ヴィンテージハーレーからラビット、カブ、様々なバイクを乗り続けてきた当社のバイク職人がCRF250RALLYを購入しました。
これで東北を旅してきますというので、純正シートを購入して旅用シートを作成しました。
快適が売りの一つでもあるノグチシートは、作っている者がその良さを知らないと、お客様に伝えることもできません。
これで良いのかなと思いながら作っていても、それが快適になるのか不安でうまく手が進みません。
だから、乗って乗ってとことん乗っています。体験が自信を生むと思っています。
これはノーマルです。
20mmアップした座面。上下の写真を見くらべれば20mmアップがどれほどの違いか見た目にもわかるかと思います。
上から見た純正シート。
若干の幅広に、前部はノーマルより細めに仕上がっています。
ちなみに職人174cmの足つきはこんな感じです。
リアサスをかなり硬めにセットしてサグが95程度にしてあるので、両踵がこの程度浮く感じになっていますが、リアサスのセットで足つきの調整は幅広いと思います。
シートを盛って得られるメリットは膝の曲がりの緩和による疲労軽減、目線の高さが変わって遠くが見える。それと、乗ると分かるのですが、シートの角度が変わることでポジションの安定と体重移動のしやすさが目立ってよくなります。
ウレタンは衝撃吸収材T-NETとオリジナルウレタンの構成で「ダカールスペック」となっています。
職人はイマイチかなと言っていますが、今回「DAKARSPEC」というロゴも入れてみました。
とにかく思ったことは色々やればいいんです。かっこいいとか気に入らないとかはやらないとわからないんです。だから頭で考えるよりも先ずやって見る。
有りか無しかはやってから決めるのは結論が一番早く出ますしね。
生地はウルトラスエードの青 サイドはビニールレザーのB-60
何度も言ってますが、特にこの季節のウルトラスエードの快適さは乗るとわかります。適度なすべり止めに、熱くならない座面、そして蒸れない。
一度使うとやめられなくなります。お手入れもほとんど気を遣うことはありません。高圧洗車だけはやめてくださいという程度です。
縫製ラインはシートのエッジから少し下げたところにしています。
またステッチもウルトラスエード側に落としてあります。
これも乗り心地、耐久性のための工夫です。
HRCのロゴ入れて良いの?私も欲しい!と言われそうですが、こればかりは非売品です。ウルトラスエードへの型押しのテストとしてやっています。すみません。多くの方からHRCのロゴを入れて欲しいと言われるのですが、契約上お入れすることは今後もできません。
何を入れるかは別にして、ダカールスペックなので雰囲気はダカールマシンに少しでも近づけたいのでチェックカード入れはマストですね。
純正のピンクレッドも良いのですが、カスタムしたという満足度を上げるために、ダカールマシンと同じ青いシートは最近のお気に入りです。
気分はダカールライダー!