感が得られにくいです。さらに標準より30mmクッション性が落ちているので乗り心地も期待できません。

実際、このシートで標準シートの着座部はそのままに前部分を30mmほど狭くしたものにまたがってもらうと「ローシートよりも足が出しやすく、更に足つき性が上がった(そう感じた。停車時の安心感が上がった)」という評価を何人かのお客様から頂きました。

では、ロードバイクのようにシートの厚みは薄いけど足つき性を上げたい場合はどうしたらいいのだろうという質問も多くいただきます。

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しかし、絵が下手でごめんなさい。薄いシートの話を始めてるのに絵は厚いシートで更にごめんなさい。

薄いシートの場合、サイドも削れずもちろんウレタンを薄くすることもできない場合があります。
ここで強引にウレタンを薄くすると、シートカウルの幅目いっぱいに脚が広がってしまう場合があります。そうなると、低くなっているのに脚の自由度が下がって停車時の足つきに違和感が出ます。
なので、ロードバイク(もしくはそういった形状に近いオフロードバイク)の場合、着座部分の幅は割と広く取ってあるので、アンコを若干盛り、座面幅をノーマルより狭くすることで「高くしたのに足つき性が良くなった(そう感じる)」となる場合もあります。

アンコ抜きによる乗り心地の悪さを解消するために衝撃吸収材T-NETの挿入をお勧めしてはいますが、衝撃吸収材T-NETが挿入できないほど削って、足つき性もよくならず乗り心地も悪くなる最悪の事態を避けるために、【足つき性の向上のためのアンコ盛り】を勧める場合もあるという話でした。足つき性も上がってクッション性も上がればより快適になりますからね。

もちろんこれは一例なので、すべてのお客様に当てはまる手法ではありませんが、やみくもにアンコを薄くするだけではなく、トータルでの快適さ求めるためにいろいろ考えた結果をお知らせしているにすぎません。

足つきで悩んでいるお客様すべてに満足な提案ができないかもしれませんが、現状抱えている問題があればご相談ください。

【TEL】0575-28-2057      08:00-17:00

【email】 bike@a-seat.jp