最終日は昨日のコースを一回りするだけなので、時間にしたら2時間程度の走行になります。
コース自体はだいたい覚えているので、最終日の今日はそれぞれのセクションをミスなくこなすこと。
途中のタイムコントロールで大樂さんと記念撮影。ゼッケンが並びなのでタイムコントロールではいつも一緒になります。
この時点でエンデューロテストは終わっているので、残りはクロステストと移動です。簡単ですがクロステストのビデオをまとめてみました。
3日を通してバイクの状態は40年以上前とは思えないほど良好で、大きな問題は出ませんでした。小さな問題はありつつも、簡単な修理や操作のやり方で解決できる程度だったので安心して3日間を走ることができました。
私の編集技術では、その素晴らしい景色や変化に富んだ地形など、十分の一も伝えられないですが、ほんの触りだけでもご覧ください。
世界最大のサンドレース、ル.トゥケの優勝者とか、ISDEの一桁クラスの人たち、ヨーロッパエンデューロの元チャンピオンなど。その世界では英雄のように扱われる人ではあるけれど、皆一様に陽気で楽しい人達でした。
日本から来た私たちに対しても、バイクの調子はどうだい?楽しく乗れてるかい?日本でもこんなレースはあるのか?と、たくさんの人が気さくに接してくれるのも嬉しかったです。
レース期間中は晴天に恵まれ、コースのコンデションもベストな状態でした。
転倒は数回したけれど、怪我もなく終えることが出来て良かったです。もちろんレースなので順位は気になるところですが、気にするようなタイムが出せなかったのも事実なのでこれは仕方ないです。実力不足というやつです。
今回は単なるレースという括りとは違い、古いマシンで戦うことで今まで経験した事がない楽しさがありました。うまく言葉にはできませんが、日本からエルバ島に来た甲斐はありました。これらのレポートは次号のビッグタンクマガジン他で、ぜひ読んでいただきたいと思います。
今回誘っていただいたビッグタンクマガジン編集長の春木さん、チームメイトのKTMディーラーの大樂さん、マネージャーのジェニーさん、カメラマンの稲垣さん。チームと言うものは大所帯になればなるほど、いろいろ難しいと思っていましたが、多くの世界を経験してきた人達が集まればちゃんと上手くいく事もいい経験でした。
いつも持っている常識では通用しない経験を積むことで人生は楽しくなると思っているので、いつになるかわからないけど、また面白い事に挑戦し続けていきたいと思います。