HONDA CRF450X のシート

お客様の要望は「ダカールスペックで!」
と言うオーダーでした。
お客様のマシンはCRF450X
honda-crf450x-3_600x0w2013ダカールを走ったHRCのマシンはこれをベースにして作られました。
545498_437225652980328_1195583755_n481765お客様の要望で、生地はダカールマシンと同じウルトラスエード(アルカンターラ)を使用するけれど、配色及びデザインはノーマルのようにツートンにしたいとのことでした。
ちなみに中身は衝撃吸収材T-NETを挿入して、オリジナルウレタンで再整形しました。
ダカールのシートは、まだ使用したことがない材料を実験しているわけでもなく、これと同じ仕様はいつでもお客様に提供可能です。
少し写真が小さいですがお客様から写真と乗車の感想文をいただきました。
IMG_2316IMG_1647お客様から
以前CRFのシートを作成して頂きお世話になりました。
少し遅くなりましたが簡単に感想を・・・
愛車のCRF450Xにダカールと同じ仕様でのシートの作成を依頼し長時間走行時の尻痛の軽減に期待しましたが、予想を超える座心地に感動致しました。
今まで走行30分ぐらいで尻痛が始まり1時間もするとしびれがきて集中力がなくなってきてました。野口さんのシートでは座った瞬間から張りのある感触にこれから寒くなる時期としてほんのり暖かみと、若干足付きも良くなったような感じがします(自身166センチと低いので)
1時間座りっぱなしでもほとんど痛みもしびれもなくこれだと少し長めのツーリングにも行けそうです。
またアルカンターラの感触も非常に良く気に入っております。

ダカールの選手と同じ感覚が体感できるのもありがたいことです。

オフ車にこそシートは大事なアイテムだと痛感しております。
お世話になりました。ありがとうございます。
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こちらこそご依頼いただきありがとうございました。
こうして、お客様からいただいたインプレをブログで公開することで、シート改造を考え中のお客様の参考になれば幸いです。
しかし、当社が自信を持ってご提案するT-NET挿入や生地、形状などは改造すれば全て解決されるわけではありません。
お尻の痛みは、当社にとっても永遠の課題です。
T-NETや形状変更などによる効果などは、メールやお電話をいただければ全てお話させていただきますので、遠慮くご質問ください。

 

ダカール用シート  2015Dakar Rally Seat

今年の3月に出場したトゥアレグラリーでお世話になったメモツアーのモニカから依頼があった。
「メモツアーのチームから2015のダカールラリーに出場するライダーJasper Riezebosのシートを作ってくれないか・・・」
「野口が置いていったシートを彼が愛用していて、その出来の良さに惚れこんでのお願いです。しかし、いまのままだと少し高すぎるので若干低めでお願いします・・・」
彼とはトゥアレグラリーでチームメイトだったし、その時はリタイアしてしまったけれど、その後いろんなラリーに出ていたのはフェースブックで見ていた。
OK!
と返事をして製作に取り掛かり、シートが完成しました。
ダカールで使うマシンはこれとほぼ同じ仕様でしょう。
_ALX1517私がトゥアレグラリーで乗ったものです。
1922124_636465399758088_708654124_nIMG_6970リアタンクを含めたキットをこのメモツアーが開発して販売しています。
_ALX1500ダカールはこのトラックでサポートします。
ラリーを走ってみたいのは相変わらずだけど、こういうサポートカミオンに乗ってラリーをするのも経験したいな。
そして出来上がったシートがこれです。
IMG_8336IMG_8338オランダ国旗にメモツアーのマーク。モニカからのデザイン指定で刺繍を施しました。
自分で言いますけど  上手くなった!!!!
なかなかの仕上りになったとおもいます。
仕様は 20mm座面アップ
ウルトラスエード(アルカンターラ)で張り込み
衝撃吸収材T-NET
カードホルダー取り付け

さぁ、これで完走と言うか上位目指してがんばって欲しいな。
これでスポンサーとしてシートを作っているHRC以外で、2名が野口マークのシートでダカールを走ります。
こうして「ダカールで使いたいから」と遠く海外から依頼を受けるのはほんと嬉しいです。
それだけ、当社のシートが一般に認められつつあると言うことだと思っています。

さてと、では早速オランダに向け発送してこよう。

横振ミシン Free Hand Embroidery

コンピュータミシンを手に入れてから、その存在を知った横振ミシン。
針が左右にふれるだけのミシン。
押さえもなく、ただ針が降りてくるだけのミシン。
振り幅を足で調整しながら、文字や絵を描く。
先ずは次の映像を見てください。
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こうやってフリーハンドで刺繍しながら文字を書きます。
私は習字がとても苦手なので、筆で字を書くどころかミシンでこのような文字が果たして書けるのか?
教えてもらう人がいないので完全に独学です。
先生はインターネットの中に探すしかありません。
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こうした熟練の技術者は「横振り師」と呼ばれているそうです。
横振り師・・・・まぁ、なんというかもう少しかっこいい呼び名が欲しい所です。
横振ミシンは日本の伝統技術と言うことらしいが、今ではその職人は少なくなっていると言うことです。
20年ほど前ネパールの街をうろついていたときに、せっせとTシャツにフリーハンドでエベレストの刺繍を器用に入れている少女がいたのを今でも覚えている。
あれもこの横振ミシンだったんだろうな。多分今では世界の主に途上国で職人が育ってるんだと思う。
10513375_835265599856984_8983172954812590774_nやってみたい。とにかく一度このミシンを踏んでみたい。
ただそれだけ。仕事としてお金を生むわけでもないので、それほどコストをかけて購入するつもりもない。でも、欲しいからいろんな所にアンテナ張っていたわけです。
やはり、しつこく諦めないでいると、めったに出てこない横振ミシンが、とてもお値打ちに出品されているのを発見したので即購入。
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買ったのはジューキのLZ-271 ミシンのブランドとしては問題はまったくない。
ジャンク品だといわれていたけど、ミシンなんてよほどのことがない限り壊れないのはしっている。
だから、分解して組みなおせばいいかと思っていたけど、届いたミシンを見たらまぁまぁ綺麗で、軽く調整したら縫えました。
が!
驚くほど 難しい!!!!!
もう一度、少し大きな声で言う。  難しい!
しかも、スピードがタダでさえ速い工業用ミシンの3倍だって!安全装置なんてないから、うっかりするとダダダダダダダーーーーって指を刺繍します。
でもね、人間がやっていることなら自分にもできる。
100mを9秒台で走ることはできないけれど、できそうな気がするものは、多分まぁまぁの域に達することができるのではないかといつも思っているんです。

2014/10/6 がスタートになるんだけど、そのうちに「名前?簡単な絵?それなら直ぐにやるよ!」って、タオルやハンカチに達筆な字や可愛いワンポイントを描ける日が来るのだろうか?
コンピューター刺繍ミシンは約1年でプログラムを組むことから、ミシンの調整など、プロのお手本をとにかく眺めて、これならお金をいただいても良いかなと言うレベルまでにはなった。でも、まだまだ、細かいつめができていないので気力が続く限り練習ですけどね。
更に難しい横振ミシンはどうなるんだろう。
椅子屋が刺繍に熱を上げてどこに向かうのさ、なにがしたいの?と言われそうですが、興味のあるものはとことんまでやって見たいし、そもそも好奇心がなくなったら普段の仕事も楽しくなくなってしまいますからね。ただそれだけ。
あとね、ほんと投げ出したくなる技術的な壁が最初沢山現れるんだけど、一個ずつ越えていくうちに急に視界が開けて一気に走り出せる瞬間が来るんですよ。それが快感なんですよ。
がんばるよーーー

おまけ
初めて横振ミシンを触るの巻
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押える手が遠すぎる。どんな仕事でもそうだけど、うまい人は危険とギリギリのところで安全マージンを高くとって仕事してるんだよ。
ふぅ

 

モロッコラリー2014 Oilibya Rallye of Morocco

さぁ ダカール前哨戦とも言えるモロッコラリーが始まります。
モロッコのマラケシュからスタートして6日間戦います。
マラケシュかぁ・・ずいぶん前になるけどレンタカーでマラケシュの迷路の街の中に入ってしまい、車どうしが絶対すれ違えない狭い路地でロバが引く車と向き合って万事休すとなった記憶は今でも鮮明に覚えてる・・
さて、ルートは以下の通り。
キャ1プチャHRCをはじめ多くのチームがダカールを前に、仕上げて来たマシンで出場します。
10435909_823478601007506_3290299023216922223_n10167936_823479077674125_6707698790962005326_n1966121_731087306970449_6934717632617392304_oそして、王者とも言うべきKTMファクトリーチーム。
豪華な顔ぶれです。
そしてHRC
10653679_693233257411824_7228695885903394408_n10704008_693233297411820_6923533961503871789_nmar14_shakedown_sanz_8607_rz_w1655879_693233744078442_269124784625784882_nまぁ、贅沢言ってはいけないけれど、サイドカバーに記載されたノグチロゴやその他スポンサーのロゴ・・ちっちゃ!ライアのマシンは2014モデルだからそのままなんだ。
今年のシートは・・
15403_822164034500474_1417874074551566309_n カタカナで行くそうです
16359_822164014500476_6791939278385720016_nここで優勝して是非ダカール優勝への道筋を作って欲しいです。

1040166_721969704561554_3719937539002060032_o今回はサポートカーにもロゴを入れていただいております。
ホンダの社員じゃないから無理なんだけど、これやサポートカミオンに乗ってラリーについて回りたいなと・・。

キャ33プチャ

GO!!!!    HRC