アントニオ・ガウディ

友人から1冊の本を借りた。

見てるうちに色々思い出してきた。
2005DAKARはバルセロナがスタートだった。
もう6年も経ったのか。
友人のシートのサポートで単身バルセロナにシートのクッション材料を持って乗り込んだ。
到着したのが深夜。レンタカーを借りて、予約しておいたホテルを確認するがよく分からず・・。
しかも雨。中心地までは先ず高速道路に乗らなければならず、冷や冷やドキドキ。
迷いに迷って、走っているうちに目の前にいきなりサグラダファミリア!
薄暗いけどライトアップされたそれは、今まで本で見て想像していたスケールとはまるで違っていた。
早くホテルに行きたかったけど、しばらく車を止めて眺めていた。
結局滞在中にはエレベーターで昇ったり、階段で登ったり、行ったりきたりで何回も行ったなぁ。


レースのサポートが優先ではあるけれど、レンタカーという素晴らしい移動手段があるおかげでグエル邸、グエル公園、カザミラ、カザバトリョなどなどなど
訪れる場所場所で、ほぉー、とか、はぁーとかスゲーーーって言ってたなぁ。
6年前のちょうど今頃だな。
街はダカールの旗がそこかしこに立っているし、チームジャケット来た人たちが沢山歩いていた。
友人から貰ったチームジャケットのおかげで、滞在していたホテルでは、ほんのちょっとサービスがよかったりした。

スタート前日の広場の風景。
この位置から右と左にもズラーーーっと車両が並んでいた風景は圧巻だったなぁ。
バルセロナはまた行きたい街です。

ソファ製作

おかげさまで年末まで沢山仕事をいただいております。
その中の一つに特注ソファの製作もあります。
別々のお客様から、仕様用途がそれぞれ違うソファの依頼を受けました。

写真を見て分かるように、大きさも違えば座り心地も違います。
硬いウレタンで構成して、かっちりしたすわり心地。
薄いけど、適度な沈み込みと底付き感のないすわり心地。
座った瞬間にフワーーーっと沈んで包まれるようなすわり心地。
使用する材料は、数種類のウレタンであったり、樹脂の綿であったり、スモールフェザーだったりします。
作る前に依頼者に実際座ってもらって座り心地決めたり、コンセプトを伝えてもらってこちらで材料を決めることもあります。
張りこむ布地でも感触が大きく変わりますので、ビニールレザー、布、革などで完成時の座り心地がイメージできるような提案をしないと、「打ち合わせとなんか違う物」になってしまうので注意が必要です。

当社は張り込みの会社ではありますが、信頼の置ける確かな技術を持った木工職人さんや金属加工職人さん、FRPなどの樹脂加工職人さんが沢山協力してくれます。なので、ゼロから完成品まで請け負いますので、気軽にご相談ください。

FRAGILE 取扱注意のステッカー

当社の製品を発送する時(主にバイクシートやカーシートなど)今まではダンボールにゴム印でロゴマークをスタンプしていた。
取扱注意などはパソコンから出力される送り状で印刷されていたり、運送会社からいただいた専用のシールをぺたぺた貼っていました。
が、なんとなくかっこ悪い。
プラのステッカーではなくても、紙のステッカーで、しかも大判で、かっこいい取扱注意のステッカーが欲しくなって友人にお願いをした。
友人いわく「海外から届く荷物って、大きなステッカーがペタペタ貼ってあってなんとなくかっこいいやん」
「そんなイメージで野口のステッカー作ってやるよ」
と言うことで、細かなことは言わずお任せでできてきた物がこれ。

おぉぉーー
かっこいい。エマージェンシーオレンジで大判でダンボール箱に貼るのは惜しいくらい。
あーだこ-だ打ち合わせしなくても、任せとけ!の一言でこんな物を作ってしまう友人がかっこよく羨ましくもあります。
信頼関係の仕事って、やっているようでなかなか難しいものです。
見習ってもっとガンバろ!

面ファスナー

材料のお話
面ファスナーと言ってもピンと来ない人もいるかと思いますが、マジックテープなら聞いたことがあると思います。
マジックテープはクラレの登録商標です。
ベルクロってのも聞いたことがあると思いますが、これはベルクロ社の登録商標。(だったと思う)
YKKならクイックロンだし、マジクロスと言うのもあったりします。
当社の仕事では様々な場所でこの面ファスナーを使用します。
袋の閉じはもちろんですが、カバーの固定や、椅子の固定など用途は無限にあります。
また、無限ではありませんが、用途によって様々な種類の面ファスナーがあるので、用途に応じた面ファスナーの選定も大事なことです。
基本的に面ファスナーはA面(フック)とB面(パイル)の2種類からなっています。

上から柔らかいタイプ(服などに使う)から、下に行くにつれて硬く接合強度も上がっていきます。
柔らかいだけではなく、制音タイプと言う物もあり、あのバリバリーという音を小さくしたものもあります。
接合強度の高い物はマッシュルームタイプとか、モールドタイプと呼ばれます。
写真にあるノーマルタイプと言う物が広く一般的に使用されているものです。
手芸屋さんで手にはいる物はこれが多いですね。

マッシュルームは横から見るとA面となるほうがマッシュルームの形をしていて、B面のループ上になった生地に引っかかります。B面の選定を誤ると剥がれなくなる恐れがあるほど強力です。
取り付け方法が見つからない店舗の壁に、背もたれを取り付けるときなどに使用したりします。

これはモールド品。なんとなく強そうなフックが見えませんか?

これは伸縮する面ファスナー。テンションをかけたい場所にゴムバンドを使用することがありますが、これを使えばゴムバンドの面ファスナーを縫製しなくても、これ一つで事足ります。

これはデイバッグやウエストバッグなどによく使われているPPテープに面ファスナーが一体となったもの。

これはA面とB面が裏表にある物です。結束バンドなどで見た人もいるのではないでしょうか。
1本で事足りるので、カバーの固定などによく使用します。

これは面ファスナーと呼んでいいのか分かりませんが、マッシュルーム面同士を合わせることで金属リベットのような強度を生む物です。ボードの裏に貼り付けて、プラハンマーで叩きながら付けます。一旦付いたら二度とはがれないですね。こういった接合強度の高い面ファスナーを使用する場合は、それの固定方法に気を使わなければなりません。強度にあわせた縫製や固定方法ですね。

少し分かりづらい写真ですが、これはセラミック繊維でできたカバーです。宇宙に飛んでいく際のロケットエンジンの高温から部品を守るためのカバーです。使用しているのは、セラミックの繊維と同程度の耐熱面ファスナーです。何でできているのかわかりませんでしたが、全て金属だったことと、ものすごく高額だった事は覚えています。
色も白と黒だけではなく様々なカラーがありますし、幅も16-20-25-38-50-100・・・とあります。
まだまだ、面ファスナーについてはこれでもごく一部しか紹介できてません。
いろんな材料を沢山知っていると作る幅も広がりますね。料理人と一緒で、後はその素材を生かすことができるかどうかです。
「これしか方法がない」と言う先入観や固定観念をなるべく持たずに「これしか方法がないの?」と決める前に一回でも考えて、新しい技術や発想で皆さんに喜ばれる会社になればと思っています。

ケーブルテレビ CCN  長良川放送局出演です

先日、CCNの深尾さんから電話があり、「地元のすごい企業」として出てほしいと言われ、恥ずかしながらこれも広報活動として、私の大事な仕事なので行ってきました。
今年の5月にも取材をしてもらって、その時一緒に出演したチームランドクルーザーの新人ナビゲーター岐阜出身の田中さんと二人で出演です。

左腕のロゴの並びに当社のマークもあります。
長良川放送局

今日から1週間の放映です。はたしてこのブログ見てくれている人の何人がこの番組を見ることができるんだろう。

今回はスタジオ撮り。
おーーー、テレビで見たことある風景だ。

マイクとかつけてもらって、緊張はたかまっていきます。

照明と緊張で汗びっしょりなんです!

なんとか、それなりに喋ることもできたかなと・・

収録したあとに記念撮影。
ダカールラリーのことを、ごく限られたエリアであっても紹介できたということはうれしいことです。
CCNさんありがとうございました。
CCNさん。今度は一緒に現地で取材しましょう!