ラコタのシート製作 

地球連邦軍会議です・・

先日お知らせした、地球連邦軍のジープ「ラコタ」の1/1実動モデルを製作している方々が当社へシートの打ち合わせに来ました。

ベースとなるシートは米軍払い下げのシートです。車体への取り付けも完了しており、あとは如何に、形状や色をアニメの実車に近づけるかですね。

このように取り付けられています。

資料となる絵は残念ながらここでは公開できませんが、アニメの世界の物とは思えないほどの詳細な資料が大量にあります。その資料と現物を照らし合わせて、新作したほうが良い部分などを打ち合わせます。※地球連邦軍の方々は、ガンダムの版元から承認を得てこのプロジェクトに取り組んでいます。

実際に座れるものにしなければ意味がありません。絵の通りに作ってしまうと座れないこともわかっています。それらの問題をクリアしつつ理想に近づけていきます。

地球連邦軍の幹部の方々が、遅れながらも続々と遠方より打ち合わせに参加してきます。この情熱に圧倒されます。

シートの形状などの方向性が決まったら、次は色です。

当社で取り扱っているビニールレザー数百種類の中から、アレが近いコレがいい、いや表面のシボはもっと荒いほうが良い・・それだとツヤが強すぎる!・もう少し緑が入った物はないんだろうか・・・・と、意見がたくさん出ます。これだけ色が有ると絞り込めないんですよね。しかも、一般的な家具に張込むことを前提としたビニールレザーカタログなので、軍用に流用すること自体難しいんです。

そうは言っても決めなければ進めません。色を絞り込んで、張り込んでからどうしても気に入らなければまた張替ればいいな。

寸法を決めて、いよいよ製作開始です。車体の造作には及びませんが、シート屋として地球連邦軍に認めてもらえるシートにしたいと思います。