CB1100のシート つづき

CB1100のオリジナルコラボカスタムシート(長いな・・)(仮称)としておきます。
ライダー部の形状が決まり、次はタンデム部の形状。

もったいぶった暗い写真でごめんなさい。
乗り心地はもちろんのことだけど、見た目の安心感と言うか快適性というのも大事ですね。
特に「乗せられている」状態が多いタンデムの居住性はライダー以上にシビアに考えたいですね。
ある程度の緊張感もないと単純に眠くなってしまうし、タンデムしながらもライディングの楽しさが少しでも伝わるような・・理想はいくらでも述べられます。

とりあえず、一旦自分以外の人にインプレしてもらって、最終の詰めですね。

切り返しのラインも色々と試作してます。
完成が楽しみです。

戸井十月 5大陸走破行 ユーラシア編 アフリカツイン

戸井十月さんの、5大陸走破行のお手伝いをさせていただいたのは南米からです。
戸井十月さんの今までの軌跡は越境者通信からご覧いただけます。
アフリカツインのシートを長期間、長距離にも耐えて、疲労も軽減するよう改造しました。
初めて当社のシートを使っていただいた南米大陸で気に入ってもらい、5大陸最終のユーラシア大陸横断でも使用していただけました。
ありがたいことです。
ユーラシア大陸横断は昨年末に終わりましたが、今月の毎週水曜日にこちらの番組で4回に分けての放送だそうです。

というか、既に3回終了してます・・・・。今日きづいたんです。
最後の10/27放送分は見なきゃ。




大陸のの写真を眺めると、うずうずしてきますね。
また、戸井十月さんの新しい旅があるとすれば、シートのお手伝いができるといいな。

CB1100のカスタムシート

CB1100の人気は雑誌などでは、よく目にするし話も聞く。
しかし、総じてシートが・・と言う話も良く聞きます。

もちろん好みもあるので、ノーマルがよければそれに越したことはないですね。
しかし、シート屋としては常にそのシートで良いのか。こうしたらもっとかっこよくて、快適にならないかと考えるわけです。
そこで、今回はショップとのコラボで、CB1100のシートのカスタムシートの開発を進めています。
先ずは、足つきが良過ぎる点の解消が優先です。155cmの女性でも両足先がぎりぎり付く足つきは性は、乗る人の幅を増やしますが、同時に私のように185cmあると膝が窮屈でロングツーリングは厳しい。
また、タンデム時の快適性も上げたい。先ずは色々な要望を一度に詰め込んで、形にしてみる。
当然、不恰好になってしまう。そこから削ぎ落とし削ぎ落としの作業です。
全体的なコンセプトはやはりここらあたりのイメージなんですが

そのまま同じシートにしても、いまいちCB1100とは合わない。と私は思います。
要はバランスなのですが、形状だけではなく形状から受けるイメージも大事ですね。
現行のタンクとリアフェンダー。その中間のシートの存在。
考え考え・・・・・
そうこうしているうちにやはり本家からオプションが発表されました。

Kのシートですね。
これはこれでありでしょう。シートの選択肢が増えるのはいいことです。
オフロードや輸出モデルでは、たまに見られたハイシートですが、今回のハイシートは40mmアップ。
国内使用のオプションシートとしては、初めてではないでしょうか。
という事は、メーカーが動くほどのハイシートの要望が多かったということですね。
出ちゃったから開発中止というのでは面白くありません。
逆に要望がある以上、さらに選択肢が増えるシートの提供を!と意気込んでます。
なので、うちはうちらしい内容のシートになればと思い、急ピッチで開発中です。


毎日、あーだこーだ言いながら楽しい開発です。
ご期待ください。

とあるショップにて

久しぶりにお邪魔したバイクショップに、当社のシートが付いたバイクが置いてあった。
ショップの社長曰く「たまたま当店で新車を購入されることになったお客様の、下取り車についてましたよ」と言うことでした。

アルカンターラで張り込まれたシートで、裏側からはT-NETの挿入が確認できる。
このように、一般の方がしばらく使用したシートは、普段検証する機会があまりないのでシートの裏側まで見せてもらった。
表皮のたるみもなく、テンションも均等を保ち、クッションの感じも問題ない。
どのような使われ方だったのかまではわからないけれど、アルカンターラの質感も上品さを保ったままだったので、これからもさらに安心してお客様にご提案ができます。

そのショップには、さらにもう一台当社のシートが付いたバイクが置いてありました。
いろんな場所で、当社のシートを装着したバイクを見ることができるように、もっともっと皆様に愛されるシートを製作して行きたいと思います。

スーパーカブのシート

日本を代表するバイクの一つと言えばHONDA スーパーカブではないでしょうか。
私が初めて乗ったバイクもカブでした。
小学生の頃、夏には親父が運転をして荷台に私、前には弟という3人乗りで田んぼの水を見に行ったりしました。
祖父は地元で初めて「白いタンクに赤エンジン」の赤カブに乗って勤めている会社の通勤に使ったと言うのが自慢でした。

これはもう博物館でしか見られませんね。
国内では実用車として郵便配達や新聞配達、出前の配達などに使われるバイクとして一般的には知られています。
そんな実用車としてのカブですが、シート改造の依頼は多くてカブで旅を楽しむ人が思ったより多いんですね。
以前BE-PALの連載でシェルパ斎藤さんが四国88ヵ所をカブでまわるという企画に協賛させていただいたこともあります。白く塗られたボディに白いシートでした。
【掲載雑誌を探したけど見つかりませんでした】
2005から2007まで北京-ウランバートルに挑戦した愛媛銀行の行員ライダーのカブのシートも改造させていただいた。

チェックポイントで待っていると、深夜遠くからポッと薄暗いヘッドライトが見えて、見えても中々近づいてこないカブのスピードを気の毒に思いつつ、その根性に感動した覚えがあります。
その他グーグルで検索をすると今まで改造したカブのシートが何点か出てきますね。
一般のカブと郵政カブのシートは外見は同じなんですけど、やはり乗る距離が恐ろしく伸びる郵政カブはシートの中が少し違っていました。写真が無いので、今度改造する機会があったら撮ってお知らせします。
のんびりしたスピードで燃費の良いカブで旅をする方のお手伝いができたら嬉しいです。