R100GSパリダカでツーリング

梅雨はまだ明けないけれどたぶんいける。
という事で3連休をツーリングで楽しむことにしました。
僕にとっての旅と言えば「フェリー」なので宮崎行のチケットを予約。
昔、パリダカがヨーロッパをスタートしてた頃、フェリーに乗ってアフリカに渡り、アフリカに着いたフェリーから続々とパリダカマシン立ちたちが出てくるイメージ。いよいよ始まるぞ!ってあのシーンです。

神戸のフェリー乗り場でノグチシートに出会いました。
R100GSのお客様。シートの感想を聞くのは怖いけど、同じR100GSという事もあり声をかけてみました。
直ぐに野口と気づいていただきいろいろお話を聞かせてもらいました。
このGSは20万キロを超えて走っている。シートは8年前に作った。このシートにしてから夏場は蒸れないし、とても快適です。と。経年で色褪せてきたけど、破れの心配はまだないのでしばらくはいけそうです。ウレタンも触らせてもらったけど、変形もなく、へたりもなし。防水の剥がれもないので、張替えをしたら、また10年は使えそうです。
旅の始まりからこんなうれしい話が聞けて幸先がいいです。

バイクでフェリーに乗ると、昔はラッシングベルトでシートをギューーって締めて固定されていたけれど(今もやってるところはあると思う)今回乗ったフェリーも別のフェリーで旅をしている友人からもらった写真を見ても、シートを締め上げることはなさそうです。


これならシートが壊れることも無い。
今回対策を考えて行ったので、写真に撮ってブログネタにしようと思ったけど、その必要はもうなさそうです。

参考までに。こうしてシート締めあげてしまうとシートが即死する場合があります。改造シートでなくてもノーマルでも同じです。

 

フェリーは新造船の「たかちほ」という船で、船内は綺麗でシングルルームも快適なものでした。
13時間の船旅を終えて宮崎に到着。
今回の目的の一つに、大分の友人に会いに行くと言うというのがあり、観光は特になし。友人はちょっと体の調子を崩したので、会ってバカ話でもして来ようかなと。元気ない人に元気出せと言っても無理があるんだけど、少しの時間ラリーの話で笑えたらいいなと思って、少し寄るよと言ったら「昼めし食っていけ」となり、九時着のフェリーで大分まで行くとなると、まぁまぁ距離があるので、必然的に観光時間はなくなります。
フェリー乗り場からほど近いところにある、これもラリーの友人のベトナム料理屋さん。今日は博多で祭り見てる・・という連絡があり、今度来た時にスムーズにお店に行けるように場所の確認。

その後、東九州道(これが1車線でなかなかスピードが乗らない)を走って大分。
着くなり「おー食え!、肉一杯あるけん」てすっかり始まっていた。
食べて笑ってあっという間に時間は過ぎて、また遊びに来るよと言って今日のお宿へ。
ホテルの前のマンホールもこれなんだ。
やっぱり、押さえておかないといけない。

一人なので、話し相手はカウンターに座った一人旅の隣の女子ではなく、もっぱら携帯だったりします。岐阜の友人がソロツーリングで近くにいることが分かり、翌朝ごはんを一緒にすることになった。

朝5時50分 すでに暑い。
このドライブインみちしお。二十歳の頃軽自動車で九州1周した時の帰り道に寄ったんです。通りを挟んだ反対側の大きな駐車場にトラックが並んでいて、そこに岐阜ナンバーの軽自動車が偉そうにトラックに並んで駐車してるもんだから、警ら中のパトカーから警官が下りてきて職質された。それだけの事なんだけど、懐かしくて寄ってみたくなったんです。最近減ったドライブインだけど、ここは純ドライブインですね。24時間営業ってのもいい。
そして美味い!!!貝汁はもちろんホルモンうどんも最高。

朝ごはんに満足してから、お互いどこに行くのという話になり、僕は2号線を走りつつ思いついたところに寄ろうかなと言ったら、友人が「ここまで来たら 角島です! 絶対角島!」ここから約60キロほどあるけど、そこまで言われるならと向かいました。

これはいいわ。朝早いので誰もいないし、何より天気も良いし、この橋かっこいい。
ここは来てよかった。
海岸沿いを萩まで来た辺りで・・・暑い  暑すぎる・・
うどん県行こうかなと思ったけど、暑い
だいたいの目的は果たしたので、帰ろかな。帰ろう!
と、地図見ると
本州半分あるね。
ハートマークだらけですみません。美味しいお店などをピン立ててたらこんな風になってしまった。
走ったルートを地図に落としてみたら800kMだった。
帰りはひたすら高速を走りました。
暑くて気が遠くなりそうだったのでコレ
凍ったジュースをバンダナに巻いて首に巻く。
溶けたころに飲んで、また買って首に巻く。
これ物凄く効きます。嘘みたいだけどエアコン付けたくらいの快適さ。
でもこういうのが売ってないところもあり
さすがにこれを首に巻くことはできなかった。
ジャケットには脊椎パッドを入れるポケットがあったので、そこにこの凍ったペットボトルを投入。
とにかく脊椎冷やすと頑張れます。少し前にバリ島で熱中症になったときに、友人が冷たい水を買ってきてくれて脊椎にかけてくれて、割と早く復活できた経験からやってます。
朝5時から行動開始して夕方6時に岐阜着。
このGSパリダカ、暑い中でもずっと元気だった。フェリーで出会った20万キロのGSのようにずっとこれで旅ができるといいなと思います。
毎度のことながら自画自賛ですけど。
800km 丸一日座りっぱなしで、しわもなくパリとした状態なまま、暑いとか肩がこるとかあるけど、お尻の苦痛だけは無しで運んでくれるこのシートを作っている事が一番の幸せです。

一日余った3連休の今日は洗濯と整備とお仕事だな。