モンゴル料理教室

市役所からくるお知らせのなかに「国際交流 モンゴル料理を楽しもう」と言うのが入っていた。
参加費300円で、関市在中のモンゴル人留学生の方にモンゴル料理を教わると言う物だったので、何も考えずに出かけていった。
会場に入った瞬間「失敗した・・」心の中でつぶやいた。
モンゴル料理のことばかり考えていて、それがお料理教室の延長とは思っていなかったんです。
なので男は僕一人・・
しかも一番の若手・・・
しかも、身長185cmの男がエプロンに三角巾・・・
やっぱりやめますとも言い出せず席に着く。

教えてもらうであろう料理は、代表的なコレ。「ボーズ」(肉まんのような餃子のような物)かと思っていたら

この焼きそば(と言うか焼きうどん)と

スープ(焼きそばと同じ麺が入っています)
あと、サラダを作るみたいです。
ラリーで言ったときは、ボーズかこの焼きうどんのどちらか食べていたので、代表的な料理には変わりない。

こんな感じで、さながら学校の料理実習です。
懐かしい気分で料理に取り掛かります。
用意された肉を見ると国産黒毛和牛・・。
いかーーーん。本当のモンゴル料理を体験するならマトンじゃなきゃだめじゃないか。
中途半端に日本人に合わせてはいかん。あの強烈な(最初はそう思った)羊さんこそがモンゴルだと思うのは僕だけかな。
初めてモンゴルでこの羊肉を食べたときは、羊さんの匂いで写真のようにただ黙ってうつむき加減に、減ったお腹も瞬間に満腹、そして沈鬱な表情で、ただフォークで料理をつついて様子を伺うのみだった。しかも、毎度これが大盛りで出てくるんです。

しかし、何回か行くうちに、この羊肉が美味くなってきて食事が楽しみになってきて、その記憶のままに今回この料理教室に参加したようなものだった。
でも、ほんとにリアルモンゴルな羊料理だと、田舎のおばちゃんたちはびっくりしてしまうだろうから正解と言えば正解。
今回の料理教室の注意事項として「水加減と塩加減はモンゴルの先生に任せること」だった。
なにせ、調味料は塩しか用意していない。ここはちゃんとしていました。
塩だけ!と言うのが重要で、しかも、塩が入っているのか?と思う程度がモンゴルの味付けだと、僕は思ってます。
さて、まずは麺作り。何度も食べたけど、麺を作ったことはなかった。中力粉を水で練って、伸ばして、たたんで、蒸して、細ぎりにして・・・もう完成。簡単!


見覚えのある麺が出来上がった。
あとは、野菜を炒めて麺を絡ませて終了。
塩は先生の投入なのでお願いをする。
パッパッパパ・・。

それだけ?やっぱりそう思ってしまう。
同じテーブルの皆さんは????な顔。
これでいいです。と先生。
みんなが味見をすると、口をそろえて「味がしない」「薄い」
そう言いながら、どこかのおかーさんが塩を再投入。
だめだって・・・。
この味がモンゴルの味なんだって。牛肉だけど、僕が味見したときは確かにモンゴルの味だった。
美味いか不味いか薄いかは別の話。
まぁね、美味しく食べれればいいけど、モンゴルの味付けも知っておくといいんじゃないかなぁ。
一人のおかーさんは「スープの素入れなきゃ」って言い出すし・・・駄目です。
で、完成

どちらも主食です。
うどんと焼きうどんです。モンゴルの子に言わせると、汁物とご飯みたいな物だそうです。

モンゴルの味がして懐かしかったのと、先生のモンゴル人留学生の女の子が横で食べたので、モンゴルの話をしながら楽しい時間を過ごすことができました。