ヘアアンドハウンド初戦 リッキー優勝!  NHHA 2017 R.1 Ricky Brabec Won!!!

ナショナルヘアアンドハウンド第一戦
HRCのダカールライダーであり、JCR所属のリッキーが参加しました。
昨年のチャンピオンが今年もチャンピオンを獲ることができるか期待です。
ヘアアンドハウンドって聞いたことない人もいるかもしれないので、ものすごく端折って説明します。
13hh3__505アメリカのだだっ広い荒野にライダーが横一列に並んで、よーいどん!で一斉にスタートして山あり谷ありの50kmくらいのコースを一番速く回ってきた人の勝ち。と言うレース。

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ビデオ観ればわかるけど、トップライダーのスピードが尋常じゃないです。
遠目にはただ広い荒野を全開で走るだけのように見えますが、実際には小さな灌木があってちょっとしたミスで大転倒します。

さて、昨年の覇者のリッキーが臨んだ第一戦。
22216174608_1458020894261934_2493194084583362755_nウルトラスエード+衝撃吸収材T-NET仕様のシートを装着したCRF450X

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ずっとこんな感じだったそうです。その差数メートル!
333そして優勝!今年は新型のCRF450RXにどこかで変わるだろうけど、熟成されたJCRのCRF450Xのポテンシャルの高さと、それを操るリッキー、そしてJCRと言う素晴らしいチームがあってのこの結果だと思います。
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そんなチームとライダーに喜んでもらえるシートは幸せだなぁ。
16244173_1512622092100032_161328260_nそんなリッキーからお礼のメッセージが届いた。

” ジョニーが付けてくれたノグチシートすごくいい感じだったよ。
そうそう、ダカールマシンのシートもほんとよかった。またよろしく ”

短い文でも、こうしてトップライダーから直接連絡が来ると嬉しいね。
去年の夏に参加したHRCのテストで彼の好みのシートもわかったしね。

Congratulation!!   Ricky!

 

 

Support for HRC 5年目のダカール

 

%e7%84%a1%e9%a1%8c2017ダカールのスタートまであと2ヶ月。
2017はモンスターエナジーがスポンサーに付いた。
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111ノグチシートがHRCダカールチームにシートを供給し始めて5年目となる。
さらに、今年は夏にHRCのアメリカテストにも参加することができて、現地でライダーやメカニックとシートの話ができたことは、僕にとってとても勉強になったし、彼らの求めるシートが少しわかった気がした。ファクトリーライダーのシートを作るということはとても光栄なことではあるけど、同時にものすごく緊張する。
img_2239.jpgimg_2112.jpgシートのセッティングは答えがあるような無いような、シチュエーションによって求める性能も変わってくる。距離も日数も長いラリーではそのセッティングに悩むところ。
もちろん最終的にはコレ!と言うものに落ち着くんだけどね。
そこに行きつくまでライダーの要望は最優先ではあるけれど、それとこちらの思惑がかみ合わないとなんとなく気持ち悪い。ダカールを走るライダーをネット観戦しながら、あのシートをこうしたらどうだったろうっていつも考えてしまう。まぁそれが開発と言うことかもしれない。
14725616_1299888300061376_4863027684599819139_nそうは言っても中途半端なものではないのはここで書くまでもないので、その時点で考え得るベストなものを作ってきた。まぁその評価はライダーをはじめ関わる人たちにそのうちされるだろうと思ってます。

さて、当社はシートだけではなく、カバーなども作ってます。
kimg078414657335_1294590513924488_7372620000671911370_nナビゲーションタワーの防水カバー。最近のダカールは「今日も雨かよ!」っていうくらい雨が降ります。基本的にナビゲーション機器は防水仕様だけど、防水のマップホルダーに入っているラリーで一番大事なロールマップは「紙」 わずかな水の侵入でマップが破れては大変なので、こうしてカバーしておきます。洗車時にも使うって言ってたから結構重宝されてるみたい。
100円均一で売ってるシャワーキャップでも同じ効果があるんだけどかっこ悪いからね。

もう一つは車載工具袋

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CRF450RALLYには必要最小限の車載工具が装備されていて、その工具を入れる工具袋も当社製。

img_2326この車載工具袋は、かなり手強いものでした。
このスペースに工具を入れるんだけど、車載したい工具を適当に包んでもこのケースには入らないんです。このケースもただのストレートな箱ではないので、工具袋の中の工具の位置が悪いと引っかかって入らない。工具袋に入れずに簡単な巾着袋に入れれば難なく収まるけれど、それだと一日中工具箱の中でガチャガチャと暴れて、工具同士がぶつかり合って削れ変形し使い物にならなくなってしまう。
今回、それぞれの工具を入れるポケットの位置は指定したけれど、あとはくるっと丸めれば、スッとケースに収納できる。このスッって感触がとても重要で、ギューではいけないのです。工具袋の素材は薄いけれど強耐摩耗性。
たかが工具袋と言えどもかっこよくありたいのでHRCの刺繍入り。
まぁ完成まで何個試作したか忘れてしまったけれど、良い物ができたと思っています。
欲を言えば、収納した状態でレントゲン撮影してみたいな。いい感じで収まっている状態を見てニヤニヤしたい。

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2017ダカールはどんな結果になるだろう。
ガンバレ HRC!

 

 

 

 

RIDE AFRICA TWIN MEETING ライドアフリカツインに行ってきました。

 

先日、旧浅間サーキットで行われた「RIDE AFRICA TWIN」に参加してきました。

試乗会もあるということから、単純に浅間のコースを新型のアフリカツインで走ることができるという理由で、こっそり一般参加枠で申し込んでいました。

そうは言ってもせっかくなので、当社においてある開発用のアフリカツインのシートを、試乗用に作って持って行こうと作っていました。

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コンセプトは、高くて窮屈ではなく、前後のポジションも取りやすく、且つ足が出しやすく、ストップアンドゴーでもノーマルとさほど変わらない足つき性。を目指してみました。

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要はアンコ盛りするメリットをアピールしつつ、盛ることによる足つきが悪くなるというデメリットをいかに最小限に抑えるかを来場したお客様にまたがってもらって体感してもらえればと思って作りました。
シートの中身は展示してあったCRF450RALLYと同じ仕様でした。これは、100kmくらい試乗できるといいんですけどね。
IMG_2399実際に目の前で跨っていただいたり、走行もしてもらったり、その場で感想や質問をいただけたのは良かったです。なかなか、カスタムシートを体感する機会と言う機会はないのですからね。

 

さて、当日は一般参加のつもりが急遽お手伝い係となり、設営から現場には言うことになりました。前夜は関係者の方や久しぶりな方々と遅くまでおいしいお酒と一緒に尽きない話で盛り上がりました。

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今回のライドアフリカツインでは往年の名車も展示され、その一つに戸井十月さんのアフリカツインもありました。
ノグチシートは南米、ユーラシアと2大陸走破時にお手伝いをしました。南米用に作ったシートをそのままユーラシアで使用し、現在もカメラマンの宮崎さんが使用しておられますが、カバーのヤレ以外シート本体は10年を経過してもさほど問題ない状態でした。
IMG_2411展示パネルは帰り際にいただきました。いやー、これは嬉しいお土産となりました。
早速、会社の一番目立つところに展示しました。

 

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この3台。言うまでもなくの往年のパリダカマシン。カンガルーの革のシート(本にはそう書いてあった)ほんのちょっとだけ、触らせてもらっちゃった。あこがれたマシンを前にして、一番奥にある現行マシンのシートを今作らせてもらっていると言うのはほんと不思議です。

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さらにこれ。浅間のレースで優勝したRC160.4気筒250cc。近くで見ると、鋳肌の荒々しいケースやカバーなど、当時の職人たちの息遣いが聞こえてきそうな迫力でした。

 

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そして、ブースを出されると聞いていたので、ずいぶん前から気になっていたK&Hさんにご挨拶。K&Hさんのシートは何度も見たことや触ったことがあるのですが、今回製作されたアフリカツインのシートがどうなっているのかとても気になっていたんです。
当社とは違い、K&Hさんは自社でウレタン成型されているので、そのシートのクオリティはシートを扱うものとして見ただけでも分かる上質なものです。今回は見ただけでは分からない実車に装着されたシートに触れて見たく設営が終わったころに伺い、上山さんとお話をさせていただきました。今回作られたシートのコンセプトも説明いただき、K&Hシートにも跨らせていただき、一方的な突然の同業者の訪問に快く対応いただきありがとうございました。

 

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試乗するところが思った以上に人気で、スタッフとして終日試乗のお手伝いとなりました。
結局、時間いっぱいまで試乗する人が途切れることはありませんでした。
雨が少し降って路面状況がそれほど良くない状態ではあったんですが、逆にそれがアフリカツインの良さを認識する良い試乗会になったと思います。私も乗らせてもらいましたがDCT MT 共にとても楽しかったです。ヘビー級なイメージですが、走り出せば驚くほど取り回しやすいです。

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参加者のバイクを眺めていると10台近く当社のシートを付けているマシンがありました。一人ずつに挨拶ができませんでしたが、こうしてユーザーの方に出会えるのは嬉しいですね。

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そうそう、前日にはちゃっかりお仕事もさせていただき、私にとってもお手伝いも入れて、二日間充実したイベントでした。
ケータリングサービスのお昼ごはんはとても美味しかったし、関係者のインタビューも面白く、試乗会、走行会、展示車両等、見て、食べて、走って一日中楽しめたイベントではなかったでしょうか。

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今度RIDE AFRICA TWIN2があれば、もう少し試乗用シートを多く持って行きたいと思います。

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参加された皆様、お手伝いいただいたスタッフの皆さまありがとうございました。

 

 

CRF1000L AfricaTwin in Vegas to Reno  アフリカツインの改造シート

少し前に書いたアフリカツインのシート配達のブログ

アメリカで行われた「Vegas to Reno」 と言う2日間のレースで使われました。
ライダーはジョニーキャンベル、サイクルニュースのRennie Scaysbrookさん。

日本からRIDER誌編集長の三上さん、そしてアフリカツイン開発の一員である今井さん。

バハ1000と同じように途中でライダー交代しながら走ります。

 

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シートの汚れ方を見たところ、やはりフラットにしたシートは正解だったようでです。実際ライダーからも「腰を引いたりしたときに、引っ掛かりがなくとても快適だった」と言う声をいただきました。

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給油、交代地点の風景はまんまバハ1000ですね。

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重量級マシンで無事ゴールおめでとうございます。

なによりライダー全員の顔がレースの楽しさを物語っています。

シート配達して、ほんとよかったと思う写真です。

FACEBOOKのサイクルニュースやJCRのタイムラインでたくさんアフリカツインの写真が流れたおかげで、5件も海外から問い合わせがありました。あのワンピースのシートは買えるのか?シートを高くしたいんだけど。ジョニーと同じのがいい。など、やはり注目度は高いようです。

さて、9/4はRIDE AFRICA TWIN
私も参加します。シート持って行きますので、現地で試乗いただければと思っています。
こちらも楽しみです。

 

 

砂漠でシートを作ってます。その3  HRC Test in the desert with King of seat.


今回のテストはラリーをしているような錯覚を覚えます。
テストは朝早くから始まり。
テストコースの途中で給油したり、ホテルに戻ると整備の時間。この繰り返し。


今日は砂漠の奥深くに入るため、車の空気圧を落とします。


どんどん砂が増えてきました。


大きな砂丘から眺めてみます。


なかなか広い砂丘群です。モンゴルの砂漠やモロッコの砂漠を見てきたけれど、ここの砂丘もなかなか素敵です。
こんなところでライダーを待ち、マシンチェックと感想を聞きます。

シートの評価も様々。できることは限られるけど、なんとかしたい気持ちで常に考えているけれど、

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とにかく暑すぎる!毎日40度!以上。ジリジリと焦げそうです。


暑すぎる時点でゲンナリするので、アイスでも^ ^
砂漠から出てきたところでジョニーと合流し、これをもらった。この地域では一般的な氷菓子だそうです。

今回、ライダーの生の声が聞けたのは本当によかった。どんな状況でそんな意見が出るのか現場に来ないとわからないことはたくさんあるからね。


100%には遠いかもしれないけど、この積み重ねは大事なことだと自分では思っています。

データと言うか、ライダーそれぞれの好みがわかると今後の進め方も少しは楽になるかな。

バレダとメッジには是非2人でポディウムに上がってもらいたいな。

最後にこれ。

20歳の時に初めての海外でオーストラリアに行って、バイクで追いかけながらラリーを観戦してラリーにとりつかれ、その時たまたま本屋で見つけて買ったこの本。

「HRCのNXR開発奮戦記」

当時はラリーマシンを自分で作って走るため、マシンのことやシートのことなどをよく知るため何度も読んだ本です。文中にたくさん出てくる   現適    正しくは現地適合テストだったでしょうか。その現適に27年後の今、自分が参加しているなんて夢にも思っていませんでした。そんな本と、今回のスタッフとライダーのサイン入りシャツと撮った一枚。

今回なんとなくバッグに忍ばせて持ってきました。帰りの飛行機でもう一度読み返そうと思います。

2017ダカール優勝に向けて、シートも今まで以上の仕上がりに持っていきたいと思います。

さて、砂漠でシートを作ってますもこれでおしまいです。読んでいただきありがとうございました。