横振り師への道 Free Hand Embroidery master!

横振ミシンの練習は地道に続けています。

とは言え、朝から晩まで毎日と言うわけにもいかず、コンピューター刺繍ミシンを動かしているときの待ち時間や早朝や夜、営業時間外に社員のみなさんの邪魔にならない程度にちょこちょこやってます。

とにかく
大変難しい!
です。
現状、練習の先に光のかけらも見えません。

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これが届いて直ぐの頃。ミシンを動かすだけで精一杯。
そして、直ぐに折れる針。
ミシン針の高速に対する、ゆっくりと動かさなければならない手の動きが上手くいきません。

IMG_8344ハイスピードな針の動きに慣れた頃、対して手をゆっくり動かすことを覚えてきた。
しかし、刺繍の幅も糸の密度もめちゃくちゃ。
さらに、文字として読めなくはないが、文字打ちできます!と宣言できるものではない。
ここまでくるのに3000m巻きの糸を1巻使ってます。
習字5級で習字塾をクビになった経験がある私は字が下手です。
トメ、ハライ、漢字やひらがなの書き方を知らないことに今更ながら気付きました。
そうだ、いきなり文字は難しいはずだから、絵を描いてみよう。
絵なら多少下手でも、刺繍と言う付加価値が見栄えをよくしてくれるはず。
なので、絵を描いてみようと、いざ打ってみたのだが・・・・

 

 

 

 

 

 

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にゃー   ・・・・・

・・・・・・

あ”ぁぁぁぁぁ・・・・・・・・・・・     スミマセン・・・

とりあえず猫と言えば猫だ。
だけど、これ以上話が膨らまない。
結論。
いまのところ絵も字もなんともならない。
下手とかのレベルを超えてます。

何がしたいんだキミは!?
そう、自分に問いかけたくなるほど悲しい技術力です。

しかし、練習は続く
IMG_8385一歩ずつ。
よく覚えていないけど  左下に I need・・・って無意識のうちに書いてるけど。心の叫びなのだろうか。
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今日もネットの中の先生を観ています。超達人ですね。美しいです。
これも、文字は置いといて、よく見ると糸が針穴を通る前に1回針を回っている。
糸調子のためか、糸キレ防止のためか、わからないけど真似してみよう。
とにかく真似してみよう。先ずはそこから。

真似を続けて1年。コンピュータ刺繍のほうは、かなりなレベルまで来たんですけどね。
まぁ自画自賛ですけれど。
IMG_8375これとか
IMG_8356このバッグもそう。
1年経つと技術はかなり進むものだ。

さてと、ぼちぼちやっていこう。

 

横振ミシン Free Hand Embroidery

コンピュータミシンを手に入れてから、その存在を知った横振ミシン。
針が左右にふれるだけのミシン。
押さえもなく、ただ針が降りてくるだけのミシン。
振り幅を足で調整しながら、文字や絵を描く。
先ずは次の映像を見てください。
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こうやってフリーハンドで刺繍しながら文字を書きます。
私は習字がとても苦手なので、筆で字を書くどころかミシンでこのような文字が果たして書けるのか?
教えてもらう人がいないので完全に独学です。
先生はインターネットの中に探すしかありません。
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こうした熟練の技術者は「横振り師」と呼ばれているそうです。
横振り師・・・・まぁ、なんというかもう少しかっこいい呼び名が欲しい所です。
横振ミシンは日本の伝統技術と言うことらしいが、今ではその職人は少なくなっていると言うことです。
20年ほど前ネパールの街をうろついていたときに、せっせとTシャツにフリーハンドでエベレストの刺繍を器用に入れている少女がいたのを今でも覚えている。
あれもこの横振ミシンだったんだろうな。多分今では世界の主に途上国で職人が育ってるんだと思う。
10513375_835265599856984_8983172954812590774_nやってみたい。とにかく一度このミシンを踏んでみたい。
ただそれだけ。仕事としてお金を生むわけでもないので、それほどコストをかけて購入するつもりもない。でも、欲しいからいろんな所にアンテナ張っていたわけです。
やはり、しつこく諦めないでいると、めったに出てこない横振ミシンが、とてもお値打ちに出品されているのを発見したので即購入。
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買ったのはジューキのLZ-271 ミシンのブランドとしては問題はまったくない。
ジャンク品だといわれていたけど、ミシンなんてよほどのことがない限り壊れないのはしっている。
だから、分解して組みなおせばいいかと思っていたけど、届いたミシンを見たらまぁまぁ綺麗で、軽く調整したら縫えました。
が!
驚くほど 難しい!!!!!
もう一度、少し大きな声で言う。  難しい!
しかも、スピードがタダでさえ速い工業用ミシンの3倍だって!安全装置なんてないから、うっかりするとダダダダダダダーーーーって指を刺繍します。
でもね、人間がやっていることなら自分にもできる。
100mを9秒台で走ることはできないけれど、できそうな気がするものは、多分まぁまぁの域に達することができるのではないかといつも思っているんです。

2014/10/6 がスタートになるんだけど、そのうちに「名前?簡単な絵?それなら直ぐにやるよ!」って、タオルやハンカチに達筆な字や可愛いワンポイントを描ける日が来るのだろうか?
コンピューター刺繍ミシンは約1年でプログラムを組むことから、ミシンの調整など、プロのお手本をとにかく眺めて、これならお金をいただいても良いかなと言うレベルまでにはなった。でも、まだまだ、細かいつめができていないので気力が続く限り練習ですけどね。
更に難しい横振ミシンはどうなるんだろう。
椅子屋が刺繍に熱を上げてどこに向かうのさ、なにがしたいの?と言われそうですが、興味のあるものはとことんまでやって見たいし、そもそも好奇心がなくなったら普段の仕事も楽しくなくなってしまいますからね。ただそれだけ。
あとね、ほんと投げ出したくなる技術的な壁が最初沢山現れるんだけど、一個ずつ越えていくうちに急に視界が開けて一気に走り出せる瞬間が来るんですよ。それが快感なんですよ。
がんばるよーーー

おまけ
初めて横振ミシンを触るの巻
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押える手が遠すぎる。どんな仕事でもそうだけど、うまい人は危険とギリギリのところで安全マージンを高くとって仕事してるんだよ。
ふぅ

 

3D刺しゅう  3D Embroidery

3D刺しゅうって何?って、はじめて聞く人もいると思うので説明を少し。
通常の刺しゅうは布に糸を打って模様や文字をつけますが、3D刺しゅうは布と糸の間に硬めのクッション材を挟み込んで刺しゅうをします。
そうすることで文字がポッコリと凸な状態で刺しゅうされます。
最近のキャップなどは半分以上が3D刺しゅうでロゴが付いていますね。
気にして見ていただくと、3D刺しゅうは多く使用されています。
見てるとやりたくなる。
やりたいけど、やり方が分からない。
でも、これだけ世の中に溢れているんだから、道具さえあればなんとでもなるだろう。
道具はあるんだから俺でも出来る。
多分簡単・・・
こうした単純な考え方で、先ずは適当に打って見ました。
IMG_8212見よう見真似で。
生地の上に3mmのポリエチレン発泡体を置き刺繍します。やり方はyoutubeで見ただけなので、ポリエチの発泡密度などは分からず・・。
とにかくやってみる。いつもこれが基本。
IMG_8213刺しゅうの外周はミシン目が入っているのでこのように剥がれます。
IMG_8214残ったところが凸と膨らんで残ります。これが3D刺しゅうです。・・のはずです。
では、次にそれらしい作品を作ってみよう。
IMG_8207針を打つ回数が少ないのか、クッション材の切れが悪く糸の間から顔を覗かせている。無精ヒゲみたいでかっこ悪い・・。
IMG_8208そうは言っても ちゃんと3Dになっている。
上の通常の刺しゅうと比べるとその盛り上がり方の違いは一目瞭然。
IMG_8209キモは端面にあるんだな。自分が組んだ今のプログラムだと写真のように糸が肩から落ちてしまう。このちょっとしたことで美しさが半減どころかゼロになってしまう。
IMG_8210ここからがスタートですね。
いや、そもそも3D刺しゅうに見えるだけで、見よう見まねが間違っているかもしれない。
なにせ完全独学。参考書すらなし。想像のみでやってるだけなので進歩が遅いんです。

ちなみに なぜ「油圧」なのかと言うと、少しばかりクラタスお手伝いをさせていただいていると言うこともあって、勝手にそのロゴなどで練習させてもらっております。

なんとなく、こうじゃないかと思うことを踏まえてプログラムを組み直して再度刺しゅう。
IMG_8215今度は糸の密度を上げるために2度縫いしてみました。
IMG_8216剥がします。
IMG_8218IMG_8219うーーーーーーん・・
一回目とさほど違いがない。
発泡体の切れが悪い気がするし、糸の密度もイマイチ。
あーーー、先は長そうだ。

この前のバイクのスクールで成田先生が言っていた「練習でできたからOKではなく、できてからが大事で、絶対に失敗しなくなるまで、さらには成功した技の応用を限りなく、それこそ1万回以上やるのがプロです・・・」みたいなことをサラッと言っていたけど、そうだよなぁと思いました。
なので、バイクやバイクシート、この刺しゅうも完全を目指すべく日々練習ですね。

がんばろー

 

 

メッセンジャーバッグ Messenger bag

気が向いたときに作っていたメッセンジャーバッグ。

気が向かないのに作ると自分的に冴えないできになってしまうんだなぁ。
IMG_7847これなんてまさにそれ。華がない・・。
苦し紛れにファスナー付けたけど、・・・苦しいままだ。
だいたい、メーカーごちゃ混ぜってってのがよくないんだ。
よくないのが分かっていて、こんなのもある
IMG_7845あぁぁぁ
なにがしたいんだ俺は!
世の中にはクレイジーカラーと言われるものもあるし ゴニョゴニョ
しかし、こういったものも好まれるマーケットはあるんだろうなと思いつつも、やはり気に入らない。
ネガな発言ですが、こんなのもいいんです。
同じ失敗は繰り返さないからね。(ワカランケド)
もうこの形に自分が飽きてきてきたのかもしれないし、バイクシートのロゴの再利用方法も新しく探す必要が出てきた証拠かもね。
でも、素材はまだ大量にあるんだな。
IMG_7848大事に取って置くのもいいけど、必要なければ廃棄かな。
そもそも気が向かなきゃ作るなよって感じですが、自画自賛の刺繍をどんなふうに並べてお客様へのプレゼンにしようかなと思ってた所、バッグのフラップに並べたらいいんじゃないのかってことでバッグを作ったわけです。
で、バッグをそれだけのために1個作るならと言うことで、「ついで」に作った結果がこれだったってことです。
ちなみに刺繍を並べたバッグがこれ
IMG_7846何度も言いますけど見本です。
これ見て貰えればうちのレベルを理解してもらえるかなと言う刺繍の見本です。

さて、当社は8/9から8/17まで夏季休暇。
夏休みは物作りから離れてバイクでブラブラと旅でもしてこようかと思案中。

トートバッグ Tote bag

普段 バッグを持ち歩くことはないんですが、たまにバッグがないと不便なときがあります。
そんな時は、自作のこれや
IMG_7776これなど
IMG_7774まぁどちらも少し派手というかカジュアルすぎと言うか・・・ちょっと、な感じは否めない状態だったので、何か良いバッグはないものかと探していたものの、なかなか良い物がなかった。
よく聞くブランドのバッグも手にとって見たものの何か違うしなぁと言う感じで時間が過ぎていった。
あるとき近所の手芸屋さんで付属品を探していたらこんなものを見つけた。
1原寸の型紙です。形もシンプルで好きな形だし、何より作りやすそう。(結局また自分で作ろうとしてるんですけどね)
自分のなので簡単にかっこいいのが作れればいいのです。
何か作るときに一番面倒で時間がかかるのが型起こしなんです。
それが450円。
創造性ないじゃんと言われればそれまでですが、お手本を一回作るとオリジナルも作りやすくなると思うんです。
この前誰かがラジオで言っていたけど、アイデアは豊富な知識から生まれる・・とかなんとか。
結局、何も知らない所からは閃きはおきないってことかなと。
と、自分に納得のいく答えだけを求めて毎日過ごしてる感じです。
さて、型紙を見て見ましょう。
IMG_7767全て長方形の組み合わせです。
ほんとは完全な実寸が良いのですが、型紙は中心線で半分になっています。
縫いしろも設定してあるし、とにかくこれで生地を切って縫い合わせていきます。
部品点数はファスナー含めて13点。たった13のパーツでバッグが完成です。
簡単です。

が、せっかくなら素材にこだわってみようと、極厚の帆布で挑戦。
某家具メーカーが特別に作ったウオッシャブルの帆布。
こげ茶色が適度に擦れて良い感じの風合いが出ています。
IMG_7768・・・普通のバッグですね。
IMG_7771ストライプ柄のファスナー。ちょっと高い(と言っても450円)けど、可愛いので採用。
IMG_7770ちゃんと内袋も内ポケットもあります。
IMG_7769一応、メイドイン野口装美と言うことでこのロゴを採用して革に刺繍。
リベットで固定しました。
rogo_bもう1つの当社のWEBのマークです。手描きの椅子マークです。
さて、一個作ると欲が出てきます。
いつもあまり考えずにどんどん進めて、結果を早く見たくて細かいところで失敗するパターンが多いんです。
なので、一個目の反省点を踏まえて次は本革で製作してみました。
IMG_7772IMG_7773出来上がってから水に浸して革を柔らかくして、角を出しつつ乾燥。そうすることで形状が安定します。
2個目でまずまずのモノになったので、これからはこのバッグに活躍してもらおーっと。