高周波ウエルダー

高周波ウエルダー機を、たまたま縁があって手に入れました。
2テーブルあって、それぞれが作業できます。

上と下に真鍮が付いています。下は真鍮のテーブルです。

ビニールとビニール、ビニールとウレタンなどをギューって挟んで、高周波によって素材同士が融合します。



溶けているのが分かるでしょうか。一旦くっついた素材同士は、その部分以外のところで材料破壊を起こして破れるくらい強く溶着されています。
しかし、高周波のかけ方で強度も変わりますね。
トラックの幌や倉庫などのテント。パスケースなど、高周波ウエルダーを使って製造された製品は思ったよりも身近にたくさんあります。
さて、当社では機械導入後、真鍮で当社のロゴ刻印を作ってビニールや革に刻印を押してキーホルダーにしたり、

ナイロンターポリンを溶着してドライバッグの製作をしたりしています。

それと、最近の市販車ではあまり見かけなくなりましたが、座面にウエルダーで模様がつけてあるシートはまだまだ多く見かけます。



これらはすべて、模様の金型を製作して1回で模様付けがされています。
とりあえず、イメージを作るためにフラットバーを使って色々やってみました。


まぁまぁ、これならシートの座面に使えそうです。
ここまでなら、いろんな業者さんがやっているのですが、せっかくやるのであれば乗り心地もと考えたくなります。
一般的なクッション材で溶着しても面白くありません。
少し前にある会社から提案を受けていた材料で試しております。
柔らかくてもっちりしていて、それでいて密度があるので底付きしにくい。などなど
これを使って、座り心地の良いカバーを考えていこうかと思います。
また追って報告しますね。
こんなもの作れないか?と言う内容の問い合わせもお待ちしております。