南米で行われたDESAFIO RUTA40
HRCは1-2-3位とポディウムを独占しました。
おめでとうございます。
まぁ、最大のライバルであるKTMファクトリーチームが出ていなかったということもあるけれど、勝つ感覚は大事だと思う。
しかし、雪の中でバイクのラリーはちょっとイメージと違うなぁ・・。
ノグチシートは南米ホンダチームにもシートを供給しており、忙しい現地から、わざわざこんな写真を送ってもらえました。
南米ホンダは黒色、HRCは赤のウルトラスエード仕様です。
新しい素材のテストも同時に進行してます。
さて、今回はシートだけではなくこんなものも製作。
ナビタワーの雨除け。
レース10日前の依頼でバタバタしつつなんとか形にした。
話があった当初は、シャワーキャップでいいじゃん。使い捨て出来るし、かさばらないし、安いし、何より防水性は完璧だし。
しかし、そこはファクトリーマシン。
かっこよさも重要なのです。
送られてきたナビタワー見て感動。なんだこのカーボンの造形は・・。かっこいい。
自分が今まで使ってきたナビ周りの作りとは、比べるレベルでもないくらい素敵なものでした。詳しい写真を載せたいところだけど、そこは勘弁ください。
生地はレインウエアー用の最高級の生地を使用。
作ってはかぶせ、かぶせては外し、あーだこーだ独り言を言いながら試作すること10数個。
これなら簡単に装着して、簡単に外せる。乱暴に扱っても破れないというところまで来た。
でも、のっぺりした赤いカバーだけでは、なんか寂しいなとロゴをプリント。
企業ロゴで遊ぶと広報から色々言われそうだけど、まぁ言われた時に対処すればいいかな。軍用機などの整備カバーについているタグ「REMOVE BEFORE FLIGHT」をちょっと変えて、ホンダのウイングマークと合わせてREMOVE BEFORE FLYってプリント。
なんとなくそれらしく見えてきた。
縫製した部分にシームテープを貼り、最後の実験。
10分ほど人工の大雨を降らせてみました。
ときたま直接ジョバーって水流を当ててみたりした。
結果、カッパの役目は完ぺきにこなすもよう。
今年のダカールは大雨が続いたから、テントの下じゃないところに車両を置く場合は念のためカバーはしたほうがいいからね。だって、ラリーのマップは紙でできてるから、水に濡れると破れてしまうんです。
今回のRUTA40ではメカが洗車などで使って使用感を確かめてくれたみたい。
ノグチシートはシートだけではなくて、こうした物もお手伝いしています。
ダカールまであと半年。もう半年しかない。
2017ダカールに向けて、マシンもライダーも磨き上げて行ってほしいな。