フリースタイルモトクロスで目標に向かっている戸田蔵人さんのシートも微調整を重ねています。
写真は戸田さんのfacebookからお借りしました。
車椅子に乗ってる人がこうして飛んでいるって、ほんとすごいです。
まだまだこれからが楽しみです。
サイズ調整をした新しいシートで、よりエキサイティングな技を決めてください。
フリースタイルモトクロスで目標に向かっている戸田蔵人さんのシートも微調整を重ねています。
写真は戸田さんのfacebookからお借りしました。
車椅子に乗ってる人がこうして飛んでいるって、ほんとすごいです。
まだまだこれからが楽しみです。
サイズ調整をした新しいシートで、よりエキサイティングな技を決めてください。
戸田蔵人さんのシートを作った話を少し前にしました。
こんな感じのシートでした。
これを使用してもらって、戸田さんからの要望が出たので手直しと、ストッパーの形状を変えたものの新作をしました。
簡単な型を作り、硬質ウレタンで成型です。
ストッパーにはクッション性は要らないので、硬質ウレタンを使用しました。
この後の作業の写真はありませんが、仕様を変えたシートの完成です。
ロゴはレモンイエローに変更し、リブを赤色に。
良い感じの派手さとかっこよさと自己満足しています。
そしてこの滑り止めのリブ。
これは私が知る限りノグチシートのみが行なっているリブの取り付け方です。
一般的には縫製によって、リブを糸で縫い合わせますが、ノグチシートでは「溶着」と言う方法を使い、素材同士を溶かしてリブと座面の生地を一体化させています。
この方法だと、糸の切れる心配もなく、泥のつまりなどもなく、汚れ落としも楽と言う利点があります。
また、耐久性も縫製に比べて高いです。
このシート持って1月のアメリカへ行かれる戸田さん。
活躍が楽しみです。
9月に名阪スポーツランドで行なわれた全日本モトクロス。
その時に特別なバイクでデモランをされた戸田蔵人さん。
戸田さんのプロフィールはWEBから引用させていただきます。
全日本モトクロス国際A級(IA1)プロライダー戸田蔵人
08年6月に事故が起き胸から下が完全麻痺に。
損傷部位:脊椎T6.7脱臼粉砕骨折、 肋骨1本残し全骨折 手首、顔面、首骨折
折れた肋骨が左右の肺に刺さり穴が開き多量出血
損傷高位;T6・7完全麻痺 asia A コンプリート 脊髄神経はほぼ完全断裂
医者からは一生車椅子と。
しかし諦めず挑戦し続け、また歩き、そしてライダー復帰を目指す。
いつか必ず。
現地で声をかけさせていただき、自己紹介をしたところ・・
「野口シートさん? この前アメリカで練習したときにトッドポッターから、このシート知ってるか?って野口さんのシートを教えてもらいました」
って、嬉しい話を聞かせていただきました。
デモラン前で忙しいときだったのでシートの話は詳しく出来なかったのですが、後日メールで何かご協力できることがあればという申し出にシートを作らせていただけることになりました。
現状使っているシートを送ってもらいました。
腰部分が当たる所は硬質ウレタンで成型されています。
シートの高さと腰当の高さ角度などは、何度も試して寸法を決めたそうなのでこの部分は変更せずに、形状を整えてグリップの良いシートカバーで張り込みをしました。
当社としてもこれが正解なのか、イマイチ自信がないというのが正直な所です。
しかし、作って試さないと次には進めません。
戸田さんに乗っていただき、問題点など洗い出しながらスペシャルなシートに仕上げて行けたらと思います。
もうすぐ8耐ですね。
私も、ロードレースに憧れた時があり、実際に18歳から数年間、鈴鹿サーキットや中山サーキットなどをTZR250で走っておりました。
免許を取る前の高校生の時は部活を無断で休み、先輩にグーで殴られるの覚悟で鈴鹿8時間耐久レースを見に行きました。
ケニーロバーツが復活して、平忠彦と組んでトップを走っていて優勝間違いなしと思われた残り30分でのストップは今でも忘れられません。
それと、シケイン立ち上がりの金網にへばりついて見た、ケニーロバーツのハングオンの美しさもいまだに覚えてます。
やはり夏と言えば8耐ですね。
さて、それより少し前の1980。
ヨシムラがGS1000で優勝しました。
そのマシンのレプリカのシートの依頼を受けました。
ベース車両はGS1200SS
クッションは発泡ゴムの貼り付けだったけど、そこにビニールレザーを追加して貼ったがいまいち具合が良くない。
なので、次のような内容で製作をしました。
1.クッション新作 厚みアップ
2.先端部延長 クイックファスナーの逃げを作る
3.アルカンターラで張り込みをする デザインは打ち合わせにて
クッション部はカウルにしっかりと糊付けがされており、綺麗に塗装されたカウルに傷を付けないようにはがすところから始める。
現状のシートは、カウルのエッジよりはみ出していたので、事前に気になる点の寸法などを計測して新作をしました。
取り付けは、ノーマルと同じように糊と両面テープで貼り付けです。
アルカンターラの質感がいい感じです。
赤のダブルステッチも、カウルのカラーに合っていると思います。