2025ダカールラリーのシート CRF450RALLY


今年もこの季節となりました。
2025用ダカールラリーのシート製作です。

2025ダカールラリーを走るホンダチームの5人のライダーそれぞれに合わせた
「ダカールスペック」シートを提供します。


写真でも分かるように形状がライダーの好みに合わせてあります。
世界ラリー選手権では今年ホンダがマニファクチャラーズチャンピオンとなりました。


2025のダカールは連覇が期待されます。

ノグチシートも今年で13年目のサポートとなります。
パートさん含めて7人の会社で、なかなか長くやってきたもんだと自分でも感心してしまうところです。
おかげさまで色々と知識と技術と、さらには素材も向上してハイクオリティなシートを一般のお客様にお届けできるようになりました。
2025ダカールでHRC復帰後4回目の優勝と連覇を強くお祈りします。

バイク用カバー素材販売しています。

DIYで張替えをしてみたいという方にカバー素材を販売しています。

1M/¥5,000~となっておりますので欲しいものがあればお問合せください。
代引き、振り込み何れも対応しています。ほとんどが当社在庫品なので、1-2日で発送可能です。
ウルトラスエードも販売可能です。
メーカーにはないパンチングも当社加工品を在庫しております。

当社で扱うビニールレザーはバイク用です。
一般的な家具用とどう違うかは以前に書いた説明を引用します。

簡単に言ってしまえば、発泡層があるか無いかの違いです。
もちろんそれぞれにメリットがあり、一概にこれじゃないとダメとは言い切れませんが、だいたいこんな感じです。

発泡層がある家具用(雑貨用)は感触が柔らかく、より本革に近いものもあります。抗菌、防湿、耐アルコールなど様々な機能が付いているもの多く、椅子やソファに多く使用されています。しかし、発泡層の上のスキン層と呼ばれる表面はごく薄く、ひっかき傷などには弱いです。生地の基盤となる基布はメリヤスで一定方向しか伸びないものが多いため、小さくて複雑な形をしたバイクシートに張るには少々困難です。

一方バイク用の非発泡レザーは基布から表面までが1枚の塩ビの板であるため、ひっかき傷には強いです。一応バイク用は-30℃から+80℃まで耐えられるように設定してあるため、昔の塩ビ素材のように可塑剤が表面に出てネバネバすることもありません。基布は全方向に延びるものが使用されているため、バイクシートの複雑な形状でも、多くの切り替えを入れなくても貼ることができます。

また当社独自ルートで仕入れたビニールレザーは純正色も多くありますので、幅広くお選びいただけるかと思います。

生地の業販は行っておりませんのでご了承ください。

 

 

 

アフリカツインのシート改造 CRF1000L CRF1100L

CRF1000L アフリカツインのシート改造
衝撃吸収材T-NETを挿入したダカールスペック
アンコ盛り シート前部はノーマルより細く
張替 ビニールレザー B-42 B-43

シートをオーダーいただき、完成後すぐに北海道ツーリングへ出かけられ、北海道1周4,000km走られたお客様から感想をいただきました。

今回シート製作して頂いた感想と写真です。
あんこ盛りにより脚の屈折が緩くなり膝が楽になり、ハンドルポジションが自分好みの位置になる事により肩まわりが楽になり、更にダカールスペックに変更でお尻の痛みなし、シートをシェイプして頂いた事で足つきの良さはノーマルシート以上でバイクを更に扱いやすくなり北海道と少し東北を約4000キロ走る事ができツーリング&キャンプ楽しむ事ができました。
今までなら、夕方キャンプ場に着いてテントを設営する時にはどっと疲れがあるなかでの設営でしたが今回それもなく、ダカールスペックを自分自身でも体感できシート製作お願いして本当に良かったです。

嬉しい感想をいただきました。
アンコ盛りをしてあるのに、形状によって足つきはノーマルと変わらない、もしくはノーマルより良くなる場合もある(シートベースの形状にもよります)と言事を体感してもらえて良かったです。
これからも、ツーリングが快適になるシートを提供できたらと思います。
ありがとうございました。

HONDA XR250 XLR250のシート

お客様から頂いた写真のご紹介です。
奥からXLR250 XR250 手前がXLR250改となります。
手前のマシンのシートが最新となります。
どれもかっこいいです。
お客様の写真を前にして自分語りもあれなんですが、初ラリーのマシンはXLR250でした、それに乗って国内ラリーを走りXR250にビッグタンクを取り付けて初海外ラリーを走りました。
今は所有していないですが、いずれまた機会があれば乗ってみたいバイクです。
さてお客様のマシンに戻ります。
装着されたシートは全てダカールスペックで、カバーはウルトラスエードとビニールレザーのコンビです。

お客様の愛車に3つもノグチシートを採用いただくとは光栄です。
末永くご愛顧いただけたら幸いです。

ありがとうございました。

 

 

CRF250RALLYのダカールスペックシート

ヴィンテージハーレーからラビット、カブ、様々なバイクを乗り続けてきた当社のバイク職人がCRF250RALLYを購入しました。
これで東北を旅してきますというので、純正シートを購入して旅用シートを作成しました。
快適が売りの一つでもあるノグチシートは、作っている者がその良さを知らないと、お客様に伝えることもできません。
これで良いのかなと思いながら作っていても、それが快適になるのか不安でうまく手が進みません。
だから、乗って乗ってとことん乗っています。体験が自信を生むと思っています。
これはノーマルです。

20mmアップした座面。上下の写真を見くらべれば20mmアップがどれほどの違いか見た目にもわかるかと思います。

上から見た純正シート。

若干の幅広に、前部はノーマルより細めに仕上がっています。
ちなみに職人174cmの足つきはこんな感じです。
リアサスをかなり硬めにセットしてサグが95程度にしてあるので、両踵がこの程度浮く感じになっていますが、リアサスのセットで足つきの調整は幅広いと思います。

シートを盛って得られるメリットは膝の曲がりの緩和による疲労軽減、目線の高さが変わって遠くが見える。それと、乗ると分かるのですが、シートの角度が変わることでポジションの安定と体重移動のしやすさが目立ってよくなります。

ウレタンは衝撃吸収材T-NETとオリジナルウレタンの構成で「ダカールスペック」となっています。
職人はイマイチかなと言っていますが、今回「DAKARSPEC」というロゴも入れてみました。
とにかく思ったことは色々やればいいんです。かっこいいとか気に入らないとかはやらないとわからないんです。だから頭で考えるよりも先ずやって見る。
有りか無しかはやってから決めるのは結論が一番早く出ますしね。
生地はウルトラスエードの青 サイドはビニールレザーのB-60
何度も言ってますが、特にこの季節のウルトラスエードの快適さは乗るとわかります。適度なすべり止めに、熱くならない座面、そして蒸れない。
一度使うとやめられなくなります。お手入れもほとんど気を遣うことはありません。高圧洗車だけはやめてくださいという程度です。
縫製ラインはシートのエッジから少し下げたところにしています。
またステッチもウルトラスエード側に落としてあります。
これも乗り心地、耐久性のための工夫です。
HRCのロゴ入れて良いの?私も欲しい!と言われそうですが、こればかりは非売品です。ウルトラスエードへの型押しのテストとしてやっています。すみません。多くの方からHRCのロゴを入れて欲しいと言われるのですが、契約上お入れすることは今後もできません。
何を入れるかは別にして、ダカールスペックなので雰囲気はダカールマシンに少しでも近づけたいのでチェックカード入れはマストですね。

純正のピンクレッドも良いのですが、カスタムしたという満足度を上げるために、ダカールマシンと同じ青いシートは最近のお気に入りです。

気分はダカールライダー!