トゥアレグラリー用シート Rally seat for TuaregRally2019

ダカールのスタートまで1か月を切りました。
そして、私の出場するトゥアレグラリーアルジェリアのスタートは4か月を切りました。
8月にエントリーをして、もう12月です。
準備と言っても特にすることはないので、バイクの乗り込み主体ですが、出来るだけ体を慣らすため毎週末CRF450Lで山や河原を走っています。
さて、今回のラリーも自分のスペシャルシートで走ります。


マシンはハスクバーナFE501 2018モデルと聞いています。
たぶんこんな感じなんだろうと思います。
見たまんまシートが薄い。
現物も近所に無いので跨ることもできず、カタログ数値からシートの形状を決めたいと思います。
カタログを見るとシート高970mm・・・
高いです。私の身長は185cmですが、細身のシートとは言え大きくあんこ盛りができません。
でも、クッション性は欲しい。
なので、後方をめいっぱい幅広にして、クッションの厚みは中央を10mm、後方は15mmアップと行きたいと思います。
では、改造開始。
細くて薄いです。そして硬い。
ではカバーを外します。

このシートは、全体に薄いため底付きしないために低発泡のいわゆる硬いウレタンが使用されています。
ある程度の厚みがある中央から前部にかけてこの硬さのままだと、せっかく厚みがあるのにクッション性がない状態になるので、このような形状にしてクッション性を上げているのだと思います。
しかし、このままだとへたりが早いので、この部分も改造します。
先ずはセンター出し。
シートにセンターラインを引くのはなかなか難しいのですが、こうしてレーザーで墨付けすればあっという間です。
ノーマルの高さを計測します。
シートベースが付いたままなので、この数値はウレタンの厚みではありません。
盛る前に先ずはノーマルウレタンを削っていきます。
20mmほどノーマルウレタンを削り取りました。
また、後端から100mmは厚み5mm程度しか残っていません。
この時点で先ほどの穴が出てしまっています。
この部分は同じ硬さのウレタンで埋めることにします。
作業に集中してしまい工程写真が抜けていますが、削ってできたベースに衝撃吸収材T-NETを貼り付けて一旦整形。
次にノグチオリジナルウレタンをシート全体に貼ります。
ここで重要なのは、全体に1枚でウレタンを貼るという事です。
500x1000mmサイズのウレタン1枚を使い、そのほとんどを捨てることになるのですが、このやり方が一番大事なので贅沢にウレタンを使用します。
どんどん削って自分が理想とする形に整えて行きます。
削ったエッジを見て分かるように、ノグチオリジナルウレタンは作業性も良いので綺麗なエッジが効いたシートに仕上げることができます。
削ってはラインを引き直しの繰り返しです。
こうして比べると着座い位置の幅広が良く分かると思います。
薄いシートでありながら、初期の沈み込みからボトムでのお尻の安定を図ることが出来るシートになったと思います。
あとは自分で走って、その効果を試すだけです。
そしてカバーはウルトラスエードとビニールレザーのコンビ。
完成です。
お世話になるメモツアーの刺繍も入れてみました。
レースが終わればこのシートは置いてくるので、メモツアーにとっても当社にとってもメリットがあるような広告になればと。と言うか、黒のカバーに黄色のロゴ刺繍って映えるので入れて正解でした。
とりあえず、シートとハンドルを送ってセットアップをしてもらいます。
こうして事前準備が進んでいくと、どんどん気分も盛り上がってきます。

 

 

トゥアレグラリー2019の費用など Budget of TuaregRallye2019


まだスタートまで100数十日あるというのに、早々とエントリーも済ませ、サポートチームにもレンタルバイクのーオーダーを入れました。
(ルートを作る試走隊からの写真です)

海外ラリーを考えている人の何かの参考になればという事で費用についても書いてみます。
サポートチームのMEMOTOURSに3,905€
これにはレンタルバイク(ハスクTE501)や整備、集合場所(アムステルダム?)からアルジェリアまでのエアチケット、軽食その他レースに関するサポートが含まれます。

マシンはラリーに必要な装備が全て備わっています。
しかし、私は前回少々窮屈なポジションに困ったのでハンドル、さらに途中で故障した経験があるので予備のGPSを、そしてスペシャルなシートを事前に送ります。これらの総額で¥40,000程度です。ちなみにGPSは予めレンタルマシンに装備されているため、それと同じ物を買って日本で操作の練習も兼ねると言うのもあります。なので、ebayで程度の良い中古を探したので安く上がっています。


そしてオーガナイザーに支払うエントリーフィーは、私がエントリーするプロクラスで2,190€
そして、ホテル利用の場合720€が必要になります。
テント泊も可能なのですが、前回ホテルの庭でテントを張って寝ている光景を見てるので、せっかくホテルがあるならくつろげるほうが良いので部屋を取りました。ホテルも何もない場所ではみんなと同じブッシュキャンプとなります。その場合のテント用具一式は費用に含まれています。
これらの合計2,910€

これにライディングギア一式を新品で揃えるとだいたい¥150,000くらいですね。普段使っている装備そのまま持っていけばこの費用はかかりません。
私の場合、数年に一度のお祭りなので装備は新品に。しかも、新型はいろんなものが軽くなってるので、体力を考えるとやはり新型で行こうとなるわけです。
ここまでで100万を少し超える程度です。

あとは、集合場所までの往復エアチケット、レース前後の宿泊費、程度なので余裕を見て30万くらいかなと思っています。なので、合計¥1,500,000が全部ひっくるめた予算となりそうです。
まとめるとこうなります

前回参戦したモロッコやチュニジアよりは少し割高ではありますが、私にとってはそれだけの魅力がある冒険なのでこんなものかなと思っています。


アルジェリアはビザが必要なのと、ビザ取得が少々やっかいな感じがあるので書類が揃う12月になったらすぐに動こうと思っています。

あとの準備と言えば、とにかく毎週バイクに乗ってレベルアップというより体を慣らすことに重点を置いています。順位云々より「ラリーをちゃんと走る」が目標なので!
つづく

 

 

 

 

準備開始! Go for Tuareg Rally 2019-Algeria!

2019トゥアレグラリーにエントリーしました。


トゥアレグラリーはこれで3回目。準備くらい黙って進めろよ、と言われそうですが、こうして書くと気分的にもピリッとして良いんですよ。完全な自己満足です。

私が参加した1回目は2012  舞台はモロッコ

2回目は2014  舞台はチュニジアでした

そして3回目となる2019Tuareg Rallyの舞台はアルジェリア!

アルジェリアと言えば・・
パリ・ダカールラリーは1979第1回から第10回までパリ-アルジェ-ダカールというルートでした。当時憧れたパリダカのほんの一部だけど、アルジェリアを走るというのは私の夢でした。

それともう一つの理由
なぜか捨てられずに、自宅のガレージにずっと貼ってあった紙切れが一枚。
これは私の母校、関商工高校の卒業式に担任の森先生から貰ったお祝いカード。
校歌は詩を見てもメロディが思い出せないけれど、インクがほぼ消えてしまったお祝いメッセージはずっと覚えていて、
「・・・野口がパリダカに出たらアルジェリアの砂を土産に持ってきてくれ」
と書いてあります。
私の唯一の恩師と言える森先生は若くして亡くなってしまったし、砂を持ち帰ったとしても、わざわざ先生のお墓に持っていくこともないけれど、いつかはアルジェリア!と言う気持ちがあったので、今回良い機会と思いエントリーしました。

私は来年2月の誕生日で50歳、そして父親が作ったこの野口装美も50周年。
関係者呼んでパーティなんて性に合わないので、ひとり記念事業的な感じで行ってこようと思てます。
体力のいるチャレンジがいつまでできるか分からないけれど、20歳で初めてオーストラリアを走り、23歳の初海外ラリー挑戦から27年経ち、その頃とはちょっと違ったスタンスでチャレンジできたらいいかなと。

バイクシートの製作にかけては胸を張ってプロですと言えますが、バイクに乗ることに関しては、私はただのラリー好きなアマチュアライダーです。
それに、海外ラリーは私にとって、とても大きなイベントですし、大袈裟ですが冒険だと思ってます。いつものようにちょっとご飯を食べにアジアをぶらぶらするという感じには行きません。不安なことも多いので、ひとつずつ準備を重ねていこうと思います。
レースまで200日あることですし(まだまだ先ですね)


マシンは今のところラリー仕様のハスクバーナ501をレンタルの予定。
もちろん今回も、シートは最新素材で作った物を持って行きます。


ひょとして海外ラリーに興味があって、ノグチシートでラリーを走ってみたいという方もいるかもしれないので、エントリーの仕方から費用など様々な情報を書いていこうと思います。

さてと、先ずは新しいヘルメットを注文しよう。