CRF450Lのラリーマシン化

2019にCRF450Lを購入してから6年経ちました。
ロングツーリング無しで裏山を走る程度で、7000kmまで距離を伸ばしましたってことは、わりとたくさん林道で遊んでるなという事です。
最近TE250iと言うとても軽い2stのバイクを購入して、少々重い450Lは乗る機会が減ってきて、売ろうかなと言う感じになったのですが、結局声はかかるものの売れずにいました。
売れないならもうしばらくこれで遊ぼうと眺めている時に、ガレージに転がっていたマップホルダーやトリップメーターをつけて、ラリーマシンっぽく改造してテンションをあげようと作業開始。
タンクはIMSのビッグタンクが装着済みだし、シートはもちろんダカールスペック。これで艤装すればライトなラリーマシンに仕上がるはず。
作業始めてからマップホルダーは何の問題もなくポン付けできたし、距離計のセンサー取り付けも問題なく加工できた。わりとあっけなく形になった。
あとは電源をどうするか。
昔は適当にホーンやヘッドライトから引っ張ってきたけど、なんかそれも嫌だなとサービスマニュアルの配線図を見てたら、見つけた。
アクセサリのカプラーがメクラ栓でどこかに設置してある。
新しいバイクはこうした電源取り出し用の回路が最初から入ってるんだなぁ。
そんな話をソノララリー中のメカさんにしてたらこんな写真が帰ってきた。
まさにここに差し込むコネクターキット売ってる!
さらに調べると
アマゾンで直ぐに届くこんなものが見つかったので早速注文。
カプラーの場所も丁寧に写真がネットから引っ張ってきてもらいました。
そして、部品が届き配線したら完成。
キーオンですべてが問題なく作動する。配線も簡単にできているので、トラブルが出てもすぐに対応できる。
レーサーレプリカじゃないけれど、マップホルダーが付くだけでラリーマシンになるし、この形のバイクが昔から好きなんです。
ラリーと言えばビッグタンクにマップなんです。

ブレーキのラインをもう少し考えなきゃと思うけど、裏山の林道走る程度なのでこのままでも良いかな。
いいねぇかっこいいわ。電動マップを意味なく巻いて見たり、トリップメーターを意味なく補正したり、まぁそれはそれで雰囲気が出ます。

まだしばらく乗ろうと思います。

 

ソノララリー優勝

メキシコのソノラ砂漠で開催されたソノララリーでホンダのラリーマシンの市販車「CRF450RX RALLY」が優勝。


ライダーはプレストン・キャンベル。もう、あのジョニー・キャンベルの息子という言い方は失礼かな。しかし、この親にしてこの子ありって感じですごいです。
トップを走るライダー達がペナルティーを毎日受けているのに対して、プレストンはノーペナルティ。初ラリーでこの走りは凄いです。
プレストンをサポートするのはこのお二人。

バハ1000優勝者のケンドル・ノーマンと、HRCのスーパーメカ花輪さん。
どちらもレースのエキスパートです。



この二人にサポートされたプレストンは恵まれているし、それに応えた走りをしたという事で今後が楽しみです。

毎日現地からレポートをいただくのですが、10割がこんな写真です。
さすがメキシコ。美味そう。
こんな写真はついに来ませんでした。というか、こういった写真はオフィシャルサイトで見れば済む話ですし。
ちなみにサポートする先輩からのアドバイスは「ペナルティーを受けないこと」だったそうです。たぶんレース運びだとか細かなことを初ラリーのライダーにいうより確実に走れってことですね。結果優勝となるというのが、このサポートの二人の凄い所だと思います。

優勝おめでとうございました。

 

2025 CRF250RALLY

CRF250RALLYのカラーが変わりましたね。
デカールもダカールマシンと同じで、シートの色もブルーになりました。


モンスターのデカールとスポンサーロゴやゼッケン貼ったら、かなりワークスの雰囲気を出せますね。
当社の職人もCRF250RALLYに乗っていて、シートはブルーに変えています。

シートは本物のダカールスペックにしてみてはいかがでしょうか。
ラリーだけではなく、CRF250Lも青いシートで気分が変わるかと思います。
そんなコマーシャルでした。

ご注文お待ちしています。

 

スツール色々

先日、座面の籐が破れた秋田木工の剣持スツール№202-Rを手に入れました。
こうなると張替しか修理方法がないし、籐の張替えは少し技術が必要なんです。
当社の職人漁師がパパっと張り替えてくれました。

完璧!
これでまたコレクションが一つ増えました。
剣持スツールは1955から現在も生産されているベストセラーのスツールなので見たことがある人は多いと思います。
薄い塩ビで張られたこれなどは、張替屋としてはきれいにリフォームしたいところですが、裏を見ると
釘で止めてあります。
現在、椅子張りはタッカーで生地を止めるため釘で止めてあるものは珍しく、この椅子も1955に近い年代のものなのでもったいなくて張替ができません。
古いものはできるだけ当時のまま持っていたいものです。

椅子が好きで、でも大きな椅子はたくさん家に置けないからミニチュア買ったり、座れるものとしてスツールを集めたりしているうちに結構貯まってきました。
ヴィトラデザインミュージアムの1/6スケールのミニチュア椅子
座れないけど眺めてられます。

柳宗理のバタフライスツール

柳宗理のエレファントスツール
フランク・ゲーリーのウィグルスツール

ジャコモ・カスティリオーニのメッザドロスツール

ステイシーデュークスのEfebino Stool

天童木工/加藤徳吉のリングスツール

欲しいものを直ぐ買うというわけではなく、中古ショップやネットで使い古されたけど程度の良いものを見つけては買い足している感じです。
スツール集めるなんて理解されることも無いんだけど、これが趣味なんでいいんです。眺めてるだけで気持ちが豊かになれるなんて幸せです。
でも、やっぱりいつかはこの椅子に座って考え事したり、仕事したり、ぼんやりしたいな。

 

 

バリ島-ロンボク島でバイク遊び

今回で3回目の訪問となるバリ-ロンボクバイクツアー。
コマ図を使ったり、GPS走行したり、思う存分走りまくる5日間のツアーです。
ツアーと言ってもコンボイを組んで走るのではなく、一人ずつスタートして、あとは自分のペースで自由に!と言う感じ。なので、バイクのトラブル、ミスコース、諸々なにかあれば自分で解決して、その日の宿に来ることができる人というのが参加条件。
迎えに来てくれたスタッフは顔なじみで「野口さん久しぶりだね」と言う感じで嬉しい。
お土産のグリップシートも喜んでくれました。
今回の懸念材料だった「雨季」は初日から絶望的な豪雨を見舞ってくれてます。
スタートして竹林の中のトラックを走っていると、竹も大木も大雨で倒れまくって道を塞いでいるんです。
水で洗われたシングルトラックは、深い溝になってたりします。
GPSの指示通りに進めない場合は、GPSの軌跡を見ながら、う回路を探したりします。
どのくらいの雨かって言うと、オンコースがこのありさま。
山に降った雨が集まって、村中を川に変えてました。

コースの所々でこんな寺院にも出くわすのですが、何しろぶん殴られるほどの雨がずっと降ってるので写真撮影すらする気になれません。
雨が降ってると止まるのが億劫になるんです。
ホテルに着くと雨が上がったりと、なかなか手強い雨季。
雨季と言う言葉は小学生で習ったと思うけど、雨季をなめてました。
まさに雨季なんです。毎日雨なんです。それも、すごい雨なんです。
学校で習った雨季と、今回体験した雨季は全く違っていたというか、雨季とは何ぞやと言う時には2月のバリに来ると良いと思います。
笑うほどの大雨の中「あかん、とりあえず休憩しよう」ってバリのコーヒー飲んだり、3日目ともなると、雨を楽しむというより、雨季に逆らわずに受け入れる的な感じで淡々と走ってました。凍えるような寒さではないことが救いでした。

雨が上がったとしても、道路は崩れたり、深い泥道だったりと気が抜けません。
こんな荒れた道でも地元のスクーターはタンデムでトコトコ進んでいきます。

とは言え、参加者全員が持ってるのか持っていないのか、最終日は朝から青空が!

やはり、晴れた時の青空と青い海は最高です。
尾根伝いに走るルートからの眺めが素晴らしい。
見た目がそれほどではないランチパックだけど(半日ディバッグの中に入れてれば中身は偏りこんな見た目になってしまう)、晴れてて景色の良い所で食べると、それはもう美味いに決まってます。実際、良い塩加減とカリッと揚げたチキンとご飯がよく合います。ちなみにこのまま泥が付いた手を使って手掴みで食べるインドネシアスタイル。
こんなランチの日もあった。
明日のランチパックは何がいい?ってスタッフに聞かれて、何があるの?と聞いたら「xx。xx。x ハンバーガー」って最後にそれを出してきたので、迷わずみんなでハンバーガーを注文。
正直、バッサバサの触感のバーガーかと思ったら、これもすごく美味しいランチでした。

スタッフが用意してくれたコーヒーおじさん。
めちゃくちゃ遠い麓から、コーヒーを淹れに歩いて山の上まで来てくれました。
雨が降ってたらこんな場所でランチなんてできないですからね。


今までの天気があったから余計に感動が大きいです。

まさに絶景。バイクでしか行けない山道を通ってたどり着いた岬。

やっぱり天気が良いと良い顔になれます。

ご飯は何を食べても美味しいし、現地スタッフもものすごく良い人たちばかりだし、また機会があれば行きたいなと思います。

ちなみに56と言うゼッケンは、このイベント中に誕生日を迎えて56歳になったので、希望ゼッケンとして56を入れてもらいました。
なんかもう60が見えて来たなぁと思いつつ、40年近くこんな遊びが続けてられるという幸せも感じております。

さぁ次はどこを旅しようかな。