どこまで書いていいのか分からないのでたぶんいいだろうと思う範囲で報告します。
地元ケーブルテレビCCNの取材を受けることになりました。
当社の紹介番組となります。
ただ単に当社のコマーシャルと言うわけではなく、取材いただくにあたってその理由はちゃんとあります。
内容はだいたい察しがつくと思いますし、詳しい内容は放送前にまた告知します。
撮影日も決まり取材内容も決まっていたのですが、ここは更に画面に華をと言うことでこの車を借りました。

ジャーン
市販車部門5連覇のチームランドクルーザー
本物です。
今回の取材の話をしたら、快く車両を貸し出してもらえました。
ついでと言っては何ですが、ナビの三浦さんにも出演してもらいました。
普段、カメラを向けられるこなんてないので喋りも顔もカッチカチでしたが楽しく撮影をする事が出来ました。
しかし、自分は恥ずかしくて放送見れないと思います・・・
さて、撮影中ずっと気になっていたので我慢できずに撮らせてもらった写真。
レポーターの深尾さんのピアス。

ファスナーのアジャスターです。
会社では見慣れた物だけに不思議な感じでした。
それがピアスになってるなんて初めて見ましたって言うと「勝負ピアスです!!!」っていうコメントが面白かったです。
ではスタッフのみなさん、編集しづらいでしょうがどうか男前にお願いします。
エッグチェア 張り込み 実演
エッグチェアの張り込み実演があるとWEBで知り見てきました。
フリッツハンセン社から職人が来て実際の張り込みをしているところが見られると言うことで、椅子張り屋としてはどうしても押さえておきたいイベントでした。
会場となったショップには結構人が集まってきていたが、遠巻きに準備作業を眺めるだけで最前列の観覧席が開いていたので普段は遠慮がちな私ですが、今回ばかりは遠慮なくその席を取らせていただいた。写真も撮ってよいと言うことだったのでこちらも遠慮なく撮らせてもらうことにしました。
会場内に実際には会ったことがないが、ブログで顔を覚えていた人を発見。数年前からこの人のブログを読ませていただいていて、今回のこのイベントもこの方のブログで知ったわけなんです。ブログの名前も「椅子が好き」
声を掛けさせてもらって、初対面ながらいろいろお話をさせていただき楽しかったです。
遅れてきたうちの職人もこの方のブログのファンで、同じく初対面ながらいろいろと情報交換ができたみたい。
会場には張り込み途中のエッグが2つ置いてありました。

製作途中のファブリックのエッグチェアです。裏側の布がたくさんの針で仮止めしてあります。

今回はこちらの革張りでの実演。思ったほど仮止めの針がないですね。

この写真を見てエッグの2人掛けなんてあるんだと初めて知りました。一応調べてみるとSASホテルのラウンジのためだけに作られたものだけど、近年特別版として製作されたが生産数も極少数で60000ドルの値がついたとか・・・。
ここに書いてありました。
実演前にエッグやフリッツハンセンについていろんな説明がありました。
いくつかあった話の中で面白かったのが、フリッツハンセンの売り上げの50%強が自国デンマークであること。地元だから安いと言うわけでもなく価格は日本と変わらず。なのにそれだけ消費されていると言うことは、良い物を長く使うと言う昔からよく聞く北欧の伝統が未だに続いていることがわかる。
そして説明を聞き進むうち、このビデオを見て不思議に思っていたことがわかった。
ビデオが始まって水に濡らした革を張り込むシーンがあるが、これは背の部分であって最後に手縫いで合わせる革。
なのに大きなシェルに張り込みをするって何なんだろうと思っていた。
説明によると、これは背裏の革の型取りと言うか型付けですね。濡れた状態で背裏と同じ型に張って、一晩乾燥させる。乾燥した革はそのシェルの形を維持しシェルから外してもRなどがちゃんと付いた状態となっている。
だから、今目の前に置いてある実演用の革のエッグは仮止めも少ないんだ。
ってことは、仮に本革でこの椅子の張替を委託されても、背裏の型を付けるシェルがないとできないと言うか、力技でやったとしてもちゃんとした物にはならない可能性は高いですね。
そんな時はファブリックで張り替えれば型要らずなので、そうするしかないと思いますしその機会があればそう提案すると思います。

仮止めはこん感じ。ピンで開いた穴は後からヒートガンなどで収縮させてふさぐと言っていたけど、展示してあったスワンのカウチの革張りを見たら、穴はしっかり残っていました。だから、仮止めは最小限にしたいわけですね。
一脚作るのに約1000回針を通すと言うことだけど、職人は約4時間で仕上げるとのことでした。
4時間っていうけど、この大きさでその時間て言うのはよほど手際がよくないと厳しいですね。
いろいろ話を聞いたところでいよいよ実演開始。



真ん前でやってくれているのだけど、見えるの彼の尻!常に尻!よく見えないです!
完全に観客に背を向けての作業です。
手際がいいのはよくわかる。すごく速い。それはわかるんだけど、どう縫っているのかを見たいんです。
彼は黙々と縫って行きます。
かぶりつきで観ているのもかかわらずよくわかりません・・・・
「では、体験してみたい人」と言うありがたい声がかかり、うちの職人が早速手を挙げて縫わせてもらった。
もちろん初めての経験である。


ここでようやくその縫い進み方がわかりました。
そうか、パイピングを表と裏の革で挟み込むってことですね。
が、実演する彼は左利き、当然縫い進み方は左から右。うちの職人は右利き・・逆です。
難しくはないが、革の硬さやその引っ張り加減など理屈は分かっているけどなかなか手ごわい・・・と言った感じな作業。
今回の職人が言っていた「才能があるやつは数カ月でこの技術をマスターするが、才能がないやつはいくらやってもダメ」まぁその意見には賛否両論あると思うが、自分の仕事に誇りを持って絶対的な自信で一つずつ作りあげて行く職人魂は購入する側にとっても安心ではありますね。
椅子張り屋としてはすごく楽しいイベントでした。
工場見学とかもしてみたいです。
キタニもこうしたイベントを開催してくれないですかね。日本の職人が縫っているところも見てみたいです。
いや、うちがそんなことをする会社になればいいんだ!と、とりあえず言ってみて自分にハッパかけてみる・・。
とにかく、もっと勉強しなくちゃだめですね。
と言うわけで、こんな感じのレポートでよかったですか?

折り鶴 本革
木と樹脂の融合
椅子の張り屋でありながら、ありがたいことに他業種の方とお話をさせていただく機会が多く、今回も樹脂メーカーさんと話をしているうちに「サンプル提供しますよ」と言う展開になり、樹脂を使って色々遊ばせて頂いた。
樹脂を使って椅子がいきなりできるわけもないが、すごく遠いイメージにこんな椅子があったりします。
なんて言うと恐れ多いのですが・・


どちらも一度だけ実物を見たことがあります。下のレインボーチェアは現在も購入可能ですね。200万近かったかと・・・
さて、理想と現実はやはり違う物で先ず作ってみたのがこれ。
スツール

ビー玉を浮かべたつもり・・・自分としては何か足りないんです。もちろん気泡が入ったりして仕上がりもいまいち。
そんな話をしていたら「真空脱泡器」なる物を貸してくれると言う方が現れてありがたく借りることにした。

撹拌した樹脂をこの機械の中に入れ真空にすると、沸騰したように気泡が抜けて行く。
試しに作った物がこれ

カウンターの上に置く書類が風で飛ばないように重りとして使っています。
そこで、いよいよやってみたかった実験です。
木と樹脂の複合材の製作です。
イメージは相当膨らんでいるのですが、どこまで近づくかですね。

樹脂を流して気泡を抜きます。使用した木はウォールナット。いくらやっても気泡が抜けきりません。

次第に樹脂が硬化し始めて粘度が高くなり気泡も抜けづらくなってきました。
1週間硬化させた後、全体を細かなペーパーで磨いてすりガラスのようになった状態。



水に濡らすとクリアーになった状態を確認できます。こまかな気泡が入ったままで少しがっかりです。
しかし、樹脂とウォールナットの組み合わせは悪くないと思います。
やはり磨いてみたくなり、ひたすら研磨の結果





飴のような艶が出ないけど、角度によっては空気感もありいい感じ。
だけど
この板をどう料理するかまだ決まっていません。
でかい天板でも作ってテーブルも楽しいだろうし、椅子の座面としても使えそう。
すりガラスのような感じを生かしてライティングに使えないかなとか・・・
しばらく横に置いて考えようっと。
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iphone のカバー
携帯電話はアイフォーンを使用しています。
プラスチックのカバーを装着してるんですが、これがすぐに割れたり傷傷になってしまう。
傷はつかないけど、シリコン系のカバーは分厚いしポケットに入れる時滑らないから使いづらい。
今回は0.5mmの革が余っていたので傷ついて割れたカバーに貼ってみた。
0.5mmと言っても貼り込みをすると全体で1mm内側に小さくなるのでカバーの内側を少し削って革を貼り付けた。
革は水につけると伸びます。
十分に湿らせて細かな巻きこみをしていきます。


0.5mmだとかなり細かい巻きこみができますね。
皺も出ません。
裏側には高周波で当社ロゴ印

カバーのタッチも柔らかく、かといってぼってりした感じも出なかったので当分このカバーとお付き合いできそうです。

