ツーリング

一昨年くらいから週末の休みや大型連休は必ずバイクで出かけています。
20代の頃のように乗りたくて仕方がないレベルで乗ってます。自分としては「シートが良いから乗りたくなる」って勝手に思ってますけど、とにかくバイクで出かけるのが楽しくて仕方がないですね。

わりと休みが多い会社なので、すべての休みをバイクにというわけではないのですが、30代-40代の頃に比べると乗る頻度が比べ物にならないくらい多いです。
もともと落ち着きない性格ではあるのですが、休みに家でゴロゴロしてたことはほとんどなく、今のように頻繁に乗らなかったときは、休みでも会社に行ってこそこそ何かをやったりしてずっと仕事漬けな感じでした。
贅沢なことに現在の所有バイクは CT125 CRF450L R100RSとそれぞれ遊び方の違うバイクを所有しているので、その日の気分で遠くへ行ったり、山に行ったり、のんびりとことこ走ったりと楽しんでます。山で朝ごはんを作るというのを始めたのも多く乗るきっかけになったかもしれません。

思い付きで出かけるのでソロツーリングが多いです。

少し話はそれますが、ちなみにすべてのシートは「ダカールスペック」で、衝撃吸収材T-NETを入れて私のポジションに合うように形状変更して、カバーはすべてウルトラスエード(アルカンターラ)を使用しています。
特にこの季節、5-6時間乗りっぱなしだったり、炎天下にバイクを駐車しなければならないときなど、シートの温度は上昇するばかりです。
ウルトラスエードのカバーだと、ビニールレザーに比べて圧倒的に温度が低く、通気性があるためお尻が蒸れません。ビニールレザーに比べて高価なカバー素材ではありますが、一度使うとビニールレザーには戻れなくなります。

数年前までは、シートのテストということで半ば強制的に2日で1500キロ走ったり、衝撃吸収材T-NETを使って極端に薄いシートで走ったり、様々な悪い条件のシートから快適なシートのヒントを得ていました。
シート屋がバイクに乗ってなくて良いシートができるわけがないというのもあたのも確かですが、乗りたくてしかたがないという気持ちの変化が自分でも面白いのです。

以前にも書きましたが、自分のシートはどうすれば快適かという答えが見つかってからは、おそるおそるテストをしていた状態に比べて、変に構えずバイクに乗れるようになりました。
例えばR100RSを購入したのが今年の2月なのですが、既に5000kmを超える距離を走りました。先日のツーリングも12時間で530kmと距離も時間も長いのですが、全く苦痛を感じないのであちこち寄り道していると自然と時間も距離も伸びてしまいます。


景色の良い場所や神社仏閣、美味しい食べ物、今まで見たことがないものに興味は尽きないので、それらの興味を削がれるような苦痛を伴った旅はしたくないというのがノグチシートの基本コンセプトなのです。
ダカールラリーのシートも同じです。こっちは観光ではないのですが、勝つための集中力を保つための部品としてシートがあると私は考えています。
不快な居住空間から研ぎ澄まされた集中力は生まれないと思うので、限られたスペースの中で先進の素材と技術を使用してライダーが常に集中していられるクッション性を考えてシートを作っています。
ダカールラリーで優勝したシートにも一般のお客様にも同じ素材を使用しており、それが現在ダカールスペックシートとして、広くお客様に喜んでいただけています。

世界一過酷なダカールラリーでシートを試し、自分自身でも試して納得したシートが現在のノグチシートです。
これが完成形ではなく、加工技術や素材は常に新しいものを試して、少しずつですが進化しています。
先日ツーリング途中のパーキングで、ノグチシート装着のバイクを発見しました。ライダーのお話を聞くことはなかったのですが、たくさん荷物を積んで旅にでるバイクのシートにノグチシートが使われているのはとてもうれしいです。
もっとこうした光景が見られるように頑張っていきたいと思います。

 

 

 

相変わらず週末の山炊飯 

定期です。もはやライフワークになりつつある山炊飯。いつか飽きるだろうけど、飽きるまでは色々追求し続けようかなと思ってます。
最近では少し台数も増えて賑やかです。あまり大人数過ぎると色々大変なので5-6人が限度かなと思ってます。
最新モデルから旧車入り乱れて林道の新規開拓をしながらロケーションのいい場所で炊飯です。ライダーもベテランから今年からオフロード始めた人もいるので、とにかく楽しく爽やかに走ることが鉄則です。
ご飯を炊く、もしくはラーメンを作る。朝ごはんをみんなで食べると言う縛りがあるくらいで自由です。自由なので作るご飯も様々です。
普段料理しない男どもが、あーだこーだ言いながら作ります。
中にはご飯にスープの素だけ入れて炊くと言う、心無い炊飯をする人もいますが、それも自由です。
なぜ朝ごはんなのかというと、休みの日は時間を大切に使いたいので、朝早く集合して帰宅は12時。昼からはそれぞれ、仕事に行ったり、自分の時間だったり家族との時間だったりします。
だいたいこんな事をやりだすと終わりが近いのかもしれないのですが、メスティンでご飯を炊くよりもう少しときめくものはないのかと思っていたら、友人が自宅でこれを使って米を炊いて、炊き立て美味い―ってやっていたので直ぐに購入。
デイバッグに入れるには重いし大きいので、これを使うときはこのバイク。
箱があるとたくさん道具が積めます。
で、カブで行くよと言ったら、カブも持ってる友人らが集合。
カブの燃費の良さもあり、片道60kmの山の上まで行ってきました。
CT125 C100 C90と100cc前後のカブだと、そこそこのスピードで巡行できるのでストレスはありません。ダートに入るとバイクをいたわりながらの走行なので安全この上ない走行となります。
何回か参加してると、こうして見栄えのいい炊き込みご飯を作るようになってきます。
私の純和風釜めしは、水加減火加減をもう少し考える必要があります。


とにかく、こうして蓋を開ける瞬間がたまらないのです。
また報告します。

 

 

 

相変わらずメスティン炊飯やってます。

相変わらずメスティン炊飯やってます。
今年は雪が多くてバイクでたくさん走れないのが残念ですが、メスティン仲間も増えたので山などでご飯炊きながらワイワイやるだけでも楽しいです。
今年の正月、初めて君も交えて初炊飯。
この時はまだ歯が痛くて調子悪かったなぁ。
のり弁風ピラフ。
友人と時間が合わなかったり、思い付きでふらっと一人で河原で朝ごはん炊いたりもしてます。
炊けるまで本読んだり、ボー――っと川眺めたりといい時間です。
2/6。自宅付近は雪のかけらも見えないのですが、20kmほど北に行くだけで山の中はこんな感じです。
ギリギリ走れる雪量です。


トマトジュースで炊いてみたり、謎調味料入れてみたり、芯残りまくりの炊け具合だったり、やはり1合は多すぎるとか言っておきながら1合炊いておなか一杯過ぎたり、写真見た友人が「いい加減洋風やめて、たまには和風でアサリとかタコとかで和風ご飯もやってみて」と言われたので今度挑戦する。

そしてお昼には解散してそれぞれ仕事行ったり、家族と出かけたりと、一日がとても充実して心も体も健康になりそうです。

 

ラーツーと炊飯ツーリング

昨年から始めたラーメンツーリング。飽きずにまだやってます。


最初は、1人で山を走るついでに景色の良い山の上でラーメンを食べたら美味いだろうと、まぁ誰もが言う「外で作って食べるご飯は美味い的な」感じで始めたんだけど、最近では友人も参加して楽しくやってます。
毎回いろんなトッピングを持って行きます。生卵 煮卵 ゆで卵 ひき肉 生野菜 乾燥野菜 バター。より美味しくを追及して、全然シンプルじゃないです。
毎回作るラーメンの種類は変えています。なんとなく塩ラーメン率が高いです。
遠足のご飯の時間。と言っても、だいたいお昼には帰宅するので朝ご飯ツーリングとなります。
食べるロケーションはとても大事。
そして、注文していたハンターカブがやってきました。
後ろに箱をつけたら、色々持つ荷物を増やすことができて欲も出てきました。
なので、持ち物を増やしてメスティンでお米も炊いてみました。
この時は、部活終わりの高校生が食べる量になってしまい、しかも完食して倒れそうになりましたが、この時炊いたご飯が美味しくて、ご飯に魅力が移ってしまいました。
今のところハンターカブも楽しいので、荷物が沢山詰めるならと、ラーツーからご飯を炊いて食べる朝ご飯ツーリングが最近のブームです。
炊飯をするための、この3点セットで2500円くらいです。 燃料は3個100円の固形燃料。
これだけで、火にかけて30分待てば炊きたて御飯ができます。
ただ米のみを炊くのでは面白くないと、具材や調味料をあらかじめ家で入れておいて、現場についたら水を入れて火にかけるだけでピラフの出来上がり。
水の量は勘です。スープはインスタントです。
粉末スープのみで味付けをしたピラフ風ご飯。
これも上手くいきました。

実は今年の秋は山に行って、キノコを採って炊き込みご飯がしたいけれど、こればかりは知識が無いとバイクで事故する前に、キノコで大事故を起こしかねないので、楽しみはもう少し後に取っておきます。

 

 

快適なバイクシートについて毎日考えてます。

お尻が痛い、とにかく痛い、乗り始めて直ぐに痛くなる、痛くて乗ってられない!
「でもバイクに乗りたい!」
という相談をノグチシートだけではなく、全国のシート屋さんは受けてられると思います。

その解決方法はシート屋さんそれぞれの考えがあり、これが一番というものは無いと私は思っています。
が、やはりやるからにはシート屋で一番を目指して頑張っています。

自分にとっての快適なシートは作る自信があります。ツーリングに出かけたり、ラリーに参戦したときにお尻が痛くてライディングに集中できないとか、レースどころではないお尻の痛み、なんてのはごめんだからです。自分の好みがしっかり分かっているのと、体形と車格とシートのバランスをとることは自分のものであればほとんど間違いなく快適なものを作ることができます。
お客様に提案するシートの基本はこれです。自分が良かったものを提案することは一番大事なことだと思います。
だから時間さえあればバイクに乗ってシートについて考えています。

先日、お客様からこのようなメールをいただきました
”貴社から受領しましたシートで梅雨明け後2回(180kmと210km走行)程乗車しましたが、過去に貴社で張替えして頂きました2台のシートでは臀部の痛みはほとんど発生しなかったのですが、今回は以前よりシート表面が硬い感じがして張替え前の純正と比較してあまりコンフォート性に関しては大差がありませんでした。”

ご注文をいただいて加工をしましたが、良い結果が得られなかったことは残念なことではありますが、以前に加工させていただいた材料や加工方法と変わっており、また日々進化している加工方法や材料を取り入れて、私が現在一番良いと思うものをお客様にご提案しています。なので、昔の材料と加工方法はもう使うことがないので昔良かったのに今はダメという、このような結果になることも予測はできます。
「私が今一番良いと思うもの」がノグチシートの方針ですが、良いと思う基準は自ら長距離を乗り、競技に参加し、更には様々なライダーの意見をまとめた結果なので、こうした意見をいただいてしまうことは仕方がないことではありますが、ご満足いただけなかったという意見については今後のシートつくりの参考にさせていただきます。

参考までに、こういった意見もいただいております。
・・・始めは、このシートの固さで衝撃は・・・?と思いましたが
いつも、ガツンとくる衝撃を食らう道路でもかなりソフトになりました。
シート高さもちょうど良くスエードも滑らず、ガシッとして大変良い感じでした
・・・・

今年優勝したHRCのダカールマシンのシートも、一般のお客様のシートも材料から作り方まで中身は同じです。ダカールシートの場合は、プロライダーがミリ単位の形状オーダーを出して来て、カバーのグリップ力、ウレタンの硬度など、それはシビアな要求をされます。初めてシートをオーダーされる方に、それらすべてを決めてもらうのは難しいと思います。
なので、ノグチシートは快適なライディングの為に衝撃吸収材T-NETとオリジナルウレタンの組み合わせを提案しています。現在、これ以外には提案する快適な素材がないので、それを使用してシートの角度、幅、高さ、内股への干渉部分などの形状変更とカバー素材の選択を経て加工していきます。

快適なシートには、足つきが改善されただけでも良い場合もあるし、全てが衝撃吸収材T-NETの挿入だけではないですが、なぜそこまでノグチシートはオリジナル素材の衝撃吸収材T-NETを推すのか、これの効果について今回は説明したいと思います。
ここまで偉そうに語っておいて手描きのイラストですみません。
それと、これからの説明は私の独自解釈なので、医学的に間違ってるとか、それはノグチの感覚がおかしくないかと様々な意見があるかと思いますが、言われると凹みますので鼻で笑う程度にしてください。
さて、先ずこの絵。硬いシートに座った状態を表しています。先のブログでも書きましたが、正座して足が痛くなってしびれてくるあの状況に近いです。
体重とクッションの反発でお肉が潰れて荷重が座骨や尾骨に1点集中しています。
硬いクッションはシート上で動きが激しいレーサーなどでは有効ですが、長距離のシッティング姿勢が多いとなるとよほど硬めが好みの人ではない限りお尻にしびれや痛みが出てしまいます。
バイクに乗り始めた頃やシート改造を始めた頃、シートは硬いほうがいいという話を聞きました。この場合の硬いシートとは、跨った時に硬く感じて、長時間乗った時でも底付きしない程度の厚みと弾力を維持していると解釈しています。ここで書いた硬いシートとは、とにかく板のように硬いままのシートを指します。

これは乗った瞬間に柔らかいと感じるウレタンや低反発ウレタンに座った状態です。乗った瞬間はお尻を包む感じがして、その感触からなにか楽そうに感じて、そのまま一日痛みもなく走り続けられればOKなのですが、私の場合はこれらのウレタンやゲルを使用した場合、特に今の季節ウレタンやゲルは熱を持ちやすいのと、沈み込みが乗り始めから比べるとかなり深くなり、深くなった部分の反発だけ強いものになって硬いウレタンと同じように骨の部分の肉が圧迫されたり、場合によっては底付きして圧迫が強くなり、お尻が痛くなります。更に沈むことで周りの肉も圧迫されて痺れてきます。それと、柔らかいシートは運転中もフワフワして落ち着きがなく快適な走行には向かないと思います。

衝撃吸収材T-NETとオリジナルウレタンの組み合わせの場合、座った瞬間は硬く感じます。しかし、ライディング中のシート温度の上昇によって表面のウレタンは柔らかくなって沈みますが、その下に衝撃吸収材T-NETがあるため沈んだ圧力を分散し、10mmの厚みのT-NETですがウレタンのように潰れ切ってしまうことがありません。
また、T-NETはウレタンでサンドする方法を取っていますが、T-NETの底になる部分のウレタンは乗車して沈み込んできたT-NETに対して反発をしますが、その反発もT-NETが分散してくれます。
なので、絵に描いたようにお尻の肉が潰れない。わけではなく、多分潰れてはいるけれど潰れていない、そんな感覚に私はなります。低反発ウレタンのような包み込む感触はないけれど、お尻全面で支えてる感じです。
座った感触はウレタンが反発するばねのような感触はなく、硬い綿の座布団に座った感触。分厚いフェルトの上に座った感じ。沈まないけど体圧が分散されてる感じです。硬いけど全体が支えられているというのが重要だと思っています。
沈まないというのは結構重要で、特にアンコ盛りをした場合などは盛った分だけの効果は必ず欲しいのです。見た目の高さではなく乗った時の高さ。
これはダカールライダーからも同じ要望があり、10mm上げて欲しいと言われれば寸法上ウレタンを10mm上げるだけではなく、10mmの体感が必要なのです。
これを硬いだけのウレタンで作れば簡単なんですが、それでは硬くて乗ってられないシートになってしまう。結果として衝撃吸収材T-NETとの複合が今のところのベストとなるわけです。これがダカールスペックと呼んでいるウレタン構成です。

色々と述べましたが、まだまだシートには不満があります。不満が無いと進歩もありません。全ての皆様に快適なシートをと言いたいところですが、まだまだそこに至るにはどれだけかかるか分からないです。自己満足の押し付けではなく、きちんとしたデータと実績に基づいたシートのご提案が基本だと思っています。それが私が一番好きなシートとなるわけです。
「快適なシート」はシート屋にとって永遠のテーマなので、作って自分で乗っての繰り返しです。
来月にはいよいよハンターカブが納車されるので、既に製作してあるシートを試すのが楽しみです。
大型バイクとは違った何かが、自分で乗ることで色々見えてくるかと思います。とにかくいつでも新しい発見に飢えているのできりがありません。

シート改造をしたいなと考えているなら遠慮なく問い合わせください。
現状のシートの不満に対する改造プランを、お客様にご理解いただける言葉で提案させていただきます。