こういう写真見ると行かなくちゃって思うわけです。

たまに届く友人からの写真。

当然日本からではない。

とっても広いアメリカより。
いいなぁ
特別に作ったMD22の頃についていた工具入れのコピー。
経験者は知っていると思いますが、昔の様にファスナーは閉まってるのに、縫製が破れて口が開くようなことはありません。
CRF450Xにもフィットしてますね。
レジェンドに数年前渡した工具巻きもいまだ現役。
お疲れさまでした。
みんなと走って、そのあとランチして、良いことづくめですねぇ。

ほんとコロナになってからの3年間、まったく海外に出れていない。
出られないのではなくて、出る機会も気力も失ってる気がする。
おまけに先週は自分もコロナにかかってフラフラになってました。
2-3日で復活だろうと思ってたけど、わりと酷かったです。
ワクチンとかよくわかんないけど、入院まで至らなくて良かったと思います。
でも、もうすっかり元気になったし、1週間寝込んで色々考えることもできたので、年末から来年に向けて色々と考えて動こうと思います。
こういう写真見ると気力がわいてきますね。

 

 

 

 

2012のダカールを走ったシートの修理

2012のダカールラリーはホンダワークスがダカールに参戦する前年のレースです。
2011にダカールラリーで9位に入ったアメリカンライダーのクイン・コーディは2012にゼッケン9を付けてさらなる上位を目指しての参戦でした。

名前が定かではないですが、確かこれはヨーロッパのHT Rallyというチームのキットだったのではないかと思います。
ジョニーキャンベルレーシングチーム(JCR)もマシンのセットアップ等のお手伝いをしていた中で、割と期限ぎりぎりでシートも作ってくれないかという依頼でした。
その時のレースの結果はというと以下の動画

ケガをしましたが、致命的なものではなくて本当に良かったです。
マシンが戻ってきたときの写真です。


マシンはそのままJCRのピットで眠り、たまにラリーマップの製作などで動態保存されていました。
そして最近、JCRからこのマシンを借りているであろうDAVIDさんから「シートが破れてしまっているので張り替えてもらえませんか?」ということで、10年ぶりにシートが戻ってきました。
なんだか、いろんなプレゼントも同封されていた。ありがとーー!
破れてはいるけれど、乱暴な扱いをされていたわけでもなさそう。ウルトラスエードの状態も良く、毛羽立ち、毛玉、擦れなど見当たらなく良好です。
糸のほつれも、糸切れも見当たりません。
EVA防水コーティングの密着も問題なし。コーティングとウレタンの接着面の破断も起きていません。当然、水の侵入もありません。
ウレタンの状態もいいのでこのままウルトラスエードで張り替えて発送です。

完成写真はマシンに取り付けてから送ってもらうとするかな。

マシンがリフレッシュされて完成したようです。

応急処置をされていたカウルや、塗装が剥げたタンクの再塗装などして完成


いい感じです。

 

 

 

 

Vegas to Reno Race 優勝!

アメリカで行われたベガスtoリノでHRCのリッキーブラベックが優勝。

今年はコロナで各地のレースは殆どが中止で、ラリーも同じように開催されていません。ダカール前哨戦のモロッコラリーも無くなってしまいました。

そんな中で開催されたベガスToリノでダカールの覇者リッキーブラベックが優勝したのは嬉しいです。
開催のギリギリで製作したリッキー専用のシートも活躍してくれたようです。
サポートピットでは当社の製品も多く使われていて嬉しい限り。
スペアのタイヤを運ぶバッグ。ディスクを痛めたり、スプロケで何かを傷つけたりしないように補強が入っています。
工具巻きもしっかりセットされています。

こういう挑発と言うかジョークは好きです。
速くないとできませんけどね。

リッキーブラベックの周りには、今年のダカールのチーフメカニックやバハのレジェンドのジョニーキャンベル、更にはケンドルノーマン ジミールイスとそうそうたるメンバーが裏方で支えています。とても素晴らしいチームだと思います。

ダカールが開催されるのか、まだ不透明ではありますが2連覇に向けて弾みが付けばいいなと思います。

 

 

ダカールラリー優勝 DAKAR2020 WIN!!!! 

2013にダカールラリーに復帰したホンダ。

ダカールラリー総合優勝おめでとうございます。
優勝ライダーのRicky Brabec. そしてライダーを支えたスタッフの皆さん。お疲れ様でした。

復帰参戦が決まった時からシートの開発と製作に関わらせてもらい、8年目にして優勝をものにできました。
長かった。
長かった故に嬉しさもひとしおです。
オリジナルウレタンの開発や、ライダーの好みの変化への対応。
シートを試すためにアフリカのラリーへ自ら参戦、チームに帯同して砂漠でのシート調整、ライダーがシートの微妙な感覚について説明できない言葉を感じるためにラリーと深く関わってきました。
サポートする以上当たり前のことではありますが、試行錯誤の連続でした。

8年間で作ったシートの数なんて数えてはいないけれど、作った数だけの進歩があったと思います。
一流のチームと一流のライダーが勝つためのアイテムとして選ぶものなので、それに応える性能は常に期待以上を狙わなければなりません。
ライダーの”This is KING OF SEAT”という声が聞こえてきそうな写真です。
写真を見る限り、ウレタンの変形、カバーのヨレ、ロゴすべて問題ありません。


ダカール優勝車にノグチシートが付いてるなんて、まるで夢だった話が今ここにあります。
ラリーシートで世界一になりたいと半ば冗談で言っていましたが、歩んできた結果が出たので今日は本当にうれしい日です。


ダカールのシートだけが特別ではありません。
これらを通して得られたノウハウによって作るシートは現在オーダーを受けているシートでも同じ素材、同じ加工を施しています。

ダカールスペックのシートをたくさんの方々にこれからもお届けできればと思います。

HONDA KTM ハスク GASGAS トップチームがレースが終わった後に、お互いの健闘を称えあうこういう写真が好きです。だからラリーはやめられないんです。走るフィールドも重要だけど、何日も戦いを続けた後の達成感や安堵感がたまらなかったりします。
いろんな人がいろんな趣味を持っているけど、僕はこの趣味がまだ当分続きそうです。

 

これからも ノグチシート をよろしくお願いいたします。

代表取締役 野口英一

 

 

 

 

 

CRF450Xのシート

今回紹介するのはCRF450Xのシート
アメリカのデザートレースではまだまだ第一線で活躍しているマシンです。

ジョニーキャンベルレーシングのシートのサポートをして、バハ1000を優勝したのはもう6年も前の話だけど、でもそのおかげでいまだに現地から問い合わせをいただきます。
943103_547282455313780_972933511_n1今回も同じシートが欲しいとアメリカから注文をいただきました。

高さは20mm上げて、ウルトラスエードで張込、シートにチームの刺繍を入れてほしいという事でした。
先ずは刺繍入れてるところから。
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