アフリカツインの新型が出ましたね。
評判もかなり良いみたいで、早く乗ってみたいです。
アフリカツインと言えば私も昔にずいぶんお世話になりました。
1994パリダカの視察だと言って友人とパリに行き、車検を見学してからレンタカーでボルドーへ。
ボルドーではプロローグランを見たんだけど、その時に見た真っ白の倒立フォークを付けたRD07アフリカツイン。ライダーはマニャルディーだったような記憶。これがものすごくかっこよくて、帰国早々に新車を注文。
そして、翌年の1995第一回ラリーレイドモンゴルへ出場するために改造。
タンクを増設し、ナビゲーション機器を設置。サイレンサーとかも自作したなぁ。
もう20年も前のことだけど鮮明に覚えてる。
車検会場では結構目立つマシンでした。
しかし、重量級のマシンは手ごわかったです。写真左がゴビ砂漠で埋まる私です。
いい勉強になりました。
その後マシンは手放してしまったけど、このリアフェンダーだけガレージに飾ってあります。
そしてアフリカツインと言えば、5大陸をアフリカツインで走破した故戸井十月さん。
4つ目の大陸の南米大陸1周の出発前にシートのオファーを受け製作。
南米大陸1周後に「もっと早く頼めばよかったよ」と言ってもらえたのは嬉しい思い出です。
その後、最終5つ目の大陸、ユーラシア大陸も南米で使ったシートのまま使用し、全工程をトラブル無しで終えました。
さて、昔話はこのくらいにして、新型のアフリカツインにもどります。
まだ乗ったことがないので、装備されているDCTとかとても気になるのですが、やはり一番気になるのはシート。
早く触ってみたい。
ということで、先ずはシートのみですが当社にやってきました。
標準シートの他にローシートとハイシートもやってきました。
標準シートに比べてローシートはかなり低いですね。レポートを読むと標準に比べ-30mmとか。しかもこのシートの価格が¥17,000弱で買えるのも魅力ですね。
ハイシートはヨーロッパ向けですかね。
カバーの張り込みも少し変わってますね。
オフィスチェアなどに見られる張り方で、誰が張っても同じテンションになり張り上りが同じになるようにシートベースにカバーのフックがついてます。これが張りをする人の作業の目印になっています。
ハイ、標準、ローのシートベースに違いはないようです。ウレタンは高さとともに「硬さも」変更してあるのかなと思います。
シートの厚みが薄くなる分、お尻の底つきを防止するために標準より硬めに設定してあるのだと思います。
というか、本家に確認していないのであくまでも私の私見ですけどね。
こうして、ギュゥーって押さえてみた感じだけで書いてます。
ローシートの場合、シートの幅も気になるところです。
見た感じはローシートのほうが幅が広く、低くなったのに足ががに股になって足が出しずらいとなりそうですが、実測するとそれほど幅に違いはなし。
私としては、ローシートのほうはサイドのウレタンに少し余裕があるので、前部を少し細身にして足を出しやすくしたいところです。
同じように標準シートでもそうすることで足が出しやすく停車時の不安も改善されると思います。
シート一つで2つのポジションが選べるということなので、タンデムとの当たり面はシート改造では重要な部分になってきます。
当社としては、HRCのダカールマシンなどに使用した衝撃吸収材T-NETやオリジナルウレタン(ミディアムとハードから硬さは選べます)などを使い、より快適なライディングができるアフリカツインのシートのご提案をしたいと思います。
シートはまだ手に入れたばかりで、どう料理しようか思案中なのです。
というか、まだ乗っていないので、乗った感じも含めてどうしようか決めたいと思います。
シートを眺めてるだけでも楽しいのは仕事病ですね。
既にご購入された方も勿論、これから購入される方も足つき性のみならず快適性を含めたシートの相談お待ちしています。
これらのシートが完成しましたら、またブログで報告させていただきます。