耐久性

雪はまだ沢山残っています。

本日朝の状態です。
今日は布やバイクシートに使う表皮材の耐久性について。
うちの会社に来ると、外にこんな物が置いてあります。

吹流しのミニ版です。
半年ほど前からこの状態です。
ある大病院の屋上のヘリポートにある吹流しが1年もたない。とのことで、また破れてしまったので同じ物を買うより値段は高くても長持ちする物がいいということで依頼されました。

本物は2mほどの長さがあります。
初めて作る物なので、保証はできないけれどメーカーと材料を吟味して納入させていただきました。
どの程度の耐久性か知りたかったので、小さな吹流しを製作して試験しています。半年でやや色があせてきた感じはします。1年経ったらどうなるかな。
こちらはバイクシートのビニールレザーです。

せっかく張り替えるなら、誰もが長持ちしたほうがいいと思いますね。
新品を見ただけでは経年変化はわかりません。
なので、当社に常備してあるカラーサンプル帳には2枚のビニールレザーが貼り付けてあります。
新品のビニールレザーの下に1年間屋外で日光や雨風にさらして、いわゆる暴露試験をしたビニールレザーです。
縮み具合や硬化の程度、気になる色褪せが知りたくて、数年前に試験を始めました。

ちなみに、一番色が飛びやすい赤でも、大きな変化はありません。


シートに張り込んで使ったわけではないので正確ではありませんが、経年劣化はある程度確認できます。
しかし、バイク用に作られたビニールレザーは低温から高温まで対応し、色に関しても抜けが少ないです。
写真では伝わりにくいですが、実際当社でその違いを確認いただければ、当社の使用するビニールレザーの質の高さを確認いただけると思います。
その他、ダカールで使用したエクセーヌのシートや、長期間使用したアルカンターラの表皮などもサンプルとして当社においてあります。
気になる耐久性や、実際の素材が見たい場合は当社にてご確認ください。