12月の中旬頃作業の予定でしたが、予定よりも早く作業をすることになりました。
お客様との打ち合わせは前回のブログをご覧ください。
届いたシート単体で見てもウレタンが劣化して全体的にやれているのがわかります。
ウレタン劣化によって弾力がなくなり、その為に出る表皮のたるみ、シワも酷い状態です。
まだ、弾力があるように見える部分も、指でこすると粉状にポロポロと砕け落ちます。
劣化したウレタンは再利用できないので、全て取り除きます。
クッション部分を当てて、シェル部とのクリアランスを確認しながら、シェルに新しいウレタンを貼り付けていきます。
当然、座面や背面のウレタンも新作します。シェル、背面、座面とウレタンの硬さは全て違います。
今回はドライバー席にT-NETも挿入して、薄いながらも底付きのしないクッションにしました。
全て新作するので、厚みやホールド感を自由に変更できます。
完成です。
今回使用した表皮材はアルカンターラ。アルカンターラを使用した場合、アルカンターラを証明するタグを取り付けます。
しっとりとした感触で、適度な滑り止め効果もあり、本革などに比べて蒸れずにメンテナンスも容易です。
フルバケに限らず、一般車両やキャンピングカーのベッドなど、椅子に関するものなら新作から張替まで当社では随時承っております。お気軽にお問い合わせください。