ハイグリップシートカバーの開発

ふとした思い付きで製作に取り掛かったハイグリップシートカバー

このヒダヒダが付いたパッチを高周波ウエルダーでシートカバーに溶着して、超グリップいいシートカバーでハードエンデューロの、しかもマディーでツルンツルンするシートをこれでカバーするというもの。
当然自分のシートでもテストはしているけど、CGCのような国内ハードエンデューロには出ていない。
なので、それに出ている友人に人柱になってもらって耐久性やグリップ性を確認してもらっています。
ちなみに練習走行では上々な感触でした。

ドロドロになろうが高圧洗車しようが、まだグリップ部は壊れていない。
なので、そのまま5/25の大町でのCGCに参戦してもらいました。





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今回はシートのテストをかねてたから体力温存作戦でシッティングで走ってたけどダウンヒルもヒルクライムもグリッパーにケツ置いて全く滑らんから腰が安定してステップに常に入力されて安定して走れた。
ケツがずれないと腰でバイク扱いやすいから腕に余計な力が入らないし腕上がりもいつもよりないね。
長丁場のハードエンデューロにはベストシートです。
ひとつ難点というか。 グリップ良すぎてモトパンがグリッパーに食ってズリ下がってくる。ストレートで何回もモトパン上げた。🤣🤣
100分でグリッパーの欠けもなく耐久性も問題ないでした。

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少し前まで魂の1周が目標だったのに、今回は一桁に入るんじゃないかというところまで善戦しました。もちろん本人の練習の成果ではあるけれど、それの補助としてシートカバーも貢献できたと思っています。
特に腰が安定することで、常にステップに入力できることはとても良いと思います。
ちなみに、練習に使い、レースも終えたシートを確認。

汚れは別にして(たいして汚れも付いていませんが)グリップパッチの剥がれや欠損、摩耗等まだ新品に近い状況なのでどこまで使用できるか引き続きテストです。次回は夏のレースだそうです。
すべり止めとは関係ないのですが、両サイドの大きめのノグチロゴも溶着でついているのですが、これも問題は全くないとのことでした。

さらに、このグリップシートをインスタで見たという韓国のリュウさん
彼はダカールの完走もしており、韓国ではハードエンデュ―ロとそのインストラクターまでやっているとの事。
カバーを売って欲しいと言われたけど、一度試してよと送らせていただいた。
早速、綺麗に張りこんで使ってもらっています。

さらに
今年のダカールで15位という成績を残し、ルーマニアクスでは2位などとハードエンデューロでもトップライダーのトニーさん。
先日、これも今年のダカールを完走した旧友の池町に連れられて当社を訪問してくれました。
ハードエンデューロで使ってみてよ。インプレとか要らないから、遊びで使って。と言ったのに・・

いきなりギリシャのヘラスラリーで使ってる!
長丁場のラリーではこのグリップが仇となるかもしれないのにと思いつつ、こんなトップライダーがこうした場所で使ってくれることはめったにないので、ノグチシートとしてはありがたいです。
だってね、見てこのタイヤ。
プロローグランだってのに、センターのブロックが全部ぶっ飛ぶほどの走り。

いずれにしても、まだ販売とか全然考えていないけど、こうしたテストの結果が積み重なっていくのは楽しいです。
いずれは何らかの方法で売りたいな。

 

 

 

 

レッドブルフライトデイ神戸に参加してきました。

レッドブルフライトに参加してきました。

いやー何から何まで楽しかったです。


このチームに誘ってくれた「お米食べて―TEAM」の服部さん。
そして、チーム員の皆さんありがとうございました。
期待の問題を指摘されて、あわやDNSという事態でしたが、開始5分前までに仕上げる機動力とか、飛ぶだけではなくてパフォーマンスの調整とか、衣装合わせとか、もうね全部楽しいの。

詳細は以下のリンクを是非ご覧ください。

「お米食べて―!」TEAM

ヤフーニュース

タックロールのこと

座面の模様としてタックロールやダイヤキルトなどの装飾を施すことがあります。
タックロール

ダイヤ模様ですね。

縫製で凸凹を付けるパターンが一般的ですが、当社では高周波ウエルダーで上の写真のような防水性能を持った状態で溶着タックロールも可能です。

この写真のように 1-2-3と溶着用のバーを用意していたのですが、特に3は金型を作ったけど思ったような模様が得られなかったんです。
1の金型も作ったのですが(狙いは縫製の糸をイメージした)これもなんだかいまいちだったんです。
そんなに需要も無いけど、欲しいなと思っていました。
先日ふと「これを使えば欲しい模様が付けられるのでは」と閃いて、早速工作したらこれです。
やっと手に入りました。
僕は閃いたけど、こうした模様をつけているメーカーは、ずっと昔に同じことを思いついていたんだろうなと思います。

とにかくまた一つノグチシートのクオリティが上がったと思います。

 

 

すべり止めのテスト

テイストオブツクバでの優勝経験もあり、ハードエンデューロにも精を出す友人に新素材のテストをお願いしました。
場所は成田モトクロスパーク。
これから走るという時に先ずは写真。
走行1時間後

走行2時間後とレポートが送られてきます。

”疲れてきてスタンディングができない時にシートにお尻を預けると、そこでお尻が固定されるから体が遅れない。それにフォームが崩れないからステップに荷重がかけやすい”
”とにかく今日みたいなマディな状態では十分すぎるほど効果があると思うよ”
最近よく聞くハードエンヂュ―ロ界での目標”タマイチ”に役立つアイテムになるんじゃないの。
と嬉しい感想。


3時間ほど練習をして、最後は高圧洗車機で洗浄試験。
高圧洗車でデカールが吹き飛ぶようにすべり止めの溶着がどうなるかも気になっていました。
至近距離で高圧攻撃。
結果から言えば合格。
何レース持つか分からないけど、1レースは確実に耐えられる。しかも性能は保ったまま。
5月にCGCに出場すると言っていたので、そこで優勝してもらおう。

 

 

ウエルダータグとすべり止め

当社のロゴや一部ショップ様のロゴをウエルダー(溶着)でシートカバーに取り付けをしています。
これですね。
耐久性などの問題は無く、現在はこの色と白、黒と3種類用意しています。

現場からサイド面にも大きなタグが溶着できないかという意見が出たので、試しに作ってみました。
それが使えるものかどうかも分からないし、そもそも国内のメーカーにお願いすると1回の注文がかなりの大量だったり、小口の場合は相当額のコストがかかることになります。
なので、直接海外のメーカーにコンタクトして、何度も何度も絵や寸法を送って試作ができました。
溶着するには素材や厚みなど結構シビアなので、英語でやり取りするために意図が上手く伝わらず、なぜこの厚みと素材が必要なのかをメーカーに理解してもらうのに苦労しました。

やはり黒地に白文字だと、黒生地の上なら違和感が無いのですが、こうして青の上に置くとどうかなって感じです。
これはこれで良いかなと思うし、まぁ好みは分かれるでしょうね。
いろいろ試してカラーバリエーションを増やすかもしれません。

さて、ロゴもニュースなのですが、今回の本題は以下です。
上の写真にもありますが、座面のすべり止めについて。

今回このウエルダータグを製作依頼のやりとりをメーカーとしている最中に、某所から宿題を貰っていたシートの滑り止めについてひらめきました。
今まで滑り止めというと、こうしたリブ加工が殆どでした。


しかし、すべり止め効果を持ったタグを作れば、座面に好きな枚数を配置できるし滑り止め効果もその模様で調整ができる。
なにより、リブ加工は見飽きたので新しいすべり止めが欲しいと思っていました。
とにかく作ってみないとわからないのでやってみようとしている矢先に、某所からの宿題は「もういらない」となってしまった。
しかし、思いついたアイデアをそのままにするのは、失敗した時のコストよりももったいなく感じたので製作してみました。
どんな模様にするか三日くらい悩んだけど、結局悩んでも答えが出ないので何枚か描いた絵の中から1枚選んでメーカーに送り製作依頼。
出来たよーと写真が届いた。
ベースをクリア(乳白)すべり止め部分を黒にした。
そして、早速シートに取り付け。




サイドのロゴと座面のすべり止め。
なんかすごく良い感じじゃないかと、休日の誰もいない会社で一人シートを作りながら興奮しまくり。
早速モトパンに履き替えブーツを履いて林道へ。
ハードなヒルクライムやマディなどまだまだ試すことはあるし、出来立てなので何が起きるか想像がつかない。

しかし、

ものすごいグリップ力なんです。

450のフル加速でもがっちりモトパンを掴んで離しません。



リブのように硬い違和感もなく、ソフトなのに粘りつくようなグリップ感。
自画自賛が相当入っているのは申し訳ないけど、こんなすべり止めは今までなかったと思う。KTMやハスクなどは座面に色違いでこうした加工を施していたけど、こんなすべり止めは無かったと思う。
一般的な使用というより、モトクロスやハードエンデューロ、しかも耐久性は1-2レース持つかなというレベルかなと思っています。
要はそれだけグリップ力のみに振ったパターンにしたんです。
いずれにしてもいろんなパターンも試してみたいのでしばらくテストします。
このままボツになるかもしれないし、スーパークロスやハードエンデューロでスーパースターが使うかもしれない。

とはいえ、溶着の仕上がりがいまいちで性能よりもそっちが気になりしばらく頭悩ませることになりますね。

いいんです、新しいことを始めるのは失敗しても楽しいものですから。