ロゴ、ネームについて

張替えをする場合、当社のロゴは「プリント」「ウエルダータグ」「織ネーム」の3種類からお選びいただけます。
ロゴ無しにも対応していますので、ロゴを付けたくない場合はその旨をご連絡いただければ付けずに製作します。

一番多いのがこの「ウエルダータグ」の取り付けです。
一番上がスタンダードですが、黒 白もお選びいただけます。

ロゴのプリントは白と黒が選べます。
ダカールラリーのシートも同じ素材でプリントをしています。

次は織ネームです。

織ネームとかタグとかピスネームなどと呼ばれていますが、当社では織ネームと言ってます。
シート本体に縫い付けたり、タンデムベルトに取り付けたりします。

全てのロゴに関しては予告なく変更をする場合があります。

ロゴなどの参考画像はインスタで確認できます。

シート張り替えの参考になれば幸いです。

 

 

 

メンテナンス用グリップカバー 販売します。

自分で整備する人は分かると思うのですが、整備で汚れた手でバイクの移動をしなければならい時や、汚れた手のままエンジンをかけてアクセルを握らないといけないことがあります。

そんな時にグリップに巻いておくカバーがあれば、手の汚れを気にせずグリップを握ることができます。
なので作ってみました。
W=110 L=130 マジックテープは25幅 素材はバイクシートに使うビニールレザーなので伸縮はないですが、だいたいのグリップには合うと思います。
当社のロゴのカバーを販売しようと思いましたが、たくさん作って在庫するのも嫌なので、友人、チーム、クラブなどで購入いただけらという事で以下のような販売条件となります。

ノグチシートのロゴ追加は、追加料金なしで施工します。

注文数 5セットから(10枚)

W=90 L=60の範囲内でお客様の欲しいロゴを入れます。チームロゴがあればイラストレータのデータで支給ください。名前のみの場合はフォントを指定ください。

素材はバイク用ビニールレザーの中からお選びいただけます。(ウルトラスエードでは制作できません)

価格 5セット10枚で ¥12,500(税別)(プリント代込み)
プリントデータ作成費 ¥6,000(税別) (イラストレータのデータか大きくて鮮明な画像をお願いします)

プリントの色 白 黒 赤 黄 からお選びいただけます。

合計 ¥18,500(税別)送料は含まれております。

bike@a-seat.jpへ「グリップカバーの件」として問い合わせください。

ご検討いただけたら幸いです。

 

 

ノグチシートのテールバッグ 販売します。

初めて乗ったXLR250のリアフェンダーにはバッグが付いていた。
XR600Rにもバッグが付いていた。
たまにファスナーは閉まっているのに縫製がほどけて中身が散らばってしまったこともある。
たくさん入らないけど、ちょっと入れたいもの、使うか使わないかと言う道具を入れておくバッグがあると便利なことは知っている。
最近のオフロードバイク(と言っても国産でオフロードバイクと言うものがほとんどなくなってしまった)は海外のエンデューロマシンが多くてバッグなどはついていない。
でも欲しい。
先ずは自分のCRF450Lにつけたい。
付けたらやっぱり便利だったので、商品化に向け何個か作ってみました。
GASGAS250 CRF230F CRF250L 汎用性の高い大きさも見えて来たし、容量もだいたい決まった。
量産とかあまり考えていないけど、お客さんに売れるレベルの物を作ってみました。

縫製する糸はバイクシートにも使っている樹脂コーティングの糸。
強度も高くエアバッグなどの縫製にも使われている糸です。

本体の素材はナイロンオックスの裏側にPVCコーティングされた生地で、これはノグチシートの工具巻きにも使用されている防水で丈夫な生地です。

縫い合わせた部分は縁巻きテープで補強。
二重縫いとなっているので、そう簡単には縫製がほつれることはありません。
ただし、この縁巻きテープはPP繊維なので、縫い目から侵入する水を通します。ファスナーからも水は侵入します。
なのでバッグ自体は防水とはなりません。

使用するファスナーはYKKの№10のコイルファスナーです。
ハードに使用するギアには必ずこれが使用されています。
世界最強のファスナーと言ってもいいのではないかと思っています。
多少の砂や泥が嚙んでもスムースに開閉します。

厚めの樹脂板を底に敷きます。
これがあれば、取付時に樹脂板ととフェンダーの共締めでしっかりと固定ができます。

バッグ内は1本の固定ベルトが縫製されています。
ベルトがあればバッグ内で荷物が暴れないので必須だと思っています。

汎用という事で取付ベルトも縫製されています。
このベルトを使って固定ができます。
要らなければ縫製をほどいて取り外すことも可能です。
ミシンで縫ってあるだけなんですけど、縫い返しがしてあるのでベルトを取り外すときは本体の生地を切らないように気を付けながら糸を切れば、ベルトは取れます。
先ほど書いた底板があるので、この板に穴を開けてボルト/ナットで固定すればすっきり収まります。

寸法はこんな感じです。

在庫が少しあるので販売しようかなと思います。

「ノグチシート・テールバッグ」  ¥8,500税別 送料別

ご注文・問い合わせは bike@a-seat.jp

あくまでも汎用なので取り付けなどは「工夫」できる方が購入ください。
縫製の不具合には対応しますが、取付指導などはできません。
また、仕様など予告なく変更しますのでご了承ください。

 

 

シートウレタンの削り

一般の方が足つきを良くするために手っ取り早くする方法として
「アンコ抜き」があります。
シートのアンコ(ウレタン)を削ってシートの高さを低くします。
シート高を低くすることで足つき性が良くなるかと言うと、それは単純なことではなくて色々と問題もあります。
それは過去の投稿をご一読いただくとありがたいです。

ノグチシートはアンコ抜きに限らず、衝撃吸収材T-NETの挿入に加えてオリジナルウレタンを積層して新たにシート形状を削り出すことが多いです。
アンコ盛りも同じことで、ただ盛るだけではなく、高くなっても足つき性を損なわず高くなった利点を最大限引き出せる形状を考えて削っています。
この写真を見ていただければわかると思いますが、シートの前部を絞り込んで足を増した荷下ろしやすくしつつ、座面の広さの確保と、シートベースの広さが結構ある車体なので、サイド部分に角度を変えてプレスライン的なものを入れています。

更に削りにこだわる理由を言うと、多少の凸凹は薄くて柔らかいウレタンで覆って隠せばいいと言う考えは嫌いです。
たった数ミリの粗隠しのウレタンが乗ったときの違和感につながるんです。
触ったときの気持ち悪さもあります。
仕上がりもぼんやりとした緊張感のない造形になります。
目指しているのはシャープなラインで構成されたシートなんです。
チップウレタンを多用する家具などではチップの凸凹をが表に出ないようにスラブウレタンを巻く方法が一般的ですが、バイクシートにこの方法はダメです。
と言うのがノグチシートの考えです。

ノグチシートではお客様の要望と、さらに見た目の美しさを追及しています。

ここからは余談です。
先週土曜日は天気も良く絶好のツーリング日和。
先日作ったノーマル形状で中身はダカールスペック、カバーはウルトラスエードのシートで福井まで。
特に目的地は無いけれど、そう言えばあれ食べてなかったなとか、久しぶりにあそこに行ってみるかと思い付きのツーリングでした。
ここに来るのは3回目くらいかな。
中学の時に出会った言葉。
こう生きていきたいものです。

お尻の痛みから解放されるシートと言うのは永遠のテーマですが、一歩ずつそれに近づいている気はしています。
なぜなら自分で確かめてそれが確実だという感覚を得ているからです。
50を過ぎてから数台バイクを増車したことで、またしても自分にバイクブームがやってきました。とにかく乗って出かけたくて仕方ないんです。
そして出かけたら思いつくまま寄り道がしたい。
思いついた時にお尻が痛かったり、疲れが出てしまっていると「まぁいいか、今度にしよう」さらに「早く帰りたい」になってしまいます。
そうならないシートが自分の一番の理想です。

梅雨に入る前に、もう少しあちこち回りたいな。

 

 

シートの防水:EVA防水シートの張り方 

通販で材料販売もしているEVAシート
社外品のシートカバーに張り替えたけど、水の浸水が心配なので自分でやってみるという方や、社外シートを買っては見たものの雨の後にシートカバーの縫い目から水がしみ出てきて気持ち悪いから防水コートを自分でしてみると言う方に購入いただいております。

ノグチシートでは極一部のシートを除き、ほぼ全ての加工にこの防水コートをしています。
当然張替のみの方にも同じように施工しております。
薄いビニールをかぶせた防水とは違う、利点が多い加工だと当社では思っています。
それについては以前のブログをご覧ください
自作派のために簡単に作業手順を説明します。
ある程度大きめにEVAシートを切っておきます。
スプレーガンはないと思うので、ヘラで薄く(本当に薄くでいいです)全体に糊付けしてください。
スプレーだとこんなレベルで全体に糊が付きます。
必ず両方の面に糊を付けます。
上面真ん中から貼り付けていきます。
前後左右徐々に伸ばしながら張り込んでいきます。
気を付けなければならないのは、EVAシート同士がくっつくとたぶんそこでゲームオーバーです。剥がせません。なので気を付けて、でも少し力ずくで伸ばしていきます。
陰で凸凹して見えますが、多少の凸凹はサンドペーパーでならすと平滑になります。
表面が貼れたら、全周をトリミングして裏側にも接着します。
この時気を付けたいのは、車種によってはシートベースに空気穴が無い物があります。シートベースに空気穴が無いと空気を通さないEVAシートを貼ったシートは風船のような状態なのでパンクしてしまいます。なので、空気穴がないシートベースの場合は5φ程度でいいので前から3つくらい穴を開けておくと良いです。
裏側に回して張り込み。余分なところは切りましょう。
これで防水コート完成です。

ノグチシートで製作し、10年以上使用したシートが張替で戻ってくることがありますが、EVAシートでコーティングされたシートが剥がれていたことはなく、当然ウレタンに水の侵入が無いので加水分解もそれほど進んでいない良い状態のものが多いです。

特に、アンコ抜きを自分でやるとわかるのですが、ウレタンの表面を削ると極端に乗り心地がフワッとする場合があります。
EVAシートを貼ることでそれを少し解消できる効果もあります。