ガルル6月号で作ったシート  HONDA CRF250L


http://www.bikebros.co.jp/vb/magazine/garrrr/

今月6日に発売されたガルルの企画に協力させていただきました。

ベース車両はCRF250L
pic-color01

企画のコンセプトを聞き、作ったシートがこれです。


HONDA CRF250Lを80  90年代のXRをイメージしてということでしたが、シートの形状をその年代風にする事はできないため、考えた末、苦し紛れにロゴだけでも当時風にしてみました。


全体像がどうなったか、シートの詳しいスペックなどはガルルでご覧ください。

どうぞ宜しくお願いします。

HONDA XR400 モタード

76103110708

XR400モタードの張替です。

G-01のグリッパーレザーを使用しました。
xrmns1xrmns2xrmns3グリッパーシートの滑り止め効果でお客様からは「今までのシートでは滑ることによって変な乗り癖がついていたようですが、このグリッパーレザーに変えてから矯正されたようです」と評価をいただきました。

「シートについてあまり考えたことはなかったけれど、グリップするレザーだけでこれほどまで変わるとシートに対する見方が変わりました」という意見もいただき、製作側としては嬉しい感想でした。

ありがとうございました。

CRF450RALLYのシート Seat came back from DAKAR.

15403_822164034500474_1417874074551566309_n

ダカールラリーを走ったHRCのCRF450RALLY

6708_DAK15_Stage7_Pizzolito_19717_MC5302_DAK15_Stage5_Rodrigues_34327_MC9138_DAK15_Stage8_BARREDA-GONCALVES_47256_MC砂漠、土漠、泥、雨、ウユニ塩湖では塩水の中。長距離、長時間、暑いわ寒いわ蒸すわのシチュエーションの中で使用されたシート。
一般的な使用では何年分の消耗をするのか分かりませんが、それだけに一般のライダーに提供するシートのクオリティーのアップには、こうした過酷なレース後のシートの検証は欠かせません。
IMG_9096届いたのはバレーダとピゾリトのシート。南米の大地の汚れがついたままです。

IMG_0197IMG_9095座面の先端や後部のライダー名はしっかりしてますね。
ピゾリトのシートは汚れたままですが、名前部分だけはゴール前に洗ったんでしょうね。
これを見る限り、ウルトラスエード(アルカンターラ)の汚れのつき方はそれほどでもない事が分かります。表面の毛羽立ちも殆どみられません。

IMG_8688エンボスも問題なし。

IMG_9094中身については全部お見せできない事情もありますのでご理解ください。
チラ見せですが、当社が一般も含め全てのシートに行なっている防水コーティング。
これも一切の剥がれはなく、防水状態も問題なしで良い状態を保っていました。

IMG_9090

シートを見るだけで、そのライダーの座る位置、荷重がかかる場所。それによるウレタンのヘタリ。シートベースへの負担・・・・
シートを作るときは想像でしかなかったものが、使われたシート見ることで、その想像が正解だったのか間違っていたのかが分かります。
もちろん全てあてずっぽうに作っているのではなく、ライダーの好みも踏まえてのことなんですけどね。

製作には実験的要素も混ぜ、その結果に一喜一憂しつつ、普通では得られない数多くのデータを得ることが出来ます。

HONDAがダカールに復帰してこれで3年目。シートのお手伝いも3年。
ここで得られたものは既にお客様へフィードバックしているものもあるし、継続してテストしているものもあります。やはり世界で一番のラリーで得るものは大きいです。
頂点を目指すライダーと、頂点を目指すシート屋がもっと良い物をという思いで作るシートの4年目についてはまだ白紙ではあるけれど、必要とあればまたお手伝いしたいと思います。

 

パリダカマシン HONDA XR500Paris-Dakar

あるお客様からこんなバイクのシートの依頼を受けた。
XR500Paris-Dakar と同じシートが欲しい。
知らない人が見れば、なんかでっかいタンクが付いた古いバイクだけれど、古くからのパリダカファンが見ると、おぉーと声が出るくらい懐かしく、かっこいいバイクなんです。
IMG_8895正式には、XR500paris-dakarというバイクは市販されていません。
市販のXR500を改造しパリダカ専用車に仕立た物がそれになります。

当時のファクトリーマシンを再現するためにXR500に市販のタンクをつけただけじゃないの?と思う人もいるかもしれませんが、このマシンそうじゃないんです。
タンクを見れば一目瞭然。
xl250pari_1680_01 市販車のXL250R Paris-Dakarのタンクではないし
5b7966d54d6f0d4668799f6422f520bfXL600ファラオのタンクとも違う。
6c10f6812f2abd37bdd49de5787759eaまさにこのホンダファクトリーマシンのタンク。お客様がどうやってファクトリーのしかも新品のタンクを30年経った今手に入れたのか興味は尽きないけれど、そんなことよりもあのマシンが目の前にあることで興奮しきりです。
しかも、お客様は憧れていた当時のこのマシンでサハラを走るだけではなく、ラリーに出場するということなのでシート製作も慎重に進めなければなりません。
と言っても、見本となる資料は沢山あるので。それをもとに新素材も使用しつつ製作しました。
シート完成の写真は最後にお見せしますが、シートを作るに当たって、この年代のマシンについて調べたくなって家の片隅にしまってあった雑誌を引っ張り出してみました。
懐かしい雑誌や写真が出てきたので少し紹介します。
IMG_89361982ライディングスポーツ創刊号だって!33年前だよ・・・中一でこんな雑誌買ってたんだ。
IMG_8939そして月間第1号 第5回パリダカの特集も組まれてる。
IMG_8941クーーーッ。かっこいい!背景からするとパリのコンコルド広場かな。
シートのリアには小物入れが付いていますね。この頃のパリダカはまだまだライダーの持ち物が多く、背中に背負うと疲れるからシートやその他細かく分けて装備していました。
IMG_8943 古い雑誌を見てると、ついついいろんな所にも目が言ってしまう。
チェコで開催されたISDEの特集もあった。この頃のISDEと言ったらトシニシヤマだったなぁ。
IMG_8937IMG_8938特集ページが切り取られていた。ここにあった写真はかすかに覚えている。中学生のときにバイク雑誌の写真を切り取っては部屋にいっぱい貼っていた。
IMG_8946ライディングスポーツの表紙かっこいい。カジバエレファントはオリオールかな。マルボロカラーのBMWはライエだね。しかし、すさまじいでかさのタンクだ。
今は見なくなったけれど、この頃はタバコ会社のスポンサー真っ盛りだったな。マルボロ ラッキーストライク ロスマンズ ゴロワーズはもう少し後かな。
IMG_8944サイクルワールドもパリダカ特集していて何冊か出てきた。表紙は汚れた英雄だね。ローズマリーバトラー♪
懐かしい雑誌に混じって自分の写真も出てきた
IMG_8947初の海外、初の海外ツーリング。オーストラリアンサファリラリーに同行するツーリングツアーに参加したときの写真。オーストラリアのアウトバックでテネレ600に乗る私。1989か・・20歳だよ・・ 砂丘はなかったけれど気分はすっかりパリダカで、自分が巻き上げる砂塵を何度も振り返って見ては、パリダカをいつか走るぞと想っていたのを覚えています。
IMG_8948かなり色褪せちゃってるけど、これは何度も読み返したな。
そして、これも懐かしい写真集。
IMG_89491978年にパリダカをスタートさせたティエリーサビーネ(37歳)がヘリコプターの事故で亡くなった第8回パリダカの写真集。
これは高校2年のとき、鈴鹿8時間耐久レースの会場で売っていた。
この本のレポートを書いた中村洋さんがその場にいたのでサインを貰いました。
IMG_8950この時の事は今もはっきりと思えてる。「僕もパリダカ行きます」なんて生意気に言った記憶があり、サインしてもらった後にがっちり握手してもらったなぁ。
中村さんはプロのライダーではなかったけれど、当時はパリダカに出ている人は僕にとって全て憧れの人でした。

と、XR500の話からどんどんずれてしまいすみません。
パリダカの記事読んだり写真集見てると、誰かに話したくなることばかりで、1人興奮してしまって収拾がつかなくなるので資料の閲覧はこの辺にしてと。

さて、肝心のお客様のシートはと言うと
IMG_8908ノーマルのウレタンはベース付近まで削ぎ落とし、T-NETオリジナルウレタンで整形。
お客様は足つきを心配される一方見た目がファクトリーマシンと異なることも嫌われたので、シートの高さはギリギリまで落とし、シート前部の角を若干丸くして足付き性を確保しました。これで後は防水コーティングをして張り込みをします。

IMG_8955IMG_8952IMG_8956IMG_8953IMG_8954

座面にカンガルーの革を使いたいところだけど、入手困難なうえに今ではそれほど高性能とは私は思わない。オリジナルにこだわればそれなんだけれども、そこは臨機応変に。
なので、座面はウルトラスエード(アルカンターラ)を使用し、サイドはビニールレザーではなく黒の本革。これで当時の雰囲気は出たと思います。
中身はもちろん現代のホンダワークスと同じスペック。

これからナビゲーション機器が装着されてラリーマシンになっていきます。

お客様にはこのバイクで冒険の扉を開けてもらい、素晴らしいラリーを体験していただきたいです。

“I will take you to the gates of Adventure
        but they are for you to open and defy fate”       Thierry Sabine

Good luck!!!!!!

お土産  Present from DAKAR!

郵便屋さんが黄色い大き目の封筒を配達してくれた。
たまに見る海外からの郵便物だ。
誰からかなと思って見たら、よく見る名前。
ダカールの現場から帰ってきたばかりなのに早速送ってくれたんだ!
はやる気持ちを抑えつつ、何が入っているかなと封を切ると

IMG_8813IMG_8815

IMG_8814
先ずはHRCのプレスキット 各ライダーの紹介からルート、ホンダのパリダカの歴史まで書いてあります。スポンサーの紹介もあります。

次は南米チームのプレスキット
IMG_8816IMG_8818IMG_8817こちらでもノグチシートの紹介をしていただいております。本家HRCより大きな冊子なので写真が綺麗に見えます。

次はステッカーキット
IMG_8819ライアのステッカーは貴重品ですね。
マシンに貼る当社のミニステッカーも貴重かな。

 

そして

 

そしてだ!

 

もう1つとんでもないものが入っていました。

 

IMG_8821

じゃーーーーーーーーーん!!!!

女性初トップ10入りし、ウーマンズクラス優勝のライア・サンツのサイン入りノグチシートカバー!!
10830569_861924537200188_2287652715144356092_o

うれしーーーーー!

前から欲しかったんだけど、現場の人にはなかなか頼めるものではないし・・。
この気遣いはすごくうれしい。

家宝、いや社宝にします。
ありがとうございました。

YouTube Preview Image