シート改造 その2

私の身長は185です。
足もそこそこ長いです。
ノーマルシートでも両かかとがべったり付きます。


なので、ステップに足を乗せると膝が少々窮屈です。
座る位置はシート後端から150mmの辺り。
いつもはもう少し前だけど、ビッグタンクにしてハンドルを変えて走り込んでいたら、ここが一番いい着座位置だった。
シートの角度は、特に前への尻のずれも感じないので悪くないが、もう少し前が上がってもいいかな。
ビニールレザーの表皮は炎天下では熱くなってしまい、その熱い所に座ると、お尻が蒸れる。
トップライダーのように、スタンディングで走ることは少ないので、座った状態で楽なシートにしようと思う。
足はもちろん地面にしっかり着いた方がいいが、乗ってる時間と、止まってる時間を考えると、足つきはギリギリでいい。
先ずはアンコ盛り。


着座位置のクッションが薄いので10mmほど盛る。
さらにシート前部の一番低い部分を30mmほど盛る。
着座位置の座面幅はできるだけ広げ、一番盛った部分は座ることもないので、幅をノーマルより狭くして、足つき性を確保した。




衝撃吸収材はT-NETを挿入。
お尻に直接当たるクッションの硬さは柔らかめを選択。
柔らかいと言っても初期のタッチが柔らかくて沈み込みの少ない加工を施した。
単純に柔らかいウレタンで作ると尻が沈んでしまい違和感と疲労につながる。
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よく、硬いクッションと、柔らかいクッションと、どちらが長距離に向いているのかと言う質問を受けますが、僕の答えはいつもどっちも向いていて、どっちも向いていないと言う返事になります。
要は、好みの問題だと思ってます。
でも、一般的に固めが長距離に向いていると言うのは、柔らかいと徐々にクッションが潰れていき、圧迫される部分が増えて、クッション性も落ちることからではないかと、思っています。
ちなみにこのバイクのシートは、驚くほど柔らかく作ってあります。
本人の希望が「とにかく柔らかくしてほしい」と言うことと、その仕様でバイクは違いますが他のラリーも走って実績があるので、ちょっと柔らかすぎじゃないかなと、躊躇するほど柔らかくしました。
これで本人が快適であれば、何の問題もないのです。
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話を戻します。
「シート改造 その3」へ続く。

シート改造 その1

やはり一番気になるのはこの部品。
ココだけは妥協できませんね。
他の改造はあまりアップにして、お見せできない場所もありますが(自作なうえにやっつけが多くて・・・) シートは少し詳しく、説明していきます。
今回は、今までのノウハウを詰め込んで行くのはもちろんなのですが、欲張りなのでちょっとテストも兼ねて、新しい素材も試したりと、思いは膨らみます。
このバイクに初めて乗った時、僕のお尻では30分が限界だった。
ノーマルのシートと僕の相性が、悪い理由も調べる必要があるので、乗り方を変えたり、着座位置を変えたり、パンツを変えたり・・・・
結論からいえば、一つのシートでツーリングからスプリントレースまで、こなすのは無理です。
しかも、座ると言う行為は圧迫を伴うので、痛みが出ないわけがありません。
「ノーマルシートでもこのシチュエーションなら表皮の変更だけでいいのでは?」とか、
「このシチュエーションなら、形状はそのままにクッションの変更がいいのでは?」
いろんな場面を走ることで、様々な改造プランが出てきます。
一番高い頻度で使う時に快適であるシートを、お客様と探すお手伝いができるように、いろんな形やクッション性を知っておく必要があるのは、当社として当然のことですね。
前置きが長くなったけど、今回のラリーで使うシートは、
「シート改造 その2」で。

日程

だいたいの日程が見えてきた
スタート 9/7 ウルムチ
ゴール 9/15 ハミ
ステージは 7つ
(と言うことは初日と最終日はリエゾンのみ?もしくは中間日に休日あり?)
走行距離は約3,000km
競技区間は約1,200km
参加台数やどこを走るのかはいまだ不明。
タクラマカン砂漠と言う、世界で2番目に大き砂漠を走ることは確かだけど、砂丘群に突っ込まされるのか、それとも砂丘群を眺めつつ走るルートなのか・・・
わからないから、楽しいって言うこともあるね。
なので、現地でのバイクの受け取りやもろもろの準備も必要なため、出発は9/2。
同行メンバーも、各地に散らばっているから
「集合は、北京の空港のどこかのロビーで!」
と決定。
その前に船積みだ。
ラリーの日程が、当初8月だったのが9月にずれたおかげで、船積みもずれた。
7月後半に、神戸で積み込み。
もう2か月切っちゃってるし、スタートの日はあっという間に来るね。
と、このブログを書いている7/8現在。
なんだか嫌なニュースが流れてますね。
なんでこんな時に・・・・・・・
http://www.atr123.com/
オフィシャルサイトは、国外からのアクセスをブロックされているのか分からないけど、暴動発生時から閲覧不能です。
見守るしかありません。

ハイパワースプレー

せっかくなので、こういった機会に会社で扱っている製品のコマーシャルはしないとね。
ブルーマジックやクイックスチールは前記しましたが、今回はこのハイパワースプレー。
オイルスプレーは世の中にいくらでもあるし、それほどこだわりはないと思う。
このオイルスプレーは、少し粘度が高くしっかりとした皮膜を作ります。
詳しい性能はこれを、見てもらえれば一目瞭然です。

携帯工具

トラブルシュミレーションをやると、あんな時はこの工具!
こんな時にはこの工具!
いやいや、道具もそうだけどこの部品ももたなくちゃ!
と、数十グラムずつ工具バッグの重さは増していく。
しまいには、携帯工具だけで3kg・・・
だめだめ!
そんな重たいもの持っただけで疲れちゃうやん。
そうじゃなくて、ココが壊れたら終了!
と、線を引いておき、出来るだけ工具を削ってみた。
コレだけ。
一応これだけ持って山の中に行って、タンク外して・・・・タイヤを外してパンク修理の真似ごとして・・・をやってみたが問題なし。
工具は少ないか多いかではなくて、本人が安心できるかどうかですね。
沢山持って安心できる人はたくさん持てばいいし、重くて体の負担になりそうなら軽いほうがいい。