古いノグチシートのロゴ

懐かしいステッカーが机の奥から1枚出てきた。
たぶんこの1枚が最後だと思う。
まだ「ノグチシートアドバイザー」って名乗っていたころのロゴマーク。
96-7年ごろに作ったと思う。デザインは近所のステッカー屋さんに丸投げで、当時流行っていた「アメーバ」をモチーフにしたロゴにしてもらいました。
これも先日発見された古い雑誌に友人の特集があり、2000年のパリダカの写真にこのステッカーが貼られたシートが写っていました。
先日、自分が持っていた古い雑誌は全部捨ててしまったのでこのロゴが写っている写真はこれしかないんです。
このロゴは正直言うと不評で、自分でもシートに印刷できないし、遠くからの視認性も悪い、色が多すぎる、流行に乗ったおかげでしばらくすると飽きてきた・・・・まぁ、それ以外にも色々文句言われたなぁ。
なので、このロゴをまた使う気は全然ないのですが、なんとなく自分用にワッペンにしたいなと思い、事務員さんの刺しゅうの練習用にデータ作成をお願いして、苦戦すること1週間。
これね、イラレのデータを刺しゅうデータに変換するのではなくて、写真をトレースしながら1から作ったのですごく手間がかかってるんです。
手間をかけただけではなくて、仕上がりもかなりいいところまで来てます。
特に背景の赤と黄色のまだらの表現は苦労したと言ってました。
刺繍は絵のようにできないので、どうやって表現するのか難しいのです。
枠とか背景色とか、大きさなど含めてもう少しで完成です。

しかし、事務員さんの刺しゅうの腕は、1年で相当な上達を見せてくれるのでうれしいです。僕の出る幕が殆どなくなってきたので、今まで以上に会社にいる時間が短くなりそうです。

 

 

バイク用カバー素材販売しています。

DIYで張替えをしてみたいという方にカバー素材を販売しています。

1M/¥5,000~となっておりますので欲しいものがあればお問合せください。
代引き、振り込み何れも対応しています。ほとんどが当社在庫品なので、1-2日で発送可能です。
ウルトラスエードも販売可能です。
メーカーにはないパンチングも当社加工品を在庫しております。

当社で扱うビニールレザーはバイク用です。
一般的な家具用とどう違うかは以前に書いた説明を引用します。

簡単に言ってしまえば、発泡層があるか無いかの違いです。
もちろんそれぞれにメリットがあり、一概にこれじゃないとダメとは言い切れませんが、だいたいこんな感じです。

発泡層がある家具用(雑貨用)は感触が柔らかく、より本革に近いものもあります。抗菌、防湿、耐アルコールなど様々な機能が付いているもの多く、椅子やソファに多く使用されています。しかし、発泡層の上のスキン層と呼ばれる表面はごく薄く、ひっかき傷などには弱いです。生地の基盤となる基布はメリヤスで一定方向しか伸びないものが多いため、小さくて複雑な形をしたバイクシートに張るには少々困難です。

一方バイク用の非発泡レザーは基布から表面までが1枚の塩ビの板であるため、ひっかき傷には強いです。一応バイク用は-30℃から+80℃まで耐えられるように設定してあるため、昔の塩ビ素材のように可塑剤が表面に出てネバネバすることもありません。基布は全方向に延びるものが使用されているため、バイクシートの複雑な形状でも、多くの切り替えを入れなくても貼ることができます。

また当社独自ルートで仕入れたビニールレザーは純正色も多くありますので、幅広くお選びいただけるかと思います。

生地の業販は行っておりませんのでご了承ください。

 

 

 

アフリカツインのシート改造 CRF1000L CRF1100L

CRF1000L アフリカツインのシート改造
衝撃吸収材T-NETを挿入したダカールスペック
アンコ盛り シート前部はノーマルより細く
張替 ビニールレザー B-42 B-43

シートをオーダーいただき、完成後すぐに北海道ツーリングへ出かけられ、北海道1周4,000km走られたお客様から感想をいただきました。

今回シート製作して頂いた感想と写真です。
あんこ盛りにより脚の屈折が緩くなり膝が楽になり、ハンドルポジションが自分好みの位置になる事により肩まわりが楽になり、更にダカールスペックに変更でお尻の痛みなし、シートをシェイプして頂いた事で足つきの良さはノーマルシート以上でバイクを更に扱いやすくなり北海道と少し東北を約4000キロ走る事ができツーリング&キャンプ楽しむ事ができました。
今までなら、夕方キャンプ場に着いてテントを設営する時にはどっと疲れがあるなかでの設営でしたが今回それもなく、ダカールスペックを自分自身でも体感できシート製作お願いして本当に良かったです。

嬉しい感想をいただきました。
アンコ盛りをしてあるのに、形状によって足つきはノーマルと変わらない、もしくはノーマルより良くなる場合もある(シートベースの形状にもよります)と言事を体感してもらえて良かったです。
これからも、ツーリングが快適になるシートを提供できたらと思います。
ありがとうございました。

ソロツーリングに行ってきました

実は名古屋港から仙台、苫小牧にカーフェリーが出てるって知らなかったんです。
なので、このフェリーに乗ってツーリングすることにしました。
金曜の19:00名古屋出港 翌日土曜日の16:30仙台着。
ほぼ丸一日船内です。
船内は生演奏があったり、大浴場があったりと長旅を飽きさせないようになっています。お風呂は着岸の30前までOKでした。
部屋はこんな感じ。海は見えないけれどカーテンを開けると自然光が入ってくるので、密閉された暗い部屋で息苦しさみたいなものはないです。
シャワー/トイレも付いてます。
ちなみにフェリー代は全部込みで3万弱でした。食事3食付き。
こんな部屋なので、たまたま出発前に友人に勧められて買った本を持ち込んで部屋にこもりっきりで読書。
丸一日の時間を潰すのにとてもいい本でした。面白っかったです。

仙台に到着して、市内のホテルにチェックインして定番のこれ。
茹で牛タンのもすごく美味しかったです。
翌日の天気予報見てたら、食事は美味しいのに気分はどんどん憂鬱。
これから向かう先の降水確率90%
牛タンも食べたし、また船に乗って名古屋まで帰っても良いかなと思うくらい、雨の走行は嫌いです。
かっぱを着てしまうと、脱ぐのが億劫になり食事もとれないというか、食事だけでなくて、見たいものも雨では良く見えなかったりと良いことが無いです。
そう考えつつ寝て起きると、朝は雨が降っていなくて快適。
会津磐梯山を眺めながら猪苗代湖へ。
これが見たかったんです。
さざえ堂。
17年前に一度来てるのですが、もう一度見たくて来ました。

とにかく晴れていてよかったし、やっぱりさざえ堂は凄い。
設計者は天才ですね。こういうのを作る人を天才って言うんだと思う。

そして目的その2
さざえ堂から1時間ほど離れた山間の集落。

この家は築200年でこの地区では一番大きな家。
妻の父親の生家。義父はもう亡くなってしまったけれど、亡くなる少し前にもう一回家が見たいと言ったので、みんなで泊まりに来たのが17年前です。
回りは殆どその時のままでした。
旧姓は三瓶で、お蔵の上にある家紋もよく見るとちゃんと三瓶です。
義父は昭和5年生まれで、ここから岐阜に出てきたそうです。
昔は家にお手伝いさんが何人かいて、父親が小学校の頃はお手伝いのお兄さんに毎日おんぶして学校まで運んでもらったそうです。
そう言った類の話は他にも多くあり、聞かせて貰った時は凄いなぁと思いつつ、おしんを思い出すような話でもあり、なかなか複雑ではあります。
今この家は古民家宿としてやってるみたいですが、今日は留守でした。
ここに来たついでに、17年前に入った温泉があるかなと見たらやっていました。
以前は夜に来て、暗い階段を降り、暗い湯船につかり怖かった記憶でしたが
福島の豪雨で全損となり、今は綺麗な建物に変わっていました。
でも、温泉は昔のままで気持ちよかったです。
で、これで行きたいところはすべてクリアしたので、さてと次はという事で地図とにらめっこ。
新潟に抜けて海沿いのどこかで泊まって海鮮でもだべるかなと、とりあえず北に進路をとったけど、走り出してトンネル抜けたら雨ザーザー・・・
雨の分布図見ても逃げ場なし。
雨の日は楽しくないです。
ここから自宅に帰るには、高速使ってもたぶん7-8時間。
帰れなくもないけど、明日も休みだしもう少し走ってみようと海まで出て考えることにします。
雨の勢いは増すばかりで、朝6時にご飯を食べたけど、ちょうど昼くらいに雨に当たったのでかっぱを脱ぐわずらわしさから15時になってもまだ何も食べてない。海沿いに出たけれど、なんだかパッとしない。ご飯食べる気分にもならないって感じ。
とりあえず、ここで今晩のホテルを探してみると、バイクもとめられる富山のホテル発見。飲み屋街も近い。
ここから2時間程度で行けそうだから空腹のままホテルに入って、さっぱりと着替えてから晩御飯にすることに。
昨夜は肉だったので、今日は魚貝。
あ―ー幸せ。話し相手がいればもっと幸せなんだけど、こういう予定の無いツーリングって友人を誘いにくいんですよね。

朝から何も食べずに走るとか、泊まるところをその日の夕方に探すとか、ソロツーリングはその点、勝手に決められるので気が楽なんです。
団体行動ができないわけではないけれど、割と気を遣う性格なので、そういうことなんです。

今回の相棒もR100GSパリダカ。エンジンの調子はめちゃくちゃいい。
黒に塗ったリムやガンメタで塗ったガード類は、大きな車体を小さく見せるまでは行かないけれど、塗る前に比べたら随分かっこいいなと眺めてはうれしくなります。
タンクの小物入れの蓋が閉まらなくなるとか、細かなトラブルは出たけれど、走りは快調そのもの。タンク満タンで500km以上走れるのも頼もしいです。
燃費は17-19kmなので、34リットルタンクを5リットル程度余裕見ても500キロは余裕です。

そして、毎回同じことを言ってますが、このシートの快適さは自画自賛と言われようが声を大にして言いたいです。
製作してそろそろ1万キロほど使用したのですが、ウルトラスエードの荒れもなく、ウレタンのへたりもまだまだ問題ない。
このシートのおかげで、ちょっと寄り道してみよう、もう少し先まで行ってみよう、次はどこに行こうかなと、お尻と相談しなくてもいいというのはバイクの調子も大事だけど、そう簡単に壊れないエンジンだからこそ、気を遣うのはシートだと常日頃から思っています。
今回もこのシートでいい旅ができて良かったです。
次は林道を探して繋いでみたいです。

そうそう、ずいぶん前だけど八つ墓村の映画を久しぶりに見て、次のツーリングは八つ墓村の撮影地巡りだーって書いた記憶があります。
今回もそう思ったけど、なんとなく気分が乗らなかったのでフェリー旅となりました。でもやっぱり「八つ墓村の祟りじゃー」は名作だと思っているので、そのうち行こうと思ってます。