モンゴルの手乗りカンガルーと怪鳥

間違いない!
これだ!
やっと見つけたと言うか、たまたまWEBで見つけた。

トビネズミ(別名:砂漠のミッキーマウス)
もう5年も前の話になりますが、モンゴルでラリーのオフィシャルをしてきました。
夜通し走るジープのライトにそれは照らされました。
大きさは片手の平に乗るサイズで、二本足で立ち、両手を前で揃え、カンガルーのようにピョンピョン跳ねてジープの前を横切っていきました。そんなに小さいのに、そのあまりの可愛さに大きさや動きが頭に刻まれたのです。
レースが終了し、スタッフのみんなに「手乗りカンガルーを見た!!!」と興奮しながら言ったけど、「野口君、いくら徹夜続きだったとしてもだ、そんな幻覚観るようじゃまだまだだな」とも言われ、誰も信用してくれませんでした。
かわいい!
あの時見たまんまだ。
モンゴルには4回行ったけど、一度しか見ることはありませんでした。
母を訪ねて3千里のアメデオみたいにいつも肩に乗せたり、ポッケに入れて持ち歩きたいです。

それともうひとつ。
モンゴルで見た生き物で、これもいまだに信用してもらえない鳥がいます。
名前は分かっているんです。

「タス」
ジープを運転する現地人スタッフが、車内に「タス」の足をぶら下げていました。

これを見ても大きな鳥だとは分かるのですが、僕が見た「タス」は

嘘ではありません。
この大きさです。
軽自動車の背の高さと変わらなかったのです。
着ぐるみ着た人間がいるのかと思ったくらいでした。
いつかこれが本当だったと言うことを証明して・・・・
もうちょっと小さかったかな・・・

トヨタ車体 チームランドクルーザー  ファラオラリー用クッション

先日はトヨタ車体本社へ2010ファラオラリー用シートクッションを納品してきました。


当たり前の話なんですが、大きな会社です。
頻繁にトラックや人が行きかっています。
さて、ファラオラリーはエジプトのカイロ、ピラミッドの前をスタートして、南下しつつ広大な砂漠を走りぬけてループして帰ってくるレースです。


ダカールラリーの前哨戦ともいえるこのレースは多くのワークスマシンが参加し、ダカールへ向けての最終調整もかねながら戦いを繰り広げます。
チームランドクルーザーは新体制の下、史上初のクラス6連覇に向けて始動しました。

新しいドライバーの寺田さんは、私がモンゴルのオフィシャルをしていたときにお会いしている方でした。
厳しい社内選考で選ばれた新人ナビの田中さんは、現在ナビゲーションのトレーニングなどで毎日を忙しくされているそうです。同じ岐阜出身者としてがんばってほしいです。

三橋ドライバー以外は当社のクッションに始めて座るので、先ずは基本セッティングのパーツを渡して、ファラオで感触を確かめてもらい、ダカール用に改めて新作をします。
厚みやクッションの角度など、できるだけ多くの不満を(無いほうがいいのですが)持ち帰っていただき、それらを解決したベストなクッションをダカールで使用してもらいます。

一ヵ月後に始まるレースが楽しみです。

工具 

高校時代からバイクをいじり始めたので、かれこれ25年になります。
バイクを整備するには工具が必ず要るし、整備の内容によっては特殊な工具も必要になりますね。
バイクを整備し始めたころは車載工具から始めて、次第に増えていきました。

2番のドライバーで、3番のネジ頭をこじって駄目にしちゃったりと、そんな初歩的な所から工具の勉強をしていきました。

現在使っている工具の多くはFACOMです。
1992のオーストラリアンサファリに出場した時に、工具一式をサポートしていただきました。
今でも大事に使わせていただいております。
中でもラチェットの使い心地は最高ですね。振り角度が狭くて、狭い場所でも使いやすいし、なによりギヤのカチカチ音が細かくていいです。


反射テープが巻いてある物がありますが、これはラリー中などで、夜の荒野で整備をしているときに工具の紛失を防ぐためです。
工具はいくらあっても足りない感じです。
工具があることで、より深くメカの奥まで辿り着けて、今まで知らなかった世界が見えます・・・と言うと大げさですかね。

浅間火山耐久レース 優勝しました!

浅間火山耐久レースに出場してきました。
軽自動車、過給機なしのエンジンで、横転しても屋根がつぶれないようにロールバーを入れるなど、いくつかの規則に従って参加者は車を作ってきます。

優勝候補の車なんて、カーボンのアンダーガードにエンジンは・・。
素晴らしい車でした。
僕たちのチームは、ホンダ TODAY FFです。全くのノーマルです。
多くの車と言うか、僕ら以外はすべてスバル VIVIOの4WD。
今回の参加台数は11台。大学生のチームも二つほどありました。
5時間のうちドライバーは何度も交代していいので、1チーム7人と言うところもあれば、僕たちのチームのように3人と言うところもあります。
先ずはピットを作ります。

テントを張り、工具を設置して、ガソリンも用意。

雲が多くて、温度も上がらずレースには良い天気です。浅間山もこんな感じで見えていました。
レースの説明があり、スタートグリッドを決めるくじを引きました。
グリッドは3番。
狭いコースで、追い越しするポイントが少ないので、スタート後の団子状態から抜けるには3番手は好位置です。
スタート前には、コース確認のための練習走行ができます。
そこで、車の運転についてレクチャーをチームメイトの池町佳生の運転に同席してみました。
座席はないので、適当につかまる場所を探して転がらないようにします。

コースはこんな感じのダート路面です。
最初は整地されてフラットですが、やがて、デコボコになってきて走りにくくなります。
ちなみにこの直線の終わりで90km近くのスピードは出ます。
走りながら説明をしてもらいましたが、つかまるのに必死でなにもわからず・・。
まぁ、なんとかなるでしょう。
ちなみにこの車にもこれは付いています。

ダカールラリーと同スペックのクッションを装着したフルバケットシート。
やはり自分でもその感触は確かめたいし、長時間しかもダート路面での試験などはそんなにできるわけではないので、こうした機会は有効に使わなければいけません。
さて、スタートです。

スタートの混戦を抜け出してもらうために、第一ドライバーは経験豊富なに決定。

グリッドに車が並ぶと、緊張感が増してきますね。

スタート。

車の差やテクニックの差もありますが、狭いコースなので遅い車に行く手を阻まれると、せっかく抜かした車に追い付かれてなかなか差が開きません。
コースが荒れてくると、コーナーや直線の終わりなどのデコボコが大きくなります。
その部分に勢い良く突っ込むと、車の下回りやサスペンションに大きなダメージを与えるので、いたわる運転も必要です。
長丁場のレースなので昼食も作ります。
お弁当を買ってきて食べるのもいいのですが、みんなで食事作って食べるのもいいもんです。


ベーコンとフレッシュトマトとトマトジュースとで作ったソース。

当然美味いです。
3時間を過ぎたあたりから周りのピットも騒がしくなってきました。
壊れていくんです。もしくは壊してしまいます。

何台もピットでこんなことになっていました。
とにかく、下回りにダメージを受けるので、潜って見るよりこのように横倒しにしたほうが作業がしやすいようです。
この時点で、僕たちのチームは1位。しかし、2位は1周差で迫ってきている。3位は5周差。
1周にかかるタイムは80から90秒なので、トラブルは即順位の転落になります。
いたわって走ってはいたものの・・・

あぁぁぁぁぁーーーーーー(写真撮ってる場合じゃないのですか)
マフラーが!
全部外れて(折れて)しかも変な所に引っかかっている。
引っ張っても抜けないので、ジャッキアップして知恵の輪を解くように抜く。
時間にして5分程度。しかし、その間に2位もしくは3位に転落してしまった。
勢い良く追い上げれば、車が壊れてリタイヤにもなりかねないので慎重にかつ攻めの走りをする。

4時間を過ぎたあたりで、ライバル車にもトラブルが発生。
逆転をすることができて、そのままゴール。
優勝することができました。
五時間と言うと長そうな気もしますが、これがあっという間ですごく楽しかった。
スピードが出ないからとか、狭くて短いコースだからとかは関係ないですね。
僕にとっては十分すぎるほどのスピード感がありますし、車のコントロールの面白さも味わえます。
眼の前で横転する車、林に突っ込む車、接触事故など危険はありますが、予想できる危険に対しては準備ができますので、レースというものはその準備をもとにやっているのでそれほど危険ではありません。
しかも、走っているときは走ることだけ考えるので、頭のリフレッシュにもなりますね。


また出たいですね。

平谷トライアルの続き

友人がヘルメットにビデオカメラを付けて走りました。
私と同じように、トライアルバイクではなくオフロードバイクで出場しました。

3人とも、バイクウエアーの上にアロハを着て涼しさを演出してみましたが・・・
*動画の保存場所が小さいサーバーなので、処理が込み合う場合、多分同時に5人は無理と思います。
見られなかった場合は時間をおいてアクセスしてください。
先ずは、スタートから第一セクションに向かう道です。
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なさけない走りと言うか、モタモタぶりの私です。
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失敗集
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難行苦行の沢登り
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