戸井十月 5大陸走破行 ユーラシア編 アフリカツイン

戸井十月さんの、5大陸走破行のお手伝いをさせていただいたのは南米からです。
戸井十月さんの今までの軌跡は越境者通信からご覧いただけます。
アフリカツインのシートを長期間、長距離にも耐えて、疲労も軽減するよう改造しました。
初めて当社のシートを使っていただいた南米大陸で気に入ってもらい、5大陸最終のユーラシア大陸横断でも使用していただけました。
ありがたいことです。
ユーラシア大陸横断は昨年末に終わりましたが、今月の毎週水曜日にこちらの番組で4回に分けての放送だそうです。

というか、既に3回終了してます・・・・。今日きづいたんです。
最後の10/27放送分は見なきゃ。




大陸のの写真を眺めると、うずうずしてきますね。
また、戸井十月さんの新しい旅があるとすれば、シートのお手伝いができるといいな。

ラリーニッポン2010 フェアレディーのシートカスタム

今年も開催されるラリーニッポン
ラリーニッポン2010
昨年は美濃市がチェックポイントになっており、見学に行きました。



小坂酒造前で、たくさんのクラシックカーと、それに乗るセレブな方を自転車にまたがりながら眺めてました。
さて、今年は桐島ローランドさんも参加されるとのこと。
しかし、参加車両のフェアレディのシートが酷くて1日すら乗ってられない!とのことでクッション改造の依頼がありました。
届いたシートを見てみましょう
表皮は張り替えてそんなに時間が経過していないようです。
しかし、張り替えた時にウレタンの補修まではしていなかったようで・・・

外観からも、座面のウレタンが崩れているのが分かります。座ると、金属フレームの中にお尻がはまり込む感じです。
クッション性はありません。

裏を見ると、エラストベルトも弾力がなくなっています。

はがしました・・・・

完全に崩れています・・・
壊れて粉々、と言うのはこのことですね。
これでは、シートの枠に体重を支えられているだけで、カバーがハンモックのように・・いやハンモックなら多少は楽かな。とにかく、見ただけでも座ってられない状態でした。
さて、完全に座面をフレームのみにして新しく作っていきます。
桐島さんからの要望で、座面の高さは極力上げないでほしい。現状でも天井に頭が当たるかどうかなんです。と言うことだったので、クッション性を保ちつつ低く作っていきます。

左が修理前のたるんだベルト。右が新しく張り込んだベルト。ベルトの上には座圧分散のシートを貼ってます。

ウレタンを整形していきます。着座部は薄くするのでT-NETを敷きます。
ちなみに右のシートは、助手席のウレタンです。助手席でもこのようにウレタンが硬化してひび割れ、握るとポロポロと崩れます。
ココからちょっと内緒
表皮はそのまま使用して欲しいとのことだったので、補強をして再張り込み。

座面のカバーが パンッ と張った感じが分かるでしょうか。
完成。座った感じは、薄いけれどセミバケット風な座面が適度なホールド感を出してよい感触です。
これで、ラリーニッポン全工程を快適に走ることができると思いますが、それは走ってみないとわかりませんね。
感想待ってます。

昔の写真


当社創業者(私の父です)の高校生時代の写真です。
会社にあったアルバム見たら、こんな写真があったので載せてみました。
50年ほど前の写真ですね。既に他界しておりますが、親も親なら子も子ということでバイク乗りは受け継がれています。
祖父の写真もどこかにあるはずなのですが、見つかりませんでした。
記憶ではシャフトドライブのベビーライラックに、息子(父親)と娘を乗せている写真があったはずなんです。
しかし、このバイク・・車種は分かりませんが、タイヤは漫画に描いたようなささくれだったボーズタイヤ、ハンドル周りのシンプルさ、ライディングスタイルは月光仮面かよ!など、時代を感じさせますが、なかなかいい感じです。

CB1100のカスタムシート

CB1100の人気は雑誌などでは、よく目にするし話も聞く。
しかし、総じてシートが・・と言う話も良く聞きます。

もちろん好みもあるので、ノーマルがよければそれに越したことはないですね。
しかし、シート屋としては常にそのシートで良いのか。こうしたらもっとかっこよくて、快適にならないかと考えるわけです。
そこで、今回はショップとのコラボで、CB1100のシートのカスタムシートの開発を進めています。
先ずは、足つきが良過ぎる点の解消が優先です。155cmの女性でも両足先がぎりぎり付く足つきは性は、乗る人の幅を増やしますが、同時に私のように185cmあると膝が窮屈でロングツーリングは厳しい。
また、タンデム時の快適性も上げたい。先ずは色々な要望を一度に詰め込んで、形にしてみる。
当然、不恰好になってしまう。そこから削ぎ落とし削ぎ落としの作業です。
全体的なコンセプトはやはりここらあたりのイメージなんですが

そのまま同じシートにしても、いまいちCB1100とは合わない。と私は思います。
要はバランスなのですが、形状だけではなく形状から受けるイメージも大事ですね。
現行のタンクとリアフェンダー。その中間のシートの存在。
考え考え・・・・・
そうこうしているうちにやはり本家からオプションが発表されました。

Kのシートですね。
これはこれでありでしょう。シートの選択肢が増えるのはいいことです。
オフロードや輸出モデルでは、たまに見られたハイシートですが、今回のハイシートは40mmアップ。
国内使用のオプションシートとしては、初めてではないでしょうか。
という事は、メーカーが動くほどのハイシートの要望が多かったということですね。
出ちゃったから開発中止というのでは面白くありません。
逆に要望がある以上、さらに選択肢が増えるシートの提供を!と意気込んでます。
なので、うちはうちらしい内容のシートになればと思い、急ピッチで開発中です。


毎日、あーだこーだ言いながら楽しい開発です。
ご期待ください。

10/30-31 ギフレク開催

来る10/30-31ギフレクが開催されます。
ギフレク
岐阜駅周辺から市内、郊外とさまざまな場所で当日イベントが催されます。
MONDOさんの所でも同日イベントが開催され、展示するの椅子のクッション製作を依頼していただきました。

このファブリックの椅子は↓ここで見られます。
     住みたい家に暮らす