現地でプロカメラマンにとって貰った写真が送られてきたので、こちらに掲載してあります。
http://a-seat.jp/bike/bike.html
いよいよ、今日でラリーも終わりです。そして、また雨です。昨日ほどではないけれど、霧雨です。
最終日ぐらい抜けるような青い空の下でスタートしたかったな。
ヘルメットもかなり汚れました。砂だらけです。
ピットでコーヒー飲みながらくつろいでると、チームメイトが「野口、ちょっとちょっと・・」って呼ぶので近寄ると
なにやってんだよ!!!!!!??
今日は最終日だからさ、景気づけにやっていけよ!ワハハハ だって。
当然、冗談なんですけどね。
これコーヒーに入れる粉ミルクです。
しとしと雨は降ってるけど、昨日のように風が無いだけまだいいかな。
最終日は30kmのルートを2周。
2台でスタートなんだけど、隣の彼は昨日ナビが壊れて一緒にゴールまで来た彼。
GPSは今日は大丈夫か?ってきいたら、バッテリーが切れてただけだった。今日はばっちりだぜ!だって。よかった。
最終日は楽かなと思っていたけれど、最後の最後までネチネチと責めてくるコース設定でした。
しかし、タイトな時間設定ではあったものの、最後の最後まで転倒も無く無事走ることができました。レースの順位は気になるけど、やはり怪我だけはしてはいけないというのが常にあって、別にそれがストレスになるようなことは無いんだけど、とにかく気を使って走ったことは確かです。
全て走りきった後の気持ち良さは、走った者だけにしかわからないだろうと思う。
だからこのために走ってきたんだしね。
なんとも言えない嬉しさがこみ上げてくるんです。
もう走らなくていいと言う安堵感もあるのでしょうかね。走りたくてわざわざこんなところまで来てるのにね。不思議な感じ。でもこの感じがたまらないのです。普段感じる事のできない感動なんです。
勝った負けたもあるけれど、こうやっていろんなライダーとお互いの健闘を称え合うってのはなんとも気持ちがいいものなのです。
記念だってことでゼッケンカウルを貰っちゃった。 記念だからみんなにサイン書いてもらった。
こんな安っぽい年号も入っていない完走メダルでもうれしいですね。
やっぱりラリーはいいね。きつくてつらいこともあるけれど、とにかく楽しい。
今回はじめて1人でオランダチームに入って不安もあったけど、入ってしまえば何とかなるもんだ。正直さみしいってのもあったけどね。でも、同じバイク乗りだし、皆それぞれラリーを楽しむために来てるわけだから気持ちは伝わる。
確かにもっと会話が弾んだらとかあるけれど、英語ができるようになったら行こうなんていってたら死んじゃうよ。そうは言っても極端な話、バイクも初心者で英語もハローしか言えない状態で行くとレース中に死んじゃうかもしれないからそれも考え物ですけどね。
ちなみにレースなので結果をご報告。 30位でした。真ん中ってとこかな。
今回の経験は、また次に生かせる経験となったと思うし、今後やらなくちゃいけないこともわかった。経験は若いうちがいいってこともあるけど、人生経験積んでから得る初体験もなかなかいいものです。いい年して一人でオランダチームに仲間入るなんて心臓バクバクでしたもん。でも、終わってみれば、なーんだ簡単じゃないって思うようになる。こうした繰り返しが自分の精神的な筋肉となってこれからの人生を力強く進めるのではといつも思っています。
もっともっと遠くへ、野口シートに乗って走りに行きますよ!
ひとまずラリーのおさらいはここまで。期間中の応援、ならびに連載を読んでいただいた皆様ありがとうございました。
次はベルギーぶらりネタとかもボチボチ書いていきます。
野口のヘルメットカメラ
オフィシャルビデオ
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