BMW R1300GSのシート

R1250GSからガラッと変わったR1300GS
スリムだし、軽いし(1250に比べれば)顔に関しては好き嫌いもあるだろうけど、僕は嫌いではないです。
まだ跨ったことも無ければ、現物を見たことも無いです。
自分のR100GSとは比べるまでもない性能なのは分かっているけど、なんとなく奥まで探検できそうな感じがしてるので、ロングツーリングで高速から山奥まで走ってみたいです。


Webカタログを眺めているとシートは2種類ありそうなんだけど、日本ではどうなんだろう。

さて、早速R1300GSを購入されたお客様からシート張替えのご依頼を受けました。

R1300GSに限らず、ヨーロッパのこのクラスのシートには標準でシートヒーターが入っていることが多いです。
衝撃吸収材T-NETの挿入はじめアンコ抜き、アンコ盛りなどの形状変更をする場合、ノグチシートではシートヒーターを取り外す場合のみ加工受付をしております。張替のみであれば、シートヒーターはそのままで施工可能です。
ただし、この場合も防水コーティングがシートヒーターの邪魔となる可能性があるため、防水コーティングはしません。
いずれにしても、R1300GSに限らずシートヒーター入りのシートを加工したいと考えているお客様はご相談ください。
ウルトラスエードで張り替えたお客様のR1300GS
マシンのデカールもマルティニカラーとなっており、とてもかっこよく仕上げられています。
さらにこのマシンで夏には大陸を疾走されるという事なので、存分にR1300GSの性能を楽しめるのではないかと思います。
ご依頼ありがとうございました。

 

 

タックロールのこと

座面の模様としてタックロールやダイヤキルトなどの装飾を施すことがあります。
タックロール

ダイヤ模様ですね。

縫製で凸凹を付けるパターンが一般的ですが、当社では高周波ウエルダーで上の写真のような防水性能を持った状態で溶着タックロールも可能です。

この写真のように 1-2-3と溶着用のバーを用意していたのですが、特に3は金型を作ったけど思ったような模様が得られなかったんです。
1の金型も作ったのですが(狙いは縫製の糸をイメージした)これもなんだかいまいちだったんです。
そんなに需要も無いけど、欲しいなと思っていました。
先日ふと「これを使えば欲しい模様が付けられるのでは」と閃いて、早速工作したらこれです。
やっと手に入りました。
僕は閃いたけど、こうした模様をつけているメーカーは、ずっと昔に同じことを思いついていたんだろうなと思います。

とにかくまた一つノグチシートのクオリティが上がったと思います。

 

 

COMBLE(コンブレ) というバー

少し前に、静岡に用事があったついでに、前から行ってみたかったバーに行きました。
名前は COMBLE
1991に亡くなった倉俣史郎が手掛けたバーです。
私も倉俣史郎という人を知ったのは無くなってからなのですが、この人のアクリルやアルミを使ったデザインが好きで、何より倉俣史郎が作った椅子がかっこいいんです。
回顧展があると聞けば観に行くことが多いです。
そして昨年このバーが復活しているという事を知り、早く行きたくてうずうずしていました。
そして、いよいよ行ける日が来たというわけです。
全部が倉俣史郎です。

カウンター椅子の脚をよく見てください。
床には4本の足が着いていますが、座面は3本の足で支えられています。
そんな椅子に座って飲むお酒の美味しいこと。
このバーのオーナーと少しお話もさせていただき、貴重なものを見せてもらいました。
このバーのイメージスケッチ。
亡くなる2年前。
このスケッチの椅子に座っていると思うとまた感動です。
さらに
赤発光ダイオードをワイングラス型のガラスで包んだ「SAMBA-M」
右は復刻されたもので、左は現存数もあまりないオリジナル。
こうして並べるとオリジナルの光りが淡く何とも言えず素敵なんです。
復刻版はまだ購入可能ですよといって、シェルフに向かったオーナーが、そこに置いてある復刻版のSAMBA-Mを点灯してくれました。
素敵ですね。
欲しいな。
これはもう買うしかない。というか、これなら買える。
というわけで届いた。
自宅でこれ見ながら、またコンブレバーに行かなきゃと思ってます。
しばらくは幸せな時間が続きそう

やっと春です。バイクの季節が始まりました。

菜の花がきれいです。
今年は特にきれいに見えます。
桜もいたるところで満開。
どこを走っても眩しいくらいにきれいです。
田舎の面倒ごとが無くなったので余計に気分がいいんです。
揃って古いバイクに乗る同級生とランチツーリングに行ってきました。
こうして桜の下にバイク停めて眺めているだけで幸せなんです。
たぶんバイク乗り全員そうだけど、あー俺のバイク世界で一番かっこいいなと思っているはずなんです。

ロードツーリングも楽しいんですが、山の中も少しずつ緑が出てきてこちらも気持ちが良いです。
桜がそうなんだけど、先ず花が咲いてそれから緑の葉っぱが出てきて山に入ると緑の匂いでいっぱいになります。

先のブログにも書いたすべり止めはいろんな乗り方を想像しながら自分でも試しています。

やっぱりシート屋なので、それなりに乗れないとかっこ付きません。
他人にテストしてもらうこともあるけれど、他人の言葉をどれだけちゃんと理解できるかが重要なんです。

しばらくはこんな陽気の中でたくさん走れるかと思うと楽しみで仕方がありません。

 

すべり止めのテスト

テイストオブツクバでの優勝経験もあり、ハードエンデューロにも精を出す友人に新素材のテストをお願いしました。
場所は成田モトクロスパーク。
これから走るという時に先ずは写真。
走行1時間後

走行2時間後とレポートが送られてきます。

”疲れてきてスタンディングができない時にシートにお尻を預けると、そこでお尻が固定されるから体が遅れない。それにフォームが崩れないからステップに荷重がかけやすい”
”とにかく今日みたいなマディな状態では十分すぎるほど効果があると思うよ”
最近よく聞くハードエンヂュ―ロ界での目標”タマイチ”に役立つアイテムになるんじゃないの。
と嬉しい感想。


3時間ほど練習をして、最後は高圧洗車機で洗浄試験。
高圧洗車でデカールが吹き飛ぶようにすべり止めの溶着がどうなるかも気になっていました。
至近距離で高圧攻撃。
結果から言えば合格。
何レース持つか分からないけど、1レースは確実に耐えられる。しかも性能は保ったまま。
5月にCGCに出場すると言っていたので、そこで優勝してもらおう。