週末レポート  a short while ago

古い写真を整理していたらこんな写真が出てきた。

フォルダーには「週末レポート」と書いてある。10年も前のことになるけど、友人と近所の山で遊んだ記録写真だな。

そのころは、ひたすらこんな道ばかり選んでXR600で走っていた。写真見てて・・深い轍とかフロントフォークが引っかかるんだよなぁって思い出した。1000本キックとか・・。

腕試しや根性試しの坂を登ったりするから、こんなことも起きる

バイクの手裏剣だね!この時は、友人が登ってくるのをカメラ構えて待ってたら、バイクだけがこっちに飛んできてあわてたなぁ。轢かれるじゃなくて刺さって潰される!って感じだった。

この彼も「こんな溝、楽勝っすよ!」って言うので、カメラ構えてたらこの絵が撮れた。溝の手前でフロントアップどころか、アクセル開けたまま突っ込んで行ったなぁ。ブレーキランプが点いているところがポイント。たいした怪我をしなかったのもよかった。

山で汗をかいた後は川で水浴び。バイクで渡るだけなんだけど、浅いところを水しぶき上げて走ると気持ちいいんだ。

まぁ今でも似たようなことやってるんですけどね。

週末万歳!

 

オリジナルウレタンフォーム  Special material of the Noguchi seat.

少し前にも書きましたが、もう一度詳しく当社オリジナルウレタンについて説明します。

専門用語などが出てきますので、気になる方はこちらで説明を読んでみてください。

今まではバイクシート改造に適したスラブウレタンやチップウレタン(これは特殊な場合にしか使いません)を使用しておりました。しかし、バイクシートに適したウレタンが各メーカーから徐々に姿を消しつつある現状に危惧して当社独自のウレタンを作ることにしました。何故それらのウレタンがどんどん廃盤になって行ったかのかは分かりませんが、単純に需要がないからでしょうね。

これはチップウレタン。ウレタン加工工場では、様々なウレタンを加工しておりカットした端材のウレタンがたくさん出ます。それをある程度同じ大きさのチップにして、接着剤で固めたものがチップウレタンです。チップウレタンにも硬さが色々あります。例えば同じ容量のチップを1/10まで潰して固めたものと5/10まで潰したのとでは密度が変わりますね。この要領で硬さに変化をつけます。ゴミとなったウレタンの寄せ集めのように思われる方もいると思いますが、ヘタリも少なく一般的な家具には絶対に(コスト面も含めて)必要な材料でもあります。

これはスラブウレタン。今まで使用してきたウレタンです。写真では分かりづらいですが気泡が細かく、硬さもあり、同時に反発力もあるウレタンです。リビングチェアーやソファーなどに使うと硬すぎて沈み込みが少ないので使いませんが、バイクのように座面巾が狭く、且つクッション薄い場合はこうした硬さと弾力性を備えた材料が必要となります。

しかし、何種類かあった上記の性能を持つウレタンが某メーカーの1種類となったために、かねてから色々と探していた材料に辿り着き、また協力していただける企業様とも出会い今回のオリジナルウレタンの製作となりました。

これがそうなのですが、スラブウレタンと何が違うの?というくらい似ていますね。若干こっちのほうが気泡が細かいです。硬さ、弾力、粘りなどスラブより感触は良いです。ちなみに感触についてはすべては私の基準です。基本的に先ず始めに私が良いと思ったものを採用して自分が先ずこの材料に納得します。その次に各方面のプロの方にモニターをしてもらい、大半が良い評価となったものを皆様に提供するという方法をとっています。
話がそれました。このウレタンはモールドウレタンといって、簡単に言えばバイクシートと同じ製法で作ったウレタンです。

バイクシートはこの形の金型の中でウレタンを発泡させて作ります。注入するウレタンの量や配合を変えて硬さなどに変化をつけます。

例えば10リットルの金型の中に0.1リットルのウレタンの材料を注入して発泡した物と、同じ金型に0.5リットルの材料を入れて発泡したものでは、10倍と2倍の差になりますね。10倍膨らんだほうはフワフワ、2倍に膨らんだほうはそれよりも硬い。先ほどのチップは圧縮して硬さを調整しましたが、モールドウレタンの場合は注入するウレタンの量で硬さに変化が出ます。(これは相当大雑把な説明なのでそれを理解してお読みください)

 モールドウレタンの発泡についてyoutubeに分かりやすい動画がありましたので載せます。

ほぼこれと同じ製法でノグチシートオリジナルウレタンを製造しています。おかげさまで20年もバイクシートを触っていると様々なデータが蓄積されているので、今まで使ってきたスラブウレタンの性能や、一般的なバイクシートの硬さなどを元に当社独自のレシピでウレタンを作りました。既に私自身のバイクにも使用し、薄いクッションのシートから厚みがあるもの、T-NETとの相性などなどなどなどなど・・今のところこれがベストと言う結論に達しました。「今のところ」と言うのは、常に材料に関してはアンテナを張っているので、良い物があれば直ぐに試して皆様へより良いものをお届けできるよう努力しているからです。今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

ホンダが戻ってきた! 2013DAKAR-RALLY TEAM HRC

7/2こんな発表があった。

ダカールラリー参戦について(情報元:HONDAプレスリリース)

Hondaは、2013年1月に南米のアルゼンチン、チリ、ペルーを縦断して開催される「ダカールラリー2013(正式名称:ダカールラリー2013・ペルー・アルゼンチン・チリ)」のモト部門(二輪車)にワークス参戦します。Hondaはダカールラリーの前身である「パリ・ダカール・ラリー」のモト部門に1981年から89年までの9年間参戦し、5回の優勝を果たしています。Hondaがワークス参戦するのは23年ぶりとなります。
チーム名は「Team HRC」で、参戦ライダーは、昨年のダカールラリー2012で3位入賞のヘルダー・ロドリゲス(ポルトガル)をはじめ、モトクロスやエンデューロレースの経験豊富なフェリペ・ザノル(ブラジル)、サム・サンダーランド(イギリス)、ジャビエ・ピゾリト(アルゼンチン)の4名です。参戦車両は「CRF450X」をベースに、(株)本田技術研究所 二輪R&Dセンターが開発・製作するプロトタイプマシンです。CRF450Xは、扱いやすさと戦闘力の高さから世界各地のエンデューロレースに使用され好評を得ているモデルです。また、市販のCRF450Xへの装着を前提としたキットパーツも同時開発し、一部のチームへ提供する予定です。

おぉぉぉーーーーーー!!!待ってました!久しぶりに興奮するニュースだな。ライダー陣を見ても勝ちに行く!っていう気持ちが見えるね。いやー嬉しい!

ホンダとの出会いはスーパーカブ。はじめた乗ったバイクがMTX50.それからXLR250 XR250 CRM250 アフリカツイン XR400 XR600 XR650とホンダのオフロードバイクを乗り継いでラリーやエンデューロレースをしてきた。ちなみに僕のじーさんは自転車に取り付ける赤カブ、親父はドリーム125が最初のバイクだったと言ってた。家族揃ってホンダのバイクにはお世話になってきた。
そして、ラリーに憧れてこの本を何度も読んだ。

今でも宝物の本の1つ。シート改造を始めたとき文中にあったカンガルーの革を探したんだった。
オーストラリアンサファリに行ったときのこと。ケータリングサービスを受ける列に並んでいた時、この本にも出ていたシリルヌブーが目の前で一緒にトレイを持って並んでた時は感動したなぁ。次の日、レースのルールに怒って帰っちゃったけど・・・

最近のホンダのラリーマシンといえば三橋淳のXR650。といってももう10年も経ったのか・・

これは2000のモンゴルラリー優勝のマシン。

2001のパリダカマシン

少しタンクがスリムになった2002のパリダカマシン

そして

これはほんとかっこ良かった。今のラリーマシンと比べたらすごくでかいけど、いまだ色あせないかっこよさがあるんだな。

これらのシートを全部作らせて貰ったのも嬉しかったね。

とにかく2013のダカールラリーが楽しみで仕方がなくなったのは間違いないことなんだ。

この前行ったトゥアレグラリーでは参加車両200台もいるのにホンダは2台と言う寂しい現状を見てきた。ホンダと言うより日本車がいないんだ。ダカールラリーではKTMはもう何連覇してるのか忘れちゃった。KTMが嫌いと言うわけではない。自分もKTM持ってるし、先のラリーではKTM530EXCでトラブルもなく走ることができた。
僕は日本人なので、やはりホンダには頑張って欲しい。レースはぶっちぎりで誰かが勝つより 競り合ったほうが見てるほうは楽しいもんね。

とにかく今後の情報が待ち遠しい話題でした。

 

JCR/Honda dominates Glen Helen 12 Hour endurance race!

6/30 グレンへレンで行われた12時間耐久レースでJCR/HONDA優勝!

ダートバイクマガジンの写真見てたら、たぶんだけど、ここでもノグチシートを使用して貰ったみたいだ。ロゴが隠れてるけどHONDAロゴの位置からしてたぶん・・間違っててもJCRが優勝だからいいや(^^)

バハとは違って、周回コースでの長時間のレースでのシートに求められる性能は違う。この辺りもまた聞いておこう。

ホームページのレイアウトを変更しました。こちらもよろしくお願いします。

X-GAMES 2012 [STEP UP] #Todd Potter JCR/HONDA

STEP UPという競技はバイク版高飛びです。誰が一番高く飛ぶか。説明より下の動画をどうぞ。

http://espn.go.com/video/clip?id=espn:8115438

動画にもTodd potter が乗るCRF450Rが出てきます。

昨日からネットのライブ中継をずっと観てます・・。そりゃうれしいですからね。それと、まさか自分のシートがX-GAMESで使われると思っていなかったし、正直X-GEMASでのシートの重要性については何も知らなかったというのも事実。

しかし、今回Toddが使用したシートはCRF450R用の超滑り止めカバーがついたもの。もちろん中身は衝撃吸収材T-NET入り。どう見ても着地の衝撃は半端ないですもんね。ないよりあった方が良いに決まってる。
JCRの花輪さんと少し話をしたところ、この世界も当たり前だけど奥が深く、シートもさることながらマシンのセッティングからして全然別物と言う事でした。
そして、フリースタイル用のシートも是非作って欲しいと言う依頼を受けたので、今まで以上にシートに注目しながらビデオを見てます。

ただ薄いシートではなく、機能性とかっこよさを備えたシート作らなきゃね。

バイクの全てのジャンルで、ライダーが最高のポテンシャルを発揮できるシートを目指しますよ!