ナイフ  Knifes

野口さんは岐阜の何処からですか?と聞かれると
「関市です」「刃物で有名な」と付け加えることが多いけど、最近では「あー知ってる」と言う声はあまり聞かなくなってしまったのは事実。
廃業する声を聞くのはなんとも寂しい限りですね。
刃物祭りなんて言うのもあって、今年は10/13-14.関市の商店街を歩行者天国にして刃物業者のブースが多く並ぶんです。
もちろん、元気のある会社もたくさんあるので、まだまだ刃物の町関市は健在と言うことでよろしくです。

そんな刃物の町に住んでいるので、子供の頃からナイフはわりと身近にありました。先日、ある方とお話をしていてナイフの話になり、久しぶりに机の奥で眠っていたナイフを引っ張り出してみました。普段はレザーマン1個あれば何とかなるので、使わないものは仕舞ったままになってしまうんです。ちなみにレザーマンジャパンがあるのも関市なんですよ。

つり用だとか、キャンプ用だとか、なんだかんだでたまってしまった。

これが一番長く付き合ってるナイフ。Gサカイキャンピングナイフ。むかし、パリダカールの本にこのナイフが載っていたので直ぐに買いに行ったんです。20年も前の話。それからこのナイフはモンゴルやオーストラリア、モロッコなどの砂漠に何度も連れて行きました。廃盤かと思ったらまだ作っていた。そろそろ、新調しようっと。

Seki Japan って入っているでしょ。これがいいんですよ。地元愛みないなもんですかね。

これもそう。ナイフはアメリカのメーカーのスパイダルコなのにブレードにはSeki-city JAPAN.
このナイフはスパイダルコの試作品だったような気もするしよく分からない。

下のナイフはLakota Lil Hawkこれも関で作っていた。関のメーカーMOKIってところで作っていたみたいだけど今はどうなんだろう。このナイフなんて押入れの奥に無造作に置いてあったのを発見したんだけどね。気になって今調べたらebayで結構なお値段になってたらからびっくり。

CRKTって書いてあるナイフはマネークリップもかねてて、昔かっこつけてこれ持ってたらナイフが開いて、お金出そうとポケットに手を入れたらざっくり・・・ユーロ札が血で・・なんてこともありお蔵入り。

ハンドルに貝殻が付いたナイフ。HARAと言えば関市を代表するカスタムナイフ職人。これはマルボロアドベンチャーにいく時に友人がプレゼントしてくれた大事な宝物。傷だらけですけどね。もちろんブレードにはSEKI JAPANって入っています。

例えばライターのジッポ

MADE IN ZIPPO  USAって刻印がありますね。なんかいいじゃないですかコレ。やっぱり、誇りを持ってものを作るって言うのはこういうことではないのかなと。
だから、刃物の町関市で生産されるものはMADE IN SEKIと刻印されてきたんだと思う。最近では、生産はされていてもその刻印が少なくなってきていることに寂しさを感じますけどね。

バイクシートにSEKI JAPANとは入れないけれど、NOGUCHIというブランドがシートの世界でもっと浸透するように頑張りたいですね。バイクの世界で「あー関市か、聞いたことあるね、野口シートのある所・・・」・・・とはならないか。笑

MADE IN  KING OF SEAT    Japan   :-)