バイク用ビニールレザーの新色

バイク用ビニールレザーに新色が加わりました。

BK-02 黒色。綾織カーボン調です。Y-03(廃番)と見た目は同じです。

BK-03 黒色。艶の無いラバーライクな風合いです。

BR-02 シボ(表面模様)はB-42、43と同じです。滑り止め効果あり。
色はこげ茶。

BR-03 一般的な革シボ。色はタン。カフェレーサーなどに似合いそうです。

RE-02 巾1.5mm高さ0.5mm程度のドット凸が並んでいる滑り止め素材です。
厚みが1mm以上あるため座面のみに使用可です。

RE-03 B-59,60,61辺りのシボとほぼ同じ。粗いサンドペーパーのような滑り止め素材です。

RE-04 これも先のBR-02と同じシボです。
また上記3点の赤色はホンダの現行”ピンクレッド”ではなく、一般的な”赤”です。

今まで何度も書いていますが当社が考えるバイク用レザーについて説明します。
簡単に言ってしまえば、発泡層があるか無いかの違いです。
もちろんそれぞれにメリットがあり、一概にこれじゃないとダメとは言い切れませんが、だいたいこんな感じです。

発泡層がある家具用(雑貨用)は感触が柔らかく、より本革に近いものもあります。抗菌、防湿、耐アルコールなど様々な機能が付いているもの多く、椅子やソファに多く使用されています。しかし、発泡層の上のスキン層と呼ばれる表面はごく薄く、ひっかき傷などには弱いです。生地の基盤となる基布はメリヤスで一定方向しか伸びないものが多いため、小さくて複雑な形をしたバイクシートに張るには少々困難です。

一方バイク用の非発泡レザーは基布から表面までが1枚の塩ビの板であるため、ひっかき傷には強いです。一応バイク用は-30℃から+80℃まで耐えられるように設定してあるため、昔の塩ビ素材のように可塑剤が表面に出てネバネバすることもありません。基布は全方向に延びるものが使用されているため、バイクシートの複雑な形状でも、多くの切り替えを入れなくても貼ることができます。

これからも、どんどんとカバー素材は増やしていこうと思っています。