Laia sanz シートカバーとコースター

あのライアサンツから!
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なに?って、いやー興奮しますよ。

その前に、ライアの経歴を簡単に言うと、13回のトライアル世界チャンピオン 2回のエンデューロ世界チャンピオン そして3回のダカールラリー 女性クラスチャンピオン。
世界チャンピオン何回獲ってるの? とにかく超が付く別格のライダーです。しかも、先日行なわれた車の24時間耐久レースでも優勝しちゃってるし、まぁいわゆる天才ってやつでしょうね。

safe_imageライア サンツには昨年のエンデューロクロスや
1003869_502973206445860_4430876_nダカールでもノグチシートを使ってもらっている。
1552285_791211590904454_694490749_o1522541_583239755092019_829501115_o1はい、やっと本題です。

彼女から「ワールドエンデューロ用のシートが欲しいのよねぇ」と言われた。
そんなもん悩むことなく「OK!」です。
そして、シート作るだけじゃ面白く無いってことで、ライアのマークをシートにプリントし、刺しゅうでコースターも製作。
さらには、アメリカからデビルさんwよりバッジまで届き、それらをまとめて送ったものが無事届いたようです。
10694959_821505107899700_2027512986_nインスタグラムにアップしていたから転用しました。
喜んでもらえたようで安心。
10641188_949760285049583_2729107316749442537_nコースターはこんな感じに刺しゅう。漢字の 「雷亜」 はご愛嬌ってことで・・・。
このコースターにワイングラスのっけて楽しくやってもらえたら嬉しいな。
IMG_8103デビル製バッジは世界限定10個^^
IMG_8002これで、練習しまくってもらい、2015のダカールでは前回以上に暴れて欲しいです。

こうして、世界のトップで活躍しているライダーから指名されるシート屋であることに誇りを持ち、これからもっと上を目指して全てに磨きをかけていきたいと思います。

巨石を見に行くツーリング  Short touring

岩屋岩蔭遺跡
前から気になっていた所だけど、近いところにあるので「いつでもいける」と、見に行きたい所の優先順位はいつも低い所にいた。
昨日はバイクに跨って、さぁどこに行こうかなと思ったらここを思い出したので向かうことにしました。
家から約50kmくらいかな。
昨日の行程はこんな感じ。
キャプチャ全部で170km
とりあえず巨石群で撮った写真を並べていきます。
IMG_8067キャプチャ

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この指の先の割れ目から太陽がのぞくんだって。
IMG_8074IMG_8075引っ掻き傷のような所に太陽の光が当たるんだって。
IMG_8077IMG_8078IMG_8079IMG_8082IMG_8084確かにでかい。縄文時代に太陽の観測というけれどどうなんだろう。しかもこんな山奥。嘘だと言うのは簡単だけど、不思議だなと考えるのは楽しい。こういったのは大好きです。でも、よく聞くパワースポットとか言うのは、あれはどうかねと思ってる。
ここには天体観測の案内が詳しく書かれていて面白かった。
もし、看板に大きく「岐阜で一番のパワースポット!」なんて書いてあったらゲンナリしただろうな。
30分も居れば全部見られるくらいの狭いエリアです。草もしっかり刈られていて綺麗な場所でした。
目的は果たしたのでここからはのんびりゆっくりツーリング。
IMG_8086IMG_8088ほとんど車の通らない道を選んで、少し肌寒いくらいの谷沿いの道を行きます。
IMG_8091途中「未舗装区間あり」の看板があるが、わざわざそんなことを書くくらいの道なので、車の通りは少なからずあるから未舗装でもたかが知れているとそのまま進む。
やはり、未舗装といっても綺麗な道でハーレーでも問題なし。
IMG_8090この辺りは絶滅危惧種のオオサンショウウオが生息する沢なんだ。
IMG_8092峠を越えると民家があったが人の気配はなかった。
IMG_8094町からはずいぶんと離れているので買い物に行くにも大変な場所。しかも冬は豪雪地帯だし。今は車があるけれど、車に乗れない人たちは不便だな。そう考えるのは、自分が便利で良い生活をしているという驕りからですね。
こういった僻地 辺地と呼ばれる場所で生活している家の横を通ると、必ず「砂の女」を思い出します。18歳のときにはじめて読んで、以来何度も読み返している小説。詳しい内容は別にして、ここから逃げたいと思っていた主人公が、いつでも逃げられる状況になったが「ここからいつでも逃げ出すことはできるが、それは明日考えればいい」という心境になっていったその感情が、こうしたところに住んでいる人たちにリンクして映ってしまうんです。仕事においても、自分の生き方についてもこの本から多くを学んだ。・・つもり。

そんなことやあんなことを思いながら、ツーリングの最後にはジャニス・ジョップリンと一緒に露天風呂に入って今日のツーリングも終了です。
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シートの断熱 Thermal insulation

オフロードバイクだとシートから伝わるエンジンの熱というものを感じることがないのですが、ロードバイクや一部のオフロードバイクでは「低温やけど」しそうなくらい熱いという話は昔から聞いていました。
特に夏場そんな相談を受け、苦肉の策で断熱マットをシートベースに貼り付けたりもしました。
最近では市販車でもその対策がされているものが見られます。
簡単ですがその紹介です。

ktm-duke-390KTM DUKE390 この排気量になってシートの形状はそのままに、熱対策がシートベースに施されています。
IMG_8042左がDUKE125  右がDUKE390 裏から見ると390のほうにブラインドリベットで何かが留めてあります。
IMG_8045重さも違います。こちらはDUKE125です。715gです。

一方 DUKE390というと・・
IMG_8046約300g重い 1056g。 リベットで止めてあるのは3mm程度の鉄板です。これによって熱が内股やお尻へ伝わりにくくしてあります。

次はBMW F800
01赤いラインがシートベースのボトムです。矢印で示す断熱材がシート上面より約20mmほど下に挿入されています。
IMG_8047裏側から見ると指で触ることもできます。こちらはKTMのように鉄板ではなく、分厚い硬質の発泡ポリエチレンが入っています。
ポリエチレンといえばキャンプマットなどにも使われていますね。断熱効果も高く軽い素材です。が、いかんせんクッション性はまったくなし。
そしてF800に入っている断熱材は分厚く、普通にアンコ抜きをすると硬くて座ってられません。
なので、当社ではT-NET挿入などでクッション性を残しつつ、断熱性能も維持するレベルでポリエチレンも同時に削り込みます。

これらのように熱対策がされたシートの加工は余計に手間がかかります。
見えない部分なので、こうして簡単な写真ではありますが皆様にお知らせできたらと思っています。

自分のシートが、希望の加工が可能かどうか知りたいというお客様も遠慮なくご相談ください。

シートの中を知っている当社がお答えいたします。