先日、座面の籐が破れた秋田木工の剣持スツール№202-Rを手に入れました。
こうなると張替しか修理方法がないし、籐の張替えは少し技術が必要なんです。
当社の職人漁師がパパっと張り替えてくれました。
完璧!
これでまたコレクションが一つ増えました。
剣持スツールは1955から現在も生産されているベストセラーのスツールなので見たことがある人は多いと思います。
薄い塩ビで張られたこれなどは、張替屋としてはきれいにリフォームしたいところですが、裏を見ると
釘で止めてあります。
現在、椅子張りはタッカーで生地を止めるため釘で止めてあるものは珍しく、この椅子も1955に近い年代のものなのでもったいなくて張替ができません。
古いものはできるだけ当時のまま持っていたいものです。
椅子が好きで、でも大きな椅子はたくさん家に置けないからミニチュア買ったり、座れるものとしてスツールを集めたりしているうちに結構貯まってきました。
ヴィトラデザインミュージアムの1/6スケールのミニチュア椅子
座れないけど眺めてられます。
柳宗理のバタフライスツール
柳宗理のエレファントスツール
フランク・ゲーリーのウィグルスツール
ジャコモ・カスティリオーニのメッザドロスツール
ステイシーデュークスのEfebino Stool
天童木工/加藤徳吉のリングスツール
欲しいものを直ぐ買うというわけではなく、中古ショップやネットで使い古されたけど程度の良いものを見つけては買い足している感じです。
スツール集めるなんて理解されることも無いんだけど、これが趣味なんでいいんです。眺めてるだけで気持ちが豊かになれるなんて幸せです。
でも、やっぱりいつかはこの椅子に座って考え事したり、仕事したり、ぼんやりしたいな。