カラーサンプル

布やビニールレザーの見本帳はある程度その素材を知っていれば、サンプル帳に貼ってある小片で製作するクッションの風合いを想像することができる。
でも、初めての人だとなかなかそうはいかない。
なので、こんなサンプル。



当社で製作を依頼されている椅子の張り地見本をコースター程度のの大きさで中にスポンジを詰めて製作。
これなら手にとって肌でその質感もわかるし、色も完成品になった時のイメージを作りやすい。

DVD発売です

以前にも書きましたが、いよいよサックスプレーヤー粥川なつ紀さんの初DVDが3/16の発売です。
別にうちがDVDを売るわけではないのですがこの椅子のオーダーを受けたこともあり、何かの縁と言うことで宣伝させていただきますね。

1回目のロケは東京で行い2回目は粥川さんの地元岐阜と言うことになりました。
実はこのDVDの製作を請け負ったのが私の古くからの知り合いで、スムーズに撮影をこなすため手伝ってほしいと要請があり、撮影当日は当社の車に機材を積んで移動の運転手をやらせてもらいました。
撮影を通して見る岐阜の風景は普段見慣れて見過ごしていた風景とは違ってなかなかいいもんだなと改めて感じました。

撮影はCDプレーヤーで音を出しながらそれに合わせて演奏のふりをするのかと思っていたら、ちゃんと音を出しての撮影でした。実際にはその音は使わないんだろうけどその方が臨場感が出るんでしょうね。
見ててさすがと思ったんですけど、粥川さんの姿勢がいい!
まぁ当たり前ですかね。
撮影のプロ、演奏のプロ、プロの仕事は見てて気持ちいいですね。
職種は違えどとても勉強になる一日でした。
DVD第2弾が出るときも演奏用の椅子のオーダーお待ちしております。

リペア

最近知り合った業者の方のお話。
リペアサービスと言うお仕事で、うちの場合なら破れたソファーや椅子は張替となるが、リペアサービスは破れたところはふさぎ色褪せたところは塗装すると言うことみたいです。
バッグや靴などもできるそうです。
リペアで直らない椅子などの修理ができないかと言うことで当社に問い合わせて来られたわけです。
張り替えや新作しかしてこなかった当社がリペアに乗り出すと言うわけではないのですが、その技術にはとても興味があります。
椅子を直すよりも破れた物がどうリペアされるのか興味津々です。
ちょうどいい所に、着るには恥ずかしく捨てるには惜しい本革のコートがありました。


こんな感じにかぎ裂きしてます。50mmx50mm程度の大きさです。
ラムの薄い革で上手く直るかどうかわからないとのことでしたが、ダメもとでクレーム付けないからやってみてくださいと半ば無理やりお願いをしました。
そして帰ってきました。
こんな感じです。


全くわからないと言うわけではないけど、これなら着る事が出来ますね。
椅子は別として、革ツナギやブーツなど色々とできないものかと考え中です。

本革で遊ぶ

いつもはビニールレザーや布を扱う仕事なんだけど、試作や特注などで本革を扱うことも多々あります。
本革=高級 長持ち
ビニールレザー=安っぽい 寿命が短い
と言うことはありません。
何でもかんでも革革っ革って、革ならいいだろうという意見も聴くことがあるけどそうじゃないと思います。
使用する場所や内容によって一番適した素材を使うのが良いのです。
何をどこに使ったらいいのかということについては、あらためてお話しすることにします。
特に本革の場合、経年変化による表面の変化や使い込んでなじんできたときの愛着など人工皮革とは違った楽しみがありますね。ひび割れた人工皮革もけっこういい味出しますね。
さて
私が普段使用している手帳や名刺入れなどは、本革の加工の勉強も兼ねて自分で製作した。
単純に縫い合わせるだけではなく、コバを磨いたり塗装したり、革の裏側の起毛だったものをのりで固めて滑らかにしたりと細かな手間をかけて。



毎日手帳は持ち歩かない。
手帳を毎日持ち歩かないからペンも持ち歩かない。
メモをとる必要があるときに「手帳しか持ってこなかった」と言うこともしばしば。
なので、ちゃんとしたペンホルダーが付いたカバーが欲しかったんだけど、ペンホルダーが付いてはいるものの使いづらいものばかり。考えた挙句こんなところにセットしてみたわけです。
自分で言いますけど、けっこうかっこいいし使いやすいやん!と満足してます。

反対側には当社のマークを高周波ウエルダー機で焼印と言うか型押し。

名刺入れも同じ。
手帳とセットで持っていくことが多いから合わせてみた。
全て【N】の刻印付き。
単なる遊びの製作中から得ることは多いですね。 

チョークバッグ

ボルダリングって知ってますか?簡単に言えば大きな岩(石)登り。ザイルで確保したりしないので気軽にできるスポーツ。これが面白い。自然の石に向かうんだけどそこにはルールがあって、何でもいいからあがりゃーいい。ってわけではないんだ。そこには一定のルールがあって、基本となるルールやルートがあったりする。それがあるから競い合うこともできるし、自分に課題を与えることもできる。
で、贅沢なことに妻の実家がある地区には巨石がいっぱいあり、週末ともなると県内外からボルダリング好きが集まってきて、それぞれいろんな石にくっついてます。一人で黙々とやっている人、カップルでやってる人。グループでやってる人。それそれがそれぞれのスタイルでやってる。


こんな感じ。
これはちゃんと装備をして、基本からちゃんとやっている人たち。


一方こちらは見よう見まねだけど、とりあえずみんな敷いてるし落ちたら痛そうなので落下事故防止のマットを作って現場で遊ぶ気合いだけは十分な椅子屋家族たち。


こんなでかいのから様々なサイズが山の中にたくさんあるんです。
近所に「魚動」と言うクライミングスペースができてから、うちの社員が通うようになり、現在楽しくて仕方がないみたいです。僕も基本を教えてもらいたかったので3回ほど行った。
壁についたホールドには色分けしたテープが貼ってあり、同じテープの色のホールドを使って登りつめる。ただ何でもいいから掴んで登るんでは簡単すぎるもんな。しかし、初めてやると指先の皮が痛いのなんのって。


いずれにしてもシューズとチョークは絶対いるもんだね。まぁそんな事言っているレベルの者がいきなりあんな岩に取り付いては怪我しますわ。
そして、その魚動より注文を貰って製作したチョークバッグ。このサイズが一番使いやすいってことです。



ブラシホルダーもついてます。


バックルを外すと口元はマジックテープで閉まるようになってます。
こんな仕事も請け負っております。